ゲームオン、「LuviniaSaga」、「C9」のオフラインイベントを開催
「LuviniaSaga」のOBTは2011年1月12日! ラジオドラマも配信「C9 Battle Tournament Season1」では、「タオイスト」のRayNoel選手が優勝
株式会社ゲームオンは、12月28日、ベルサール秋葉原で開催中の「『第4回 秋葉原PCゲームフェスタ』Powered by Galleria」のB1Fホールイベントステージにて、MMORPG「LuviniaSaga」と、MORPG「C9 (Continent of the Ninth)」のステージイベントを開催した。
「LuviniaSaga」は今回、2011年1月12日にオープンサービスの開催がアナウンスされた。イベントでは声優の今井麻美さん、真田アサミさん、矢尾一樹さんが登場、「ビッグプロジェクト」と題し、インターネットラジオステーション「音泉」とのコラボレーション企画が発表された。
「C9」では「C9ファン感謝DAY」として、ファンの見守る中、「C9 Battle Tournament Season1」が行なわれた。オンライン予選を勝ち抜いた上位8名(4クラス上位2名ずつ)が激突した。さらに韓国での最強プレーヤーが登場、8人の選手相手にたった1人で立ち向かった。
■ 「LuviniaSaga」、オープンサービスは1月15日、ラジオドラマは1月5日より開始
プロデューサーを務めるゲームオン「LuviniaSaga」運営チームの永田康弘氏 |
このサービスとはオープンサービスとのこと。正式サービス開始時期は未定 |
「LuviniaSaga」は中国Shanda Gamesが開発するMMORPGで、6つの国が存在する「ルビニア大陸」という世界が舞台となる。プレーヤーは、学校を卒業間際の生徒として、国家間の抗争や、エルフやドワーフといった異種族と戦いを繰り広げて行く。曜日によって受けられる「曜日クエスト」や毎日受けられる「毎日クエスト」、300種類のカードアイテムなどボリュームたっぷりの作品となる。本作は2010年に発表会が行なわれたものの、その後数カ月動きがなかったが、2011年11月16日~11月21日にようやくCBTが行なわれた。サービス開始が難航している作品だ。
イベントでは1月12日よりオープンサービスを開始することが発表された。正式サービスの開始は未定で、サービス形式は、基本プレイ無料、アイテム課金となる予定だ。イベントでは本作のプロデューサーを務めるゲームオンLuviniaSaga運営チームの永田康宏氏が登壇し、ゲームの概要とインターネットラジオステーション「音泉」とのコラボレーション企画を発表した。
今回のイベントでは、ゲームの説明は概要のみで、「LuviniaSaga」の大きな特徴である“声優”の要素を大きくピックアップする内容となった。「LuviniaSaga」には佐藤利奈さん、櫻井孝宏さん、花澤香菜さん、今井麻美さんなどたくさんの声優がプレーヤーキャラクターのボイスや、NPCのボイスを担当する。永田氏はさらに6人の声優が参加することをあきらかにしたが、真田アサミさん以外の名前はまだ秘密と言うこと。また、声優ファン向けのアイテムが登場し、プレーヤーの好みでキャラクター作成後もキャラクターボイスを変更できるという。
そして今回の発表の目玉となったのが、本作の参加声優によるラジオドラマ「LuviniaSagaラジオドラマ」である。このラジオドラマは、「LuviniaSaga」に登場するキャラクター達が繰り広げる、ドタバタ学園ドラマになる。
ゲームで声優が演じる「天真爛漫な少女」といった設定をふくらませて、ラジオドラマのために新たに作られたキャラクターたちをゲーム内の声優陣が演じており、ゲームでプレイヤーが一番最初に降り立つ「冒険者育成学園」の生徒たちや講師・教官が繰り広げるドタバタ学園ドラマになる。放送は「音泉」で、2012年1月5日からの放送予定。全20話が放送されるという。永田氏は「今回の声優は豪華なので、いっそのことキャラクターとしてドラマをやって欲しいと思いました。ゲームの冒頭部分を扱っているので、このドラマを聞いてからゲームに入ってもらえればと思います」と語った。
