スパイク、PS3/Xbox 360「Dragon Age II」

主人公の運命を左右するキャラクターの情報ほか


キーアート

2月2日 発売予定

価格:8,379円

CEROレーティング:D(17歳以上対象)



 株式会社スパイクは、2月2日の発売を予定しているプレイステーション 3/Xbox 360用ファンタジーRPG「Dragon Age II(ドラゴンエイジII)」の最新情報を公開した。「Dragon Age II」の価格は8,379円で、CEROレーティングはD(17歳以上対象)。プレイ人数は1人。

 今回は、主人公と行動を共にする4人の仲間や、主人公の運命の鍵を握る2人の女性キャラクターを公開。名前や容姿などをカスタマイズできる「キャラクタークリエイション」や、各クラスごとに6種類存在する「アビリティ」、また戦士、ローグ、魔道士に用意されている「上級クラス」の情報をお伝えしていく。

■ 主人公とともに行動する仲間たち

● アンダース(CV:てらそままさき)
クラス:魔道士

「これまで僕がどんな経験をしてきたか……
君には想像もできないだろう!」

 前作「Dragon Age: Origins - Awakening」にも登場した魔道士。テンプル騎士団の魔道士に対する横暴さに疑問を抱き、魔道士解放のために運動を続けている。彼の性格は、前作の時から大きく変わっているが、それには理由があるようだ。


● メリル(CV:大谷育江)
クラス:魔道士

「まだ名前を聞いてなかったわ。
人間に名前を聞いても……失礼じゃないのよね?」

 デイルズエルフの伝承者であるマレサリの1番弟子。見た目は幼く、未熟な印象を受けるエルフの少女だが、失われたエルフの栄光を取り戻すという大志を抱き、そのためには手段を選ばないという極端な一面もある。デイルズエルフは各地を転々とする流浪の民のため、人間の習慣に疎く、ヴァリックやイザベラにからかわれることもしばしば。


● フェンリス(CV:大川透)
クラス:戦士

「俺は奴隷じゃない!!」

 ある賢者の奴隷だったが、自由を求めて逃げ出したエルフの戦士。賢者は最強の魔法戦士を創り出すため、魔法鉱物リリウムを使ってフェンリスの皮膚に禍々しい模様を焼き付けた。フェンリスは、その皮膚を回収しようとする賢者に追われている。初めて手に入れた自由に戸惑いを感じながらも、自分の居場所を見つけるため彼は戦い続ける。


● イザベラ(CV:増田ゆき)
クラス:ローグ

「フェレルデンの救世主とお近づきになったことだってあるのよ」

 海賊船の元船長で、妖艶な魅力を持つ美女。ある財宝を求めてカークウォールの街にやってきた。前作では、真珠亭と呼ばれる店に彼女が登場している。イザベラは男女の関係にとてもおおらかな考えを持っているため、生真面目な性格のアヴェリンとは、しばしば口論になることもある。


■ 主人公の運命の鍵を握る女性キャラクター

● 騎士団長メレディス(CV:榊原良子)

「指揮を執るのは私だ!
小手先の策など講じず攻撃あるのみだ!」

 テンプル騎士団とサークル・オブ・メジャイは、セダスのどこの街でも犬猿の仲であるのが世の常だが、カークウォールは、中でも特にテンプル騎士団の支配力が強い街だ。そんなカークウォールのテンプル騎士団長を務めるのが、メレディスである。彼女には街の治安を維持するという大義があり、その大義のためには街中の魔道士を牢獄に閉じ込めることも辞さない。


● 探究騎士カサンドラ(CV:田中敦子)

「物語になど興味はない。
真実を知りたいのだ!」

 「真実の探求者」と呼ばれる謎の組織に所属する女性騎士。本作の物語は、カサンドラによるホークの仲間ヴァリックへの尋問を通じて進行する。カークウォールの英雄ことホークは、やがて世界の運命をも左右する存在となるが、その伝説を調べるよう教会の命を受けたのがカサンドラだ。プレーヤーによって紡がれる物語こそが、彼女の追い求める真実となる。


■ キャラクタークリエイション

 大きく分けて「名前」、「容姿」、「性別」、「クラス(職業)」の4種類の項目をカスタマイズすることができる。どのようにカスタマイズするかにより、主人公の印象は大きく変化する。髪の色や髪型、顔の彫りの深さなど、細かい部分まで調整できるようになっている。なお、「性別」によって能力が変化することはないが、イベントの内容が変わることがあるという。


● クラスの特徴

 各クラスにはそれぞれ特徴があり、選んだクラスによって、能力、使える武器、戦い方が大きく異なる。また、戦士またはローグを選んだ場合と、魔道士を選んだ場合によってストーリーが大きく変化する。

 さらに、各クラスには上級クラスが用意されている。上級クラスを得るためには、レベル7とレベル14で付与される上級クラスポイントが必要となる。本編キャラクターの上級クラスとDLCキャラクターの上級クラスは以下の通り。

