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「Xbox 360 感謝祭 in AKIBA」Kinectタイトルレポート
XLAタイトルに国産の「Diabolical Pitch」と「Crimson Dragon」が登場!


2月26開催

場所:ベルサール秋葉原



 日本マイクロソフト株式会社は2月26日、ベルサール秋葉原にて「Xbox 360 感謝祭 in AKIBA」を開催した。このイベントでは、Xbox 360でプレイ可能なカプコンの新作タイトルや、Kinect専用タイトルが多数出展された。本稿では、Kinect専用タイトルをレポートしていきたい。

 Kinect専用タイトルとしては、先日先行体験レポートを行なった「Kinect スター・ウォーズ」、「Kinect ラッシュ: ディズニー/ピクサー アドベンチャー」に加え、グラスホッパー・マニファクチュアが開発する「Diabolical Pitch(ディアボリカルピッチ)」、グランディングとランド・ホーが開発する「Crimson Dragon」という、日本メーカー開発のタイトルも出展された。この2本は開発者が登場するステージイベントも開催され、開発者自身から作品の魅力が語られた。今回はこの2本のタイトルを中心に紹介していきたい。

【「Diabolical Pitch」プロモーションムービー】

作品の雰囲気が伝わるムービー。協力プレイも紹介されている

■ 黄金の腕で、悪夢の遊園地を戦い抜け「Diabolical Pitch」

エグゼクティブ プロデューサーを務めるグラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏
敵に向かってボールを投げつける。来場者はノリノリだった

 「Diabolical Pitch」はグラスホッパー・マニファクチュアのセンス溢れるKinect専用“ピッチングアクションゲーム”だ。プレーヤーは大リーグで活躍した元剛腕ピッチャーしかし、彼はその腕を壊してしまう。彼はもう一度その腕を取り戻すために廃墟と化した夜の遊園地に挑む。そこで戦うことで、失われた腕が戻るというのだ。

 「Diabolical Pitch」では、廃墟となった遊園地を舞台に物語が展開する。プレーヤーの前に立ちはだかるのは、古びて、血を流しているような、恐ろしげな姿をしたマスコットキャラクター。彼らは群れをなしてプレーヤーに襲いかかってくる。プレーヤーは利き腕が光り輝く何かのパワーが溢れるものに変わっており、その腕から投げるボールで敵を倒していく。攻撃方法は“ピッチング”である。手を振り上げ、ボールを投げるように振り下ろすことで、画面内のキャラクターが、敵にボールを投げつけ倒していくのだ。

 一定数敵を倒すとゲージが溜まり「魔球」を放つことが可能になる。魔球は複数あり、発動のポーズが異なる。試遊台では両手を上に上げることで宙に浮かび上がり、振り下ろすことで爆発が広がる「ファイアーボール」と、両手を振りかぶることで複数の目標を攻撃できる「サンダーボール」が使えた。この他にも様々なアクションがある。敵がエネルギー波を放ってきたら、両手を前に突き出すことでキャッチができる。また、回転ノコギリを飛ばしてくることもあり、この場合はしゃがむかジャンプすることで回避できる。

 また、左腕はマーカーを出すことができ、これによりロックオンが可能になる。通常、照準はオートだが、左手のロックオンを使うことで任意の敵を狙ったり、ヘッドショットをすることもできる。近くの敵は足を伸ばして蹴り飛ばすことも可能だ。そして、本作は2人並ぶことで協力プレイもできる。片方がダメージを受けて倒れてしまった場合、もう片方のプレーヤーが自分の体力を分け与えることで、復活可能だ。この時のアクションが特にユニークだ。片方ががっくり膝をついてうなだれ、もう片方が手を伸ばし助け起こすポーズを取るのである。さらに両方がゲージが溜まってるときは、2人で手を伸ばし、輪を作って前方に押し出すと、強力な必殺技が放てる。

 「Diabolical Pitch」は、会場に試遊台が用意され、自由にプレイすることができた。試遊台はわずか1台のみで、直接プレイすることはできず、後ろから見ているだけだったが、とにかく試遊している人達がノリノリだったのが印象的だった。敵に向かってボールを投げつけ、敵の攻撃が来ると両手を前に出して受け止める。左腕で狙いをつける人、右手だけで投げまくる人。必殺技に頼りがちな人と、様々な人がいた。ステージもメリーゴーラウンドや、ロケット型の乗り物に乗って突っ込んでくるものなどがあった。巨大なぬいぐるみのボスなども登場する。遊園地は本来明るい雰囲気の場所なのに、不気味なものになっているギャップが面白かった。

 イベントでは、エグゼクティブ プロデューサーを務めるグラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏が本作の想いを語った。最初に須田氏は「是非本作の名前を覚えていって欲しい。『Diabolical Pitch』です。もしくは『魔球 D』でも構いません」と、即興で本作の愛称を「魔球 D」に決定し、その名前を連呼していた。本作の説明そのものは、プロデューサーの石川周志氏が行なったのだが、須田氏は頻繁に突っ込みを入れ、「プレーヤーはワールドシリーズ7年生で、右肩を壊してしまった。その腕を取り返すために、夢のワンダーランドにいくんです」など、設定への強いこだわりを見せた。