イベントには、ゲームとこのドラマに出演する声優の今井麻美さん、真田アサミさん、矢尾一樹さんが登場した。今井さんは、ルミナというローグを目指す冒険者で、優秀なのだが、2面性を持っているという。真田さんはがさつな感じで、小さな体で大きな武器を振り回すピスカという女ファイター見習いを演じる。矢尾さんは禿頭の教官ティオリス役で、冒険者見習いたちの教官となる。
ゲスト達はラジオドラマの様々な裏話を披露した。実は真田アサミさん、矢尾一樹さんは収録が一緒だったのだが、今井さんは収録が別で、さびしかったとのこと。レオというキャラクターを演じる櫻井孝宏さんは、レオがことあるごとに「牛乳」と口にすることがツボにはまり、ことあるごとに牛乳をネタにしてアドリブを入れた。何故レオが牛乳にこだわるかは、イオというレオの兄のキャラクターに憧れていて、背が低い自分が「兄さんに追いつくためには牛乳だ!」。桜井さんに影響されたのか、イオ役の辻谷耕史さんの演技も暴走しており、聞き所だという。
「ラジオドラマ」の特設ページは本日よりオープンだ。最後に永田氏は「やっと皆さんに遊んで頂く日程が決まりました。ラジオドラマでゲームを知った方にも遊んでもらいたいし、ゲームからラジオドラマを楽しんでもらおうと思います。是非ゲームを遊び感想などを寄せて下さい」と語った。
今井麻美さん、真田アサミさん、矢尾一樹さん | ||
インターネットラジオ番組でのドラマ化を発表。声優の要素はさらにパワーアップしていく | ||
今回ゲームの紹介はボリュームのみ。オープンサービスではどんなゲームになってるかの情報は今後とのことだ |
■ 「C9 Battle Tournament Season1」、ぎりぎりの戦いの向こうに韓国No.1の壁を実感
優勝した「タオイスト」のRayNoel選手 |
準優勝の「エレメンタリスト」の金田まりお001選手 |
韓国No1プレーヤー、シャイナリス選手 |
「C9」は7月28日から正式サービスを開始している。開発は韓国WEBZENで、多彩なスキルを使いこなすアクション性の高さがセールスポイント。協力して様々なミッションをこなしていくほか、対戦要素にも力を入れている。「C9 Battle Tournament Season1」では、12月9日~12日までの期間限定で対戦用サーバー「スーパーアリーナ」によって予選が行なわれた。スーパーアリーナでの「ランクマッチ」の結果を基準に各職8名ずつ、合計32名を選出され、トーナメントにより、上位2名合計8名が勝ち残った。
「C9」は「ハンター」、「ファイター」、「シャーマン」、「ウィッチブレイド」の4つの基本職業が存在する。ここから戦い方を特化させた上位職へと転職する。予選トーナメントでは基本職のカテゴリー内で争われたが、会場での戦いはこの制限なしでぶつかり合った。この戦いで最強の「C9」プレーヤーが決定するのだ。今回は本作の運営プロデューサーを担当するゲームオンC9運営チームの中川敬順氏と、C9公認ナビゲーターの松井悠氏が、対戦の解説を行なった。
「C9」の戦いは、一瞬で距離をつめるスピードと、多彩なスキル、華麗なコンボが魅力だ。遠距離攻撃をガードさせて一気に突っ込んだり、相手の攻撃範囲を的確に見切り、技を出した隙を狙ったり、敵の技にカウンターをしかけたり、さらにそのカウンターさえ見越して技を出すなど、プレーヤー達の高度な読み合いが勝敗の鍵となる。一瞬のチャンスから、大ダメージを叩き込むコンボを決めることもできることもできるので、大逆転も可能だ。それに加え、クールタイムが長いものの、瞬間的に無敵になれる「イベイド」というスキルが、駆け引きに味を加えている。
予選を勝ち残った8人のプレーヤーの力は伯仲しており、ギリギリの戦いが繰り広げられた。面白いのはぶつかる職業で全く別のゲームのように展開が異なるところ。「スカウト」はトラップで相手の行動範囲を制限するだけでなく、炎の柱を目くらましにするし、魔法使い系の「タオイスト」は接近戦が得意で、独得の距離を保って範囲ぎりぎりの攻撃を当て、隙があれば連続技に巻き込む。戦士系の「ブレードマスター」は遠距離では敵の攻撃をかわすのに専念しながら、ここぞと言うときに単発の遠距離攻撃を撃ち、そこから近距離へと持ち込む。
