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「ファンタシースターオンライン2」ファンブリーフィング開催

惑星「リリーパ」、フィールド「砂漠」・「凍土」など新情報公開


5月3日 開催

会場:ベルサール秋葉原



 ベルサール秋葉原で開催されている「第5回 秋葉原PCゲームフェスタ」の初日となる5月3日、株式会社セガが2012年初夏にサービス開始予定のオンラインRPG「ファンタシースターオンライン2」(PSO2)のオフラインイベント、「ファンブリーフィング2nd」が開催された。

 このイベントには、「PSO2」プロデューサーの酒井智史氏と、ディレクターの木村裕也氏が登壇。先日行なわれたクローズドβテスト(CBT)の報告と、今後のサービスおよびアップデート計画が発表された。



■ CBTは不具合を出しつつも好調な数字。初夏のサービススケジュールに変更なし

プロデューサーの酒井智史氏

 まずはCBTの結果報告から。回線切断が頻発し、ピークタイムにはほとんどゲームにならない状況が発生していたことについて、「ネットワーク機器の不調が原因。スペック上は問題ないはずだったが、不具合があった」と酒井氏が説明した。この問題が解決したのが4月26日だったため、当初は28日で終了予定だったCBTを2日間延長して30日まで実施された。

 プレイが困難な状況が長く続いたのは残念だったが、テスターの参加状況はかなり良好で、テスター当選者の参加率は約70%に達した。同時接続数は最大で23,500人だったが、これは不具合のために頭打ちとなっていた数字だという。ただ、公式サイトも繋がりにくくなったため、ユーザーによる不具合報告も思ったほど集まらず、開発もネットワークの不具合対処に追われてしまった点を反省していた。

 今後のスケジュールについては、若干のスケジュール変更はあるとしながらも、2012年初夏の正式サービス開始の予定は変更しないとした。なお、オープンβテスト(OBT)の前に、ネットワークの不具合が再発しないかどうかを確かめるテストを行なう予定だとしている。ただし、これは短期間での実施となり、問題がなければOBTから正式サービスまで間を空けずに進め、予定通りに初夏にはサービスインしたいという。


同時接続数が23,500人、1日の平均ログイン人数が63,000人と、不具合を出しながらも好調な数字を記録 サービススケジュールは初夏で変更なし。ただしOBT前に1度ネットワーク検証テストが行なわれる予定



■ 砂漠の惑星「リリーパ」など正式サービスに向けての新要素を公開

新惑星「リリーパ」は砂漠の星

 サービススケジュールはまだ明確にはされなかったものの、今後のアップデート内容については多くの情報が公開された。

 発表の目玉となるのは、次回テストで実装される第3の惑星「リリーパ」の追加だ。ここには新フィールド「砂漠」が用意されている。「リリーパ」はダーカーに滅ぼされてしまった星で、「砂漠」にもダーカーが闊歩している。さらに「リリーパ」には、元の文明によって作られた「機甲種」というロボットが現われる。「機甲種」はダーカーとの戦いを続けているが、アークスにも襲い掛かってくる。


【リリーパ】
「砂漠」のフィールドは旧文明の建築物も残り、荒廃した雰囲気が漂う
「機甲種」のエネミーたち。ロボットらしい動きや、機械的なギミックも見られる
ボスダーカー「グワナーダ」。砂にちなんだアリジゴクのようなエネミー

 さらに次回テスト以降に実装予定の新要素についても発表された。レベルキャップはOBTではLv30、正式サービスではLv40と順次引き上げられる。またCBTよりも難易度が上がったハードモードも追加される。

 ストーリークエストは順次追加される予定で、今後もさまざまなキャラクターが登場する。「リリーパ」に住む小動物のような外見の「リリーパ族」や、ダーカーの侵略を受ける「龍族」との対立や和解の物語も展開されるという。このほかNPCから受けられる「クライアントオーダー」も数倍の数に増えるとしている。


【ストーリークエスト】
「リリーパ族」や「龍族」もストーリーに関わってくる。有名な声優陣が参加しているところも注目点だ

 続いて正式サービス以降の新要素として、「タイムアタッククエスト」が実装される。クエストの達成時間を競うもので、ランキングも用意される。また新フィールドとして、ナベリウスに「凍土」が登場。さらにエネミーウェポンを含む新アイテムや、マグの第3形態、ACスクラッチで入手できるコスチュームと髪形も追加される。正式サービス後も、毎月1回程度のペースでアップデートし、フィールドやアイテムなどを含む新要素を追加したいとしている。


【正式サービス以降の新要素】
新フィールド「凍土」を始め、多数の新要素が準備されている

 ビジネスモデルについては、以前発表されたとおり、基本無料のアイテム課金制で、武器は有料アイテムとして提供しないという方針に変更はないという。ただ大半のプレーヤーについては、月額課金の形に近い「プレミアムセット」で満足してもらえるだろうと述べた。コスチューム等の有料アイテムを他のプレーヤーと取引できるかどうかについては、特に制限をかけるつもりはないとしている。

 なお有料通貨「AC(アークスキャッシュ)」は、1ACが1円相当になる。ただしCBT時のACスクラッチ等の金額はあくまでテスト用のもので、正式サービス時には変更されるという。




