「AOU2012 アミューズメント・エキスポ」における株式会社バンダイナムコゲームスのブースは、バラエティ色豊かな新作を投入。順次レポートしていこう。

● 「鉄拳アンリミテッド（仮称）」

　「鉄拳タッグトーナメント2」をさらに進化させたのがこの「鉄拳アンリミテッド（仮称）」（2012年春稼動開始）。進化したポイントはいくつかあるが、まずは1キャラクターで戦う「ソロ」と、タッグの2つが楽しめるようになること。結果、「1VS1」、「1VS2」、「2VS2」、「ペアプレイ（2VS2で1キャラずつ4人でプレイする）」と4通りのプレイ方法が選択できるようになっている。

　「1VS2」ではソロ側の体力は増加するなどの対応がなされる。ほかにも、全キャラクターに技調整が入ることが明らかにされている。タッグでは2キャラを扱えない、という人も、これなら1キャラを使いこなせていれば戦いやすくなる。

● データカードダス「百獣大戦 グレートアニマルカイザー」

　「データカードダス」シリーズに21.5インチ液晶、ICカードリーダーを2カ所に搭載した新型筐体が登場する。その第1弾タイトルとなるのが7月下旬稼動開始となる「百獣大戦 グレートアニマルカイザー」（1プレイ[対CPU対戦]1枚100円、2プレイ[2人対戦]1枚100円）。

　「ライオン」、「ゾウ」、「トラ」などの動物、「ワシ」、「コンドル」などの鳥、「サメ」「エイ」などの海の生物が登場し、ユニークで迫力のあるバトルを楽しむのが本シリーズの特徴。カードは主人公キャラクターとして闘う「ファイターカード」、様々な技で主人公をサポートするキャラクターの「フレンドカード」、天変地異などの大技を繰り出す「ミラクルカード」の3タイプ。「グレートアニマルカイザー」からはタッグバトルとなる。

　「ファイターカード」と「フレンドカード」の組み合わせの相性によって特殊な必殺技が発動したり、「フレンドカード」の個性的な能力でのサポートなど、最も相性の良い組み合わせを探す楽しさと、別売のICカード（525円）を使用して戦績を記録することにより、プレイするごとに経験値が加わり、アニマルを強くしていくことができる。

　また、スマートフォンアプリとの連動企画も予定（時期未定）。スマートフォンアプリゲームをプレイし、収集したアイテムや経験値を転送して、筐体でのプレイ時にサポートすることができるようになるとのこと。親子でプレイし、お父さんが通勤中などにアプリでお子さんのためにアイテムや経験値を稼ぐという親子タッグが実現しそうだ。

　残念ながら本作は筐体の展示のみとなっているが、17日のプレスデーにて本作のスペシャルステージが行なわれ、「アニマルカイザー」の主題歌「めざせ！ アニマルカイザー」を串田アキラ氏がステージ上で熱唱！ バンダイの原田真史・カード事業部データカードダスチームマネージャーによる筐体スペックの紹介、バンダイナムコゲームスの第1事業本部 第3戦略ディビジョンマネージャー・笹島幸志氏、本作のチーフプロデューサー 島本昌弘氏による「グレートアニマルカイザー」のプレゼンテーションが行なわれた。

　さらに、データカードダスつながりで、「スーパー戦隊バトル ダイスオーDX」から劇場映画「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン」にちなんで「宇宙刑事ギャバン」、そして「トリコ」のOPテーマ「ガツガツ!!」と串田さんが迫力のステージを展開してくれた。

● 「釣りスピリッツ」（参考出展）

　55インチの画面を2つつなげた「サンゴ礁」、「ブルーホール」、「海底遺跡」と3種類用意されたフィールドに、反力、振動機能搭載のサオ型コントローラー「サオコン」で8人まで同時にプレイできる釣りメダルゲーム。サオを降ってウキを投入し、サオコンが震えて魚がかかったらリールを巻いて魚をゲット！

　50種類以上の魚たちが登場し、サオコンについている「必殺技ボタン」を押すとメダル1枚消費して必殺技を発射できるというギミックも。出展はしていたが、あくまで参考出展のため、体験できる機会はほとんどなさそうだった。

● 「ビッグバンスマッシュ」

　アミューズメント施設だけでなく、いろんなところで見かける「エアホッケー」にちょっと特殊な仕掛けが加わっているのがこの「ビッグバンスマッシュ」。まず、パックの色の違いで得点が異なるものが用意されていること。そして、ランダムにパックが大量に発射されるチャンスタイムのようなものが用意されていること。大量のパックがフィールドを飛び回るので、勝負の行方は最後までわからない……。

● そのほか

【機動戦士ガンダム EXTREME VS.FULL BOOST】	【DARK ESCAPE 3D】
現在行なわれているロケテスト版と同じバージョンのものが出展されている	以前レポート記事を掲載しているので、そちらをご参考いただきたい