会場は事前登録制だったが、用意した席では足りなくなるほどのユーザーが集まった。彼等のコアプレーヤーへの想いは熱く、「すげえ」、「あれを避けるのか!」、「よし! 捕らえた!」など、選手達の動きに対して、驚いたり、感心していた。応援の声も熱かった。コアプレーヤー達のテクニックが目の前で展開することにとても興奮していた。選手達の動きは華麗で、コンボの繋ぎなども見応えがあった。また圧倒的な差をつけられながらも勝負を投げず、ついには逆転するような場面もあり、選手達のメンタルの強さも感心させられた。
決勝は「エレメンタリスト」の金田まりお001選手と、「タオイスト」のRayNoel選手で行なわれた。どちらも魔法使いのシャーマン系であるが、エレメンタリストが遠距離から魔法エネルギーを発射するのに対し、タオリストは近距離の戦いが得意だ。2人は同じギルドの仲間だという。エレメンタリストの遠距離をかわしてタオイストが近づけば、エレメンタリストはわずかに動いて敵の攻撃を空振りさせる。あわやコンボをたたき込まれる、というときは、ためらわずイベイドを使って脱出し、反撃に移る。見ていて息が詰まってしまいそうな緊迫の戦いを制したのは、タオイストのRayNoel選手だった。
「C9 Battle Tournament Season1」の表彰式が終わってから、このイベントのために来日した韓国プレーヤー、シャイナリス選手がステージに登場した。シャイナリス選手は2011年11月の韓国・釜山で行なわれたG-Star2011で開催された、日中韓のプレーヤーが参加した「C9 グローバルチャンピオンシップ」のチーム戦、個人戦双方の覇者であり、普段の戦績も2千勝以上の勝利に対し、負けはわずか4回という、韓国No.1プレーヤーだ。
今回は決勝トーナメントに参加した8人と、シャイナリス選手による8対1のリレーマッチが行なわれた。日本側は次々とシャイナリス選手に挑むことができ、シャイナリス選手のキャラクターの体力は、試合が終わってもわずかしか回復せず持ち越しとなる。日本側は数人がかりでシャイナリス選手を削れば良いという、圧倒的に有利なルールだ。
しかし、シャイナリス選手は強かった。まず防御が非常に巧みで、ほとんどの攻撃を的確にガードする。攻撃の読みも見事で、相手の攻撃をうまく反撃し、チャンスを逃さない。日本有数のプレーヤーが、1ダメージも与えられないと言うことすらあった。その中で善戦したのは今回優勝したRayNoel選手。コンボを炸裂させ、シャイナリス選手を追い詰めたことができたが、それでも反撃され負けてしまった。様々な技の繋がりを見せつけるという余裕すら感じさせる戦い方で、結局8人がかりでも、シャイナリス選手に勝つことができなかった。
試合後、RayNoel選手はとても悔しそうに、「どのスキルでどのスキルが勝つか把握しているのが凄かった。もう1回やりたいです」と語った。シャイナリス選手は「日本では『C9』がサービスされてからまだ数カ月なので、もっと続いたらわからないと思う。強いと感じた人も多かった」と語った。そして1人だけリングアウトで勝ってしまった選手に対して、「落とすつもりはなかった、悪いことをした」と語った。かなり「楽しんでもらおう」という意識で試合に臨んでいたようだ。
この後質疑応答が行なわれたのだが、質問がシャイナリス選手に集中した。「韓国で負けた4人は?」、「日本では魔法使いが有利だが、韓国ではどうか?」、「強くなるにはどうすれば良いか?」。会場の対戦へのエネルギーに、改めて驚かされた。シャイナリス選手が負けた4人の内2人は友達で、気が緩んだとのこと。他の2人はハンター系の「アサシン」とシャーマン系の「リーパー」だという。
また、韓国では現在、近接職が強く、日本でも動きがさらに研究されてくれば、同じようになるのではないかと、シャイナリス選手は語った。そして、強くなるためには、まず自分のキャラクターを研究しつくすことが道の半分だという。そこから先は対戦をひたすら繰り返し、他の人の戦い方を学んでいく。そうすることで実力を伸ばせると答えた。
イベントの最後に中川氏は「お越しいただいた方々に本当に感謝します。私達運営チーム、そして韓国の開発チームはどうすれば『C9』をもっと面白くできるか、それだけを考え続けています。来年も是非『C9』をよろしくお願いします」と会場に語りかけた。
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(2011年 12月 28日)