 デモプレイはディレクターの方野裕行氏と、レベルデザイナーの齋藤裕也氏によって行なわれた。試遊台にない要素として必殺技の「ライナーボール」を披露。バットを構える操作をすると、黄金のバットが現われ、バッティングのポーズを取ることで、千本ノックのような、すごいスピードでボールを打ち、敵を撃退できる。さらに片方が倒れるのを助けたり、協力して必殺技を出したり、2人プレイならではの要素を紹介した。石川氏は「色々な野球漫画からも要素を取り入れてます。野球をフューチャーした動きを取り入れてますので、楽しんでください」と語った。また、ゲームプレイをしていくことで「野球カード」を購入できること。野球カードがあるとキャラクターを成長させることができることが明らかになった。

 最後に須田氏は会場のファンに向かって、もう一度「Diabolical Pitch」もしくは「魔球 D」を覚えていって欲しい、とタイトルをアピールした後、「僕は2,000MSP(約3,000円)以下でサービスできれば良いと希望しています。お手軽に入手できるようにしたい。できるだけ早くお届けできるように調整していきます。来週のサンフランシスコのマイクロソフトのショウケースでも出展されます。この作品がヒットして、『Diabolical Pitch in 豊○園』みたいな続編を作ってみたいと思ってます」と語った。


【Diabolical Pitch】
ゲームの説明を行なったグラスホッパー・マニファクチュアの本作のプロデューサーの石川周志氏。中央はデモプレイを行なうディレクターの方野裕行氏(右)と、レベルデザイナーの齋藤裕也氏
左上は敵の攻撃を受け止めるところ。陰惨な画面と野球の取り合わせが面白い
【スクリーンショット】
メニュー画面や、過去のストーリー
こちらは必殺技。漫画チックな派手さがある


■ ドラゴンのいる惑星で、生き残りを賭けて戦う「Crimson Dragon」

「Crimson Dragon」のディレクターを務めるグランディングの二木幸生氏
体をのけぞらせると、ドラゴンは上昇する

 「Crimson Dragon」はこれまでは「Project Draco (仮称)」という名前で開発を進めていた3Dシューティング。Xbox Liveアーケードでの配信が決定しており、2012年配信開始予定で、価格は未定。本作のディレクターのグランディングの二木幸生氏は、かゆてセガサターンなどで発売された「パンツァードラグーン」シリーズのディレクターを務めた人物だ。

 「Crimson Dragon」に登場するドラゴンは、従来のファンタジー作品に登場するドラゴンとは異なり、外骨格の生物のような独特な雰囲気を持っている。プレーヤーはドラゴンに乗る「ドラゴンライダー」となって、戦っていく。この世界観や3Dシューティングというジャンルなど、「パンツァードラグーン」シリーズと共通する点が多く、「パンツァードラグーン」のファンならば注目必至の作品となっている。今回、初のプレイアブル出展と言うこともあり、会場で1、2を争う注目タイトルとなっていた。

 「Crimson Dragon」では、ドラゴンが住む惑星に移住した人類の物語が語られていく。この星には様々なドラゴンが棲息し、人類は一部のドラゴンと共存しながら、他のドラゴンから身を守りつつ暮らしている。プレーヤーは新米ドラゴンライダー。先輩から指導を受けながらドラゴンと共に戦っていく。彼の冒険は惑星の秘密にまで迫っていくという。

 今回はチュートリアルと、峡谷から密林へ繋がっていくステージをプレイすることができた。チュートリアルは海の上に白い柱が立ち上る地域が舞台となる。プレーヤーはKinectセンサーの前に立ち全身でドラゴンや武器を操作する。ドラゴンは上半身を右に傾ければ右に、左に傾ければ左に動く。後ろに仰け反れば上昇、前屈みになれば下降する。ドラゴンのメインの武器は「ロックオンレーザー」だ。右手を前に突き出すとマーカーが現われ、これを敵に合わせるとロックオンしていく。ロックオンは複数可能で、ロックオンしてから、手を前方に振り下ろすとレーザーが発射される。

 サブウェポンはバルカンのような連射可能の武器で、左手を前に突き出すとマーカーが現われ、マーカーのある場所に連射する。威力は高いが「エネルギーゲージ」を使用する。まためまぐるしく動く敵には当てにくい一面もある。今回の場合は、特に海の上に浮かぶ敵の“巣”を破壊するのに効果的だった。エネルギーは敵を倒すと得ることができる。さらにエネルギーを消費するが、両手を上げて下ろすことで必殺技が使える。一定時間画面内の敵に自動ロックオンし、強力な攻撃を加えるというものだった。

 体験バージョンでは海の上で巣から飛び立つ敵と戦い基本操作を覚えてから、峡谷、密林へと進んでいく。密林では薄暗い林の中を、四方八方から敵が高速で襲いかかってくる。右手を振って敵をロックオンし倒していくのは楽しかった。堅い敵は弾も撃ってきて、体を動かしてかわす必要があった。密林では体をのけぞらせることで、林の上に出ることもできる。一気に視界が開ける感じなど、「空を飛ぶ楽しさ」が感じられて、気持ちよかった。

