バンダイ、「ネットカードダス」の新作「オーナーズホース」
5月26日にはカードがついに発売。記念イベントには宮澤佐江さんが登場
発売記念イベントには、ジョッキー姿の宮澤佐江さんも登場した |
株式会社バンダイは、オンラインカードゲーム「ネットカードダス」の新作「オーナーズホース」の新商品発表記念イベントをJRA 東京競馬場にて開催した。発表会にはカード事業部のゼネラルマネージャー・川田裕二氏をはじめ、事業開発チーム・サブリーダー・中村泰良氏、そしてイメージキャラクターでありテレビCMにも出演しているAKB48の宮澤佐江さんも出席した。
「ネットカードダス」は、実際にカードが販売されカードに記載されたシリアルコードを公式サイトに登録するか、2次元コードを携帯電話で読み込ませることでプレイできるオンラインカードゲーム。これまでに「ガンダムクロニクル バトライン」、「プロ野球 オーナーズリーグ」、「サイバーワン」と発売されてきた。「オーナーズホース」はそのシリーズ最新作となる。
登壇した川田氏は商品化にあたってJRA(日本中央競馬会)や馬主と相談し実名を使用したリアルなゲームに仕上げたと語った。競馬ファンからゲームのコアなファンまで幅広い層に楽しんでもらえるようなレースなど企画を盛り込んでいるという。
実際に開発を担当した中村氏は「出走馬とジョッキーを決めてレースに登録するだけ。競馬のゲームによくある配合などは必要ない。普段ゲームをしない人たちにプレイしてもらうために、シンプルで単純なゲームを目指している」とゲームの方向性について語った。
カード事業部のゼネラルマネージャー・川田裕二氏は「幅広い層にプレイして欲しい」と意気込みを語った | 事業開発チーム・サブリーダー・中村泰良氏。「配合など難しいことは必要ない。シンプルで単純なものを目指している」とゲームについて説明 |
ジョッキーカード。PC、携帯ゲームで実写を使ったゲームは初めてだという |
「オーナーズホース」は、現在走っている競走馬だけでなく、引退した競走馬や騎手など様々なカードを集め最強の馬主王を目指す。これらのカードは、実名・実写の騎手カードが採用されている。カードを購入し登録、入厩させると出走馬とジョッキーを決めてレースに登録するだけでゲームがスタート。また、自動的にあちこちのレースに出走し全国の馬主と競い合うよう設定もできる。
レースについては、競馬番組に沿ってレース名称やコース、風景を再現しており、全重賞レースを含む1年間のレーススケジュールが、ゲームでは1週間で進行する。年間レースごとに獲得した賞金総額で馬主ランキングが決定するので、その頂点を目指すことになる。競馬などに関する知識がなくとも手軽に楽しむ事ができるのがポイントとなっている。
カードがない場合でもレンタルカードと呼ばれるカードを使用し遊ぶことができるが、レンタルカードは能力や使用範囲が制限されているほか、一定期間が経過すると利用できなくなってしまう。あくまでもプレイの雰囲気を掴むためと考えた方がいいだろう。会員登録、ゲームのプレイ料金は無料となっている。
5月に発売されるカードラインナップは、競走馬114種(現役馬60種、引退馬54種)と騎手12種の全126種となっている。引退馬は発売されるごとに異なる6つのテーマに沿って選定され、第1弾の発売では「マイルの王者」、「桜の女王」、「ターフの名優」、「マル外の猛者」、「伝説の三冠馬」、「1998年の優駿」から選出されている。競走馬のカードは同じ馬のカードでも1枚1枚能力が異なる。さらに、競走馬カードと騎手カードをセットすることで馬の能力を引き上げることができる。馬と相性のいい騎手をセットしたり主戦騎手を入手し合わせるなど様々な戦略も考えられる。
ゲーム内ではほかのユーザーとフレンドになる機能が搭載されており、フレンドになると一緒にレースに出場することができる。また、友達同士で「馬主会」を組みチームを結成することで、ランキングやチームクエストなど共通の目標をもってゲームを進めることができる。
「オーナーズホース」は5月26日発売で、カード3枚1セットとなった「ブースターパック」が315円、カード2枚1セットの「自販機ブースター」が200円。さらにはカード1枚にお菓子のウエハースがセットになった「オーナーズホース ウエハース」も、105円で発売となる。
【発表会でのスライド】 | ||
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手軽さとリアルさを重視したゲームになっている。日頃ゲームをプレイしない人、女性や忙しいサラリーマンなど幅広い人にプレイしてもらえるよう、競馬ゲームではこれまで重要とされてきた血統や配合といった要素をばっさり切り取り、シンプルにレースに絞り込んでいる。また、実写を使用することでリアルさを強調。カードをコレクションできる楽しみも大切にしている |
イベント後半にジョッキー姿で登場した、イメージガールでありテレビCMを担当している宮澤さんは、イメージガールに決まったことについて「1月から番組を担当することで競馬に携わっていますが、短い期間でも競馬の奥深さや魅力に引き込まれています。レースに勝ったときのうれしさ、負けたときの悔しさもわかってきた。そんな中で今回のお話が決まって、嬉しい反面、もう(競馬の仕事をしても)いいのかなって思いました」とコメント。しかし、今回初めてグループを離れ1人でCMに出演することもあって嬉しさもひとしおのようだ。
競走馬の馬名を早口で言っていくというテレビCMについては、「滑舌が良くないので大変でした。成功しても秒数が足りなくてやり直したりもしましたし。それだけに達成感がありました」と振り返った。発表会では司会者の無茶振りで急遽このCMを再現することに。宮澤さんは「無茶振りですよ~」と困惑しながらも、1発で間違えることなくすべての馬名を言い切り会場から大きな拍手が巻き起こった。
すでにゲームもプレイしたという宮澤さんは、「映像が本当に綺麗で、動きとかすごく細かかったので本当にリアルだなと感じました」と感心したようだ。また、1週間で1年の年間レーススケジュールを体験できる点について「1週間でできちゃうので、ちょっと見逃したレースもすぐできますし、リベンジもすぐできるので、ずっと永遠にプレイできるゲームです」と止め時のないゲームだとアピールした。
宮澤さんは実はジョッキーカードに登場しており、キャンペーン期間中にコンビニなどで1,500円以上カードを購入した人にプレゼントされる。ジョッキーカードに収録されていることについて「名だたるジョッキーの皆さんに混じり収録されたことは、ゲームだからできることで、非常に光栄です」と感想を述べた。スペシャルなカードはこのほかにもマキバオーのカードなど用意されている。
さらに様々な企業とのコラボの一環として「ドリームレース」がいくつか企画され登場するが、その1つに「宮澤佐江杯」が実施されるという。このレースに優勝すると、ゲーム内で使える宮澤さんのサイン入りアバターパーツがもらえるという特典があるのだという。宮澤さんは「宮澤佐江(のジョッキーカード)を使って宮澤佐江杯を勝てればいいなと思います」と抱負を語った。
最後に宮澤さんはゲームについて「競馬初心者の方はもちろん勉強になると思いますし、競馬ファンの方もリアルに楽しめるゲームになっています。私と同世代の人や女性の方はなかなか競馬に踏み込めないと思いますが、このゲームを通してゲームの魅力を感じてもらえればと思います。それに、このゲームは20歳以下の子でもできますので、競馬に興味のある方は本物の競馬をやる前にこのゲームで楽しんでもらえればと思います」と締めくくった。
(C)BANDAI 2012
(2012年 5月 25日)