【本編キャラクターの上級クラス
アヴェリン:ガーディアン
アンダース:ヴェンジェンス
メリル:孤高のデイルズ
フェンリス:帝国からの逃亡者
イザベラ:スワッシュバックラー
ヴァリック:マークスマン

【DLCキャラクターの上級クラス
セバスチャン:ロイヤルアーチャー
タリス:インフィルトレーター

 戦士、ローグ、魔道士の各クラスには、基本となる6種類のアビリティツリーが備わっており、上級クラスには、より強力なアビリティツリーが用意されている。アビリティは、「アクティブアビリティ」、「パッシブアビリティ」、「持続系アビリティ」の3つのカテゴリーが存在。レベルアップ時に獲得できるアビリティポイントを、アビリティツリーに割り振ることで覚えることができる。

アクティブアビリティ
スタミナやマナを消費して使用するアビリティ。1度使用すると、クールダウンが完了するまで使えないケースが多い。一定の範囲を攻撃する範囲攻撃型アビリティや、単体の敵に強力な一撃を浴びせるアビリティ、一時的に攻撃速度を高めるアビリティなど、様々な種類のものが用意されている
パッシブアビリティ
習得すると自動的に効果が得られる。能力値を高めるものが多いが、中には味方全体の負傷を防ぐアビリティなど、使用者以外にも効果を発揮するものがある。特に、上級クラスのパッシブアビリティは効果の高いものが多い
持続系アビリティ
使用している間は、半永続的に効果が発揮される。強力なブースト効果を持つものが多いが、使用中はマナやスタミナの上限が下がるため、アクティブアビリティの使用が制限されてしまうというデメリットもある。パッシブアビリティとは異なり、使用しなければ効果は反映されないため、自分のスタイルに沿ったものだけ覚えるのもいいだろう

● 戦士

 片手武器や両手武器を使った接近戦が得意。体力の値が高く、重い防具も装備できるため、パーティーの盾役としても活躍する。また、スタミナを消費することにより強力な攻撃アビリティが使える。


【戦士の上級クラス】
テンプル騎士
サークル・オブ・メジャイの守護者であり、背教者や呪術師を狩る者でもある。特別に調合されたリリウムを摂取することで、敵の魔法耐性や呪文を妨げる能力を得ることができる。写真は、断罪の炎の一撃で、周囲の敵に精霊ダメージを与えるアビリティ「ホーリースマイト」
リーヴァー
儀式を通じてドラゴンの血を味わった戦士のことを人々はリーヴァーと呼ぶ。リーヴァーとなった戦士たちは、敵の苦しみからエネルギーを獲得し、死を決して恐れない。写真は、自分自身を傷つけ、体力が失われるたびに苦痛を浴びるオーラを放射し、近くの敵に精霊ダメージを与えるアビリティ「苦痛のオーラ」
バーサーカー
ドワーフの文化が衰退する中、多くのドワーフが地上に出て自らの習慣や戦闘のしきたりを伝えてきた。バーサーカーもその一種。バーサーカーは、怒りを激しい力に変え、敵の体を鎧ごと引き裂く。写真は、怒りに身を任せることで、強力な攻撃を繰り出せるアビリティ「バーサク」

【戦士のアビリティツリー】
片手武器・盾
片手武器での攻撃は、両手武器ほどの威力こそないが、盾の扱いに慣れた戦士であれば、敵からのダメージを減少させたり、敵を転倒させたりすることができる
両手持ち
両手持ちの武器に熟達した戦士は、敵をより広範囲に切り裂いてダメージを与えることができる。しかし、盾による守備はできない
ディフェンダー
生存術に特化。前線で敵の攻撃を受け止め、パーティー後方のメンバーが傷つくことを防ぐといった活用法もあるだろう
ヴァンガード
「攻撃こそ最大の防御」が信条。その自信は、強力な攻撃と容赦ない技が証明している
バトルマスター
効率的な殺人マシーン。仲間と共に戦う時にはリーダーシップを発揮し、味方を鼓舞して戦闘の流れを変えるだろう
ウォーモンガー
相手の敵意を操る専門家であり、敵の注意を自分に向け、気絶させるアビリティを有している

● ローグ

 2つの短剣で斬りかかったり、離れた位置から弓を放つなど、軽快な動きを活かした戦闘スタイルを得意とする。体力は低いが、それを補えるだけの多彩なアビリティを持つ。また、ローグのみ、宝箱の解錠や罠の解除ができる。


