「GeForce GTX 690」を高々と記者陣に公開したフアン氏

　米NVIDIAは、中国上海で開催されている「GeForce LAN / NVIDIAゲームフェスティバル（NGF）」において、同社のCEOを務めるジェンスン・フアン氏がキーノートスピーチを行ない、GeForceの新製品を発表した。これは以前から同社ページなどで告知されていたもので、ついにそのベールを脱いだことになる。

　フアン氏はNGFのPCゲームに対するコミットメントを行なう旨を発表すると共にPCゲーマーにめけての各種内容を発表。中でもゲーム向けのクラウドサービス「GeForce Experience」で、PCでゲームをプレイする時に各種GPUの設定などを自動的に行なうなどのサービスを明らかにした。また発表会の半ばではCrytekのCevat Yerli氏が最新の技術を披露すると共に、全く新しいIPとなる新作「WARFACE」の映像を上映すると共に、「Crysis 3」のプレイ映像を含めた最新ムービーも公開した。

　そして講演のラストにフアン氏が“サプライズ”として発表したのが新製品「GeForce GTX 690」だ。KeplerコアのGPUを2機搭載し、センターには強力なファンを実装し効率的なエアフローを実現。外装にはアルミフレームを使用すると共にファンの部分のフレームはマグネシウムを採用している。同社によれば静音性も素晴らしく、KeplerコアのGPUを2機搭載しているにもかかわらず、「GeForce GTX 680」1枚と変わらないという。

【「GeForce GTX 690」基本性能】

CUDA Cores：3072
Base Clock：915MHz
Boost Clock：1,019MHz
Memory Configuration：4GB/512bit GDDR5
Memory Speed：6.0Gbps
Power Connectors：8-pin＋8-pin
TDP：300W
Outputs：3×DL-DVI
Mini-DisplayPort：1.2
Bus Interface：PCI Express 3.0

　なお、同発表会を含め、NGFについての詳細を現地リポートにてお伝えしていく。

「NGF」のフアン氏のキーノートスピーチにおいて発表された「GeForce GTX 690」