CRI・ミドルウェア、「CRI ADX2」、「CRI Sofdec2」がGoogle Native Clientに対応

ムービーやサウンドを利用したリッチなゲームがブラウザで楽しめるように


2月17日 発表



 株式会社CRI・ミドルウェアは、同社のムービーミドルウェア「CRI Sofdec2」とオーディオソリューション「CRI ADX2」がGoogle Native Clientに対応したと発表。同時にGoogle Chrome 16以上で体験できるデモも公開した。

 Native Clientは、OSの機能を侵害することなくウェブアプリケーションからCPUが直接ネイティブコードを解釈し実行できるため、ゲームやマルチメディア系の高速に動く高度なアプリケーションの制作が可能となる。PCやコンシューマゲームでリリースされてきたハイパフォーマンスなタイトルをブラウザ上でも動作させることが可能とされている。またOSに依存しないため、タブレット端末やスマートフォンなど利用できるデバイスが飛躍的に広がるという。

 CRIは「CRI Sofdec2」と「CRI ADX2」をNative Clientに対応させることで、ブラウザ上で動作するハイクオリティなゲームタイトルの開発を強力に支援していきたいとしている。

 「CRI ADX2」を使用することでBGMを再生しながら同時に複数のセリフや効果音を再生させたりサウンドにエフェクトをかけることが容易にできるようになる。また、「CRI Sofdec2」では、アルファ値付き(透過)のムービーの再生や3Dとムービーの融合なども容易に可能となる。


(2012年 2月 17日)

[Reported by 船津稔]