「フォワード.3」メインビジュアル

　株式会社カプコンは、Windows/Xbox 360用オンラインハンティングアクション「モンスターハンター フロンティア オンライン」（MHF）にて、大型アップデート「フォワード.3 “未知なる系譜、獣竜種”」を2月1日に実施する。

　今回のアップデートでは2種類の新モンスターが実装されることが明らかになっているが、今回はその一方となる「アビオルグ」の情報が公開された。「獰竜（どうりゅう）」と名づけられた「アビオルグ」は、「MHF」では初登場となる獣竜種のモンスター。2本の後ろ足で歩行する力強さを持っている。出現場所は密林や雪山、沼地など多くの地域にわたっており、環境適応力も高い。

　性格は名前の通り獰猛で、1度狙いをつけた獲物を執拗に追い続け、息の根を止めるまで攻撃を止めない。時には自分よりも大型のモンスターを捕食することもある。また興奮状態になると背中の筋肉が隆起して背中の骨盤が大きくなるとともに、皮膚が赤みを帯びてくる。さらに口内で強い酸性の消化液を分泌させ、どんなに硬い皮膚を持つ相手にも致命傷を与える。

【アビオルグ】
密林、雪山、沼地、樹海と各地に現われる「アビオルグ」。環境適応力の高さをうかがわせる
頭部には2本の硬い角がある。頭骨の一部が隆起してできた突起に皮膚が被ったもの	背中の骨盤は身を守るものとされているが、体が熱くなると熱を放出し、寒くなると保温するといった体温調節の役割も持っていると言われている	尾は刃物のような形状をしている。強靭な筋肉でしなやかに動き、高速かつ変則的な動きでハンターを襲う

　モンスター以外のアップデートでは、秘伝書関連に大きく手が入っている。まず既存防具からの新たな強化派生として「HC防具」が登場する。「HC防具」を装備してHCクエストに向かうと、体力を自動回復するという特殊効果が発動する。発動条件として、残りの体力ゲージが50%以上あり、一定以上のスタミナゲージがある場合となっている。強力な攻撃を放つ特異個体との戦いで重宝するだろう。なお剥ぎ取りでHC素材を獲得すると、お祝いのファンファーレが流れるようになる。

【HC防具】
メランHCシリーズ	エクエスHCシリーズ	HCクエストに限り、体力が自動回復する特殊効果が発動

　既存の秘伝防具もリファインされ、専用スキルが上方修正される。太刀は練気ゲージがMAXの時の威力がアップ、切れ味の減少が半分、発動スキル「審判」が「回避性能」に変更となる。ランスは攻撃をガードした際に一切ダメージを受けなくなる。大剣は発動スキル「体力」が「ガード性能」に変更。ガンランスは各砲撃の装填数がアップし、通常型は+2、放射型と拡散型は+1される。ヘビィボウガンは排熱噴射の威力がアップする。

【秘伝防具】
太刀
ランス
大剣
ガンランス
ヘビィボウガン

　さらに秘伝書を複数所持している際に、SRが一定以上に達することで得られる特殊効果が強力になる。秘伝書を2個所持している場合、防御力+15、各耐性+6、会心+6、体力+7（ガンナーのみ）が選べる。さらに秘伝書を11個所持し、全てのSRを999にした場合は、防御力+100、各耐性+20、全耐性+10、会心+20、砥石全回復（剣士のみ）、体力+50（ガンナーのみ）と効果が大幅に上昇する。

　その他のリファインでは、ホルクがLV2まで成長するようになる。合わせて新たな「学びの書」も追加され、メインターゲットが大型モンスターで獣竜種の場合にホルクの攻撃力が少し上昇する「獣竜種には攻撃的に」、パートナーハンターの状態異常（雪だるま状態など）を羽根を飛ばして回復する「サポート重視」、ホルクがモンスターの咆哮攻撃に反応しなくなる「全耳栓有効」などが用意される。

【ホルク】
LV2が開放され、能力だけでなく見た目も変化する

　マイトレでは、冒険屋が「峡谷」、「高地」、「潮島」に出発できるようになる。またマイトレ管理人のセリフも大幅に追加される。

「ギルドへの推薦状」でHRPが加算される

　また今回の新要素として、「ギルドへの推薦状」が追加される。このアイテムを持った状態で大型モンスターを狩猟すると、クエスト達成後のリザルト画面でHRPが追加される。ほかにシステム面では「混合パーティーボーナス」が追加。HR500未満のハンターと秘伝書を装備したハンターが一緒に狩りに出ると、HR500以下のハンターはクエストクリア時の獲得HRPがアップし、秘伝書を装備したハンターにはクエスト報酬のHCチケットが通常よりも多く手に入るというボーナスが付与される（HCチケットがもらえるクエストに限る）。