 筆者はセガサターンの「パンツァードラグーン」シリーズをプレイしているが、特にロックオンの感覚やレーザーの射撃の感覚が本作と「パンツァードラグーン」シリーズにそっくりで、かつてのプレイを思い出した。「パンツァードラグーン」シリーズでは敵の居場所に合わせて視点を変える必要があったが、本作は視点変更も自動なため、より間口が広く感じた。

 「Crimson Dragon」はステージイベントで、詳しい情報が公開された。登壇した二木氏は、本作の様々な特徴を語った。プレイヤーが操作可能なドラゴンは6種類存在し、今回体験できたのは最もノーマルな「ブラッドスキン」の他、機動力防御力に秀でたタイプ、最後が多彩なスキルが使えるタイプなどがある。さらにステージ中で得られた材料を餌にしてドラゴンに与えることで、スキルを覚えたり、体色などの外見が変わっていく。

 ステージでは本作のプロデューサーを務める日本マイクロソフトの丹家敏晴氏のデモプレイが行なわれた。ゲームはキャンプ画面からメニューを選び、各ステージへ出撃する。今回選ばれたのは、ステージは体験できた海の上だが、敵がパワーアップしており、チュートリアルとは違った激しい戦いが展開した。巣を壊すためにショットを切り替えたり、高速で飛行し、アイテムを取るシーンもあった。ステージの合間ごとに評価画面が現われる。丹家氏はかなりやりこんでいるようで、評価SかAでクリアしていた。ステージは何度もプレイ可能で、やり込むことでどんどん評価が上げることができるという。

 餌はキャンプ画面で渡すことができ、一定確率でドラゴンにスキルを覚えさせる。スキルの強さも変化するようだ。体色や姿を変える餌もあるとのこと。またオンラインによるマルチプレイもアナウンスされた。本作はXbox Liveを通じて最大3人でのオンラインの協力プレイが可能だという。体色や特性などはプレーヤーによって変わっていく。個性的なドラゴンに育て上げ、他のプレーヤーと協力していってもらいたいと二木氏は語った。


【Crimson Dragon】
本作のプロデューサーを務める日本マイクロソフトの丹家敏晴氏。中央は防御の強いドラゴン。右は技の多彩なドラゴン
ステージセレクトと、デモプレイ。右はエサをあげて成長させたところ
試遊台での画面。峡谷からジャングルへ。ジャングルでは、上に出ることも可能
【スクリーンショット】
基本のドラゴン「ブラッドスキン」のイラスト。基本のメニュー画面と、餌の選択
チュートリアルもある海の上のステージ
ジャングルと、ボス。右は主人公を襲う巨大ドラゴン


■ 秋葉原の来場者には、新ステージを出展した「Kinect スター・ウォーズ」が人気

ジェダイのイメージが強烈すぎたのか、「Kinect ラッシュ: ディズニー/ピクサー アドベンチャー」をプレイした人は少数だった

 「Kinect スター・ウォーズ」、「Kinect ラッシュ: ディズニー/ピクサー アドベンチャー」は1台の試遊台で、両タイトルを出展していた。プレイする前にどちらのタイトルをやりたいのか聞くのだが、ほとんどの人が「Kinect スター・ウォーズ」を希望していた。ライトセーバーで敵を倒す派手さと、秋葉原という土地柄もあったかもしれない。年配の人から小さな子まで、夢中になってライトセーバーを振っていた。考えてみれば、1台の試遊台だったからこうなってしまったのだと思う。「Kinect ラッシュ: ディズニー/ピクサー アドベンチャー」があまりアピールできなかったのは残念だ。

 「Kinect スター・ウォーズ」では、「ジェダイ デスティニー『ダークサイドの台頭』」のモードが楽しめたのだが、これまで出展されていなかった新ステージがプレイできた。プレーヤーは頭に尻尾のような突起を持つ「トワイレック」のジェダイで、は虫類型エイリアンとドロイドから、星を守るために戦っている。難易度は高いようで、敵のレーザーはライトセーバーを振り回して防御しなくてはならないし、頻繁にジャンプして、敵の後ろに回り込まないと倒されてしまった。

 今回のステージでは、3人のジェダイで戦い、先輩風のジェダイが、まずお手本をやって見せて、それから従うという感じだった。敵の大軍を相手に奮戦したり、敵の攻撃艇に飛び移ったり、ジェダイの騎士ならではの活躍ができるのが楽しかった。ドロイド軍の巨大な戦車と戦う場合は、ジャンプで戦車に飛び乗り、砲台をたたき切ってから、戦車の中にライトセーバーをネジ入れるという、新しいアクションもあった。

 この他にも、仲間を下敷きにしてしまった巨木を持ち上げたり、飛んでくるミサイルをフォースで曲げたりといったアクションがあった。以前プレイできたステージとの繋がりも気になる。早くプレイしたいと感じさせられた。

【Kinect スター・ウォーズ】
多くの敵をものともせずに進む。ジェダイの強さが伝わってくる

(2012年 2月 26日)

[Reported by 勝田哲也]