■ シンボルアートやシップ間移動などユーザーの質問に回答

酒井氏と木村氏が来場者の質問に答えた

 イベントでは先の発表に続いて第2部として、酒井氏と木村氏、ゲームメディアの代表者をゲストに招いて、来場者の質問に答えるコーナーが用意された。事前に集められた質問の中から、声の多かったものなど4つが選ばれ、それぞれに酒井氏と木村氏が答えていった。

 1つ目は、「シンボルアートをゲーム外で作れるようにならないか」というもの。キャラクタークリエイトと同様に別途作成ツールが欲しいという声だ。この点にはCBTでも多くの意見が寄せられているそうで、木村氏は「別途用意はしないつもりだが、これだけ声が上がるなら考えなければ」と語った。

 CBTのデータは全て削除されることになっているにも関わらず、力作のシンボルアートが見られたことには開発も驚いているそうで、現在はシンボルアートなど一部のデータに限って今後のテストに引き継げるよう検討しているという。またいずれはシンボルアートのコンテストも行ないたいとした。

 2つ目は、「シップ間のキャラクター移動はできないのか」という質問で、これに対しては酒井氏が説明。「プレーヤーのデータをサーバーに持っていると、データベースへの書き込みが発生し、それがある程度のボリュームになるとラグが酷くなる。ある程度の人数に絞っておかないとゲームが成り立たないのでシップを分けている」とした。

 ただそれでも、開発ではシップの移動方法を検討しており、研究中だという。木村氏は、「いつでもすぐ移動できるわけではないが、他のMMOのサーバー移動ほど敷居が高くならないよう、ある程度の制限を設けつつも移動できるようにはしたい。課金するかどうかは別途検討する」と答えた。

 3つ目は「胸の揺れのON/OFFできるようにならないか」という質問。来場者から拍手も挙がった質問だが、「揺れなくしたいということなら、その予定はない」という。ただ開発中のコスチュームには、胸やお尻を意識したデザインの衣装がたくさん作られている(そういうものばかりではない、とも付け加えつつ)ので、そこに期待してほしいという答えだった。

 4つ目は「武器の種類の追加予定は?」。現行では8種類の武器があるが、過去のシリーズにはそれ以外のものもあった。これについては今後も増やしていくとし、「ナックル」を実装すると具体的な名前も挙げた。さらに来場者に向けて欲しいものを尋ねると、「ダブルセイバー」を求める声が多く上がったことから、木村氏が「それは入れましょう」と答えた。これ以外にも追加予定の武器がまだあるそうだ。




■ 新フィールド「砂漠」を酒井氏らがデモプレイ

 質問コーナーに続いては、酒井氏を含む4人が今後実装予定の「砂漠」のデモプレイを行なった。フィールドは名前の通り、黄色っぽい砂の色が目立つが、その中にはビルなどの建築物の残骸があり、意外と起伏に富んだマップになっている。

 エネミーは基本的にダーカーが現われ、エマージェンシートライアルで「機甲種」が登場するという、他のフィールドとは逆転したような構図になっている。「機甲種」は見た目どおり雷属性が弱点。また内部にある青いコアのような部分も弱点になっている。射撃での攻撃を仕掛けてくるタイプが多いので、射撃防御が重要になるという。中には攻撃を受けるとパーツが分離し、バラバラになった状態から攻撃してくるという、ユニークなものも登場する。

 またアリジゴクをイメージしたボスダーカー「グワナーダ」も登場。砂の地面に潜っては出てくるという動きに加え、何本もの触手を地面から突き上げて攻撃してくる。さらにプレーヤーを吸い込んで食べてしまうこともある。触手を攻撃して先に倒してから本体にかかるといった戦術や、仲間とのチームワークも求められる相手になりそうだ。


【「砂漠」デモプレイ】
「砂漠」はサボテンが生えていたりと原始的な風景もあるが、それとは対照的な人工物も多く残っている
「グワナーダ」は本体もさることながら、地面から突き上げてくる触手がかなり強力。触手は数が多く逃げ道も見つけづらいので、味方との連携が重要になりそう。デモプレイは酒井氏が真っ先にやられてしまったところで終了

 デモプレイの後、さらに新たな映像が公開された。おそらく「機甲種」と思われる複数のエネミーが次々とテレポートしたり、巨大なロボットのようなボスエネミーが人型から戦車へと変形したりと、面白いギミックが多数見られる内容だった。これは今後のテストやサービスに向け、まだまだ多くのコンテンツを仕込んでいるという開発のメッセージでもあるだろう。


【新映像】
会場限定で公開されたムービーでは、巨大な人型ロボットのようなボスが印象的。しかも途中で戦車のようなフォルムに変形して、銃弾を撒き散らすシーンもあった

 最後に開発のおふたりが来場者に向けて挨拶した。木村氏は、「CBTでいただいたご意見を吟味し、次回テストまでに実装する内容を精査しています。すぐ対応できないものも正式サービス後のアップデートでの対応を検討しています。楽しく遊べるのはもちろん、より快適に遊べるサービスにできるよう頑張ります」とコメントした。

 酒井氏は、「オンラインゲームは正式サービス後が本番。定期的にアップデートしていきますし、ご要望を取り入れながらより楽しい世界にしていきます。PS Vitaやスマートフォンでも新しく変わっていく世界にしていきます。この夢に長い間お付き合いください」と述べた。


(C)SEGA

(2012年 5月 3日)

[Reported by 石田賀津男]