【ローグの上級クラス】
デュエリスト
単独のターゲットを探しだし、その敵を素早く倒すことに長けている。カークウォールでは、決闘の心得があまり浸透していないものの、その力を認められたローグであれば、訓練してくれる者はいくらでも見つかるだろう。写真は、煙幕で姿を隠し、背後から敵に強力な一撃を与えるアビリティ「ヴェンデッタ」
シャドウ
敵を欺き待ち伏せ、何気ない素振りで強烈な攻撃を浴びせる。カークウォールには、こうした技術の熟練者が多数存在し、見所のある者に代々その秘密を伝授しているという。写真は、隠密状態になると同時に、一時的に敵の注意を引きつけるおとりを生み出すアビリティ「おとり」
アサシン
相手を殺して金を奪うことは誰にでもできるが、アサシンは、殺しにも美学を追及する。アサシンが近距離でターゲットの息の根を止めるか、はたまた長距離での暗殺に長けるかはアサシン次第だが、どのアサシンも敵の弱点を突くのに秀でた恐ろしい捕食者であることに変わりない。写真は、鋭い刃で確実にクリティカルヒットを繰り出し、弱い敵には引導を渡し、生き残るような敵にも致命傷を与えるアビリティ「暗殺」

【ローグのアビリティツリー】
弓を使って戦おうと考えている人には必須のアビリティツリー。遠くの敵を狙い撃ち、味方を守ることも弓使いの重要な仕事だ
二刀流
ローグは、両手に強力な武器を装備できる。このアビリティツリーでは、二刀流に関係するアビリティを習得することができる
スカウンドレル
このアビリティツリーに熟達したローグは、敵の弱点を突き、戦いの流れを操れるようになる
スペシャリスト
正確さ、力、そして速さに特化することで、敵を圧倒する
サブターヒュージ
トリッキーな動きやかく乱戦法を用いて、戦闘を有利に進める
サボタージュ
敵を麻痺させ弱体化させるなど、直接戦闘を支援するようなアビリティが充実している

● 魔道士

 攻撃、回復、補助など、様々な魔法を操ることができる。体力は、3つのクラスの中で最も低く、堅固な防具を装備できないため、敵との距離に注意しつつ、攻撃魔法や補助魔法で味方をサポートしていくのが戦いの基本となる。


【魔道士の上級クラス】
フォースメイジ
自然の理をねじ曲げ、敵を押しつぶし、揺さぶり、弱体化させる。カークウォールのサークルではこの魔法を学ぶ魔道士が多く、研究が盛んになった結果、とても洗練された魔法体系が築かれたといわれている。写真は、驚異的な力で敵を地面に叩きつけ、敵の防御力を無視してダメージを与えるアビリティ「創造主の拳」
精霊の癒し手
癒しの術をマスターした魔道士は、「精霊の癒し手」と呼ばれる。彼らはよりフェイド(精霊たちが住む夢の世界)に近い存在のため、テンプル騎士から厳しい監視を受けている。仲間の能力を強化したり、回復させたりするその力は激しい戦闘を生き抜く上で大きな助けとなるだろう。写真は、創造魔法の力を高めて、味方全員の体力を同時に回復するアビリティ「グループヒール」
ブラッドメイジ
「呪術師」とも呼ばれるブラッドメイジは、その強大な魔力だけでなく、精神を支配する能力によって恐れられている。テンプル騎士団の容赦ない廃絶活動によって追いつめられた良識ある背教者たちが、ブラッドマジックに手を染めてしまうことも多い。写真は、周囲の敵の死体から残った生命力を吸収し体力を回復するアビリティ「墓荒らし」

【魔道士のアビリティツリー】
元素魔法
火と氷の元素に熟達し、それらを扱う魔法を習得できる
原初魔法
大地と空を操ることに熟達し、それらを扱う魔法を習得できる
精霊魔法
精霊魔法は敵の耐性の一部を無視して敵に内面から働きかけ、効果的に敵へ攻撃する
減衰魔法
フェイドの混沌により生み出された減衰魔法は万物の法則をねじまげ、恐ろしい幻影で敵を罠にかける
神秘魔法
神秘魔法の力の根源は、フェイドの深奥にあると言われている。その力は時には味方を守り、時には敵を完膚なきまでに破壊するだろう
創造魔法
創造魔法を学んだ魔道士は傷を癒し、パーティメンバーを強化する。戦闘においても回復を中心に、強力な味方となる

【セーブデータの引き継ぎ】

 前作をプレイしたことのない人は、カスタマイズの項目「Dragon Age: Originsのイベント」にて、自由連邦の隣国「フェレルデン」に何が起こったのかを、3種類の歴史の中から自由に選択できる。

 また、前作をプレイした人は、セーブデータを引き継いでゲームを始めることもできる。セーブデータを引き継ぐと、誰がフェレルデン王国の君主になったのか、アーチデーモンはどのように倒されたかなど、プレーヤーが前作で下した様々な決断により、本作に登場するNPCやクエストの内容が変化する。



(C) 2012 Electronic Arts Inc. EA and EA logo are trademarks of Electronic Arts Inc. BioWare, BioWare logo and Dragon Age are trademarks of EA International (Studio and Publishing) Ltd. All other trademarks are the property of their respective owners.
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(2012年 1月 24日)

[Reported by 中野信二]