スパイク、PS Vita「忍道2 散華」
一瞬で敵を仕留める「斬刻」などを紹介
株式会社スパイクは、PlayStation Vita用忍者ステルスアクション「忍道2 散華」を12月17日に発売する。価格はパッケージ版が6,090円、ダウンロード版が4,900円。CEROレーティングはD(17歳以上対象)。
「忍道2 散華」は、ジャンル表記にもあるとおり敵に忍び寄り一撃で倒すことを主な目的としたステルスアクション。これまで以上のアクションが用意されており、PS Vitaのセンサーやインターフェイスを利用しゲームシステムに取り込んでいることも魅力の1つ。本体前面のマルチタッチスクリーンを使用し、画面上に表示されているアイコンなどを直接タッチすることで操作したり、背面のマルチタッチパッドで敵のターゲティングを行なうといった操作も用意されている。こういった直感的な操作で、忍術アクションを表現している。
【ストーリー】 |
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時は室町後期。 一条家の統べる小国・宇高多を巡り、隣国の赤目家、新興寺社勢力の阿無璃他により引き起こされた“宇高多の乱”。あれから束の間の平穏を取り戻したかに見えた宇高多は、新たな戦火に包まれようとしていた。 一条家の譜代である風天家の家督を継いだ風天寅三郎久秀が、東の大国・芳穣家を後ろ盾として謀反に及び、それに呼応するかのように、阿無璃他も再び決起したためである。 時を同じくして、ひとつの忍の里が消滅した。風華忍者 同胞の裏切りにより、一夜にして消えた忍衆。その業火にすべてが焼失したと思われた中、ただひとり、辛くも一命を取り留めた者がいた。 その忍び名を“火祭のゼン”という。 |
■ 新アクション「風黒羽(ふくろう)」
今回明らかになった新アクションの1つが「風黒羽(ふくろう)」。舞台となる宇高多の地は、侵入者が容易に忍び込めないように造られた外壁門や天守閣といった高低差の激しいステージとなっている。任務遂行のためにはこれらを乗り越えていかなければならない。
これを可能とするのが新アクションの「風黒羽」となっている。「風黒羽」を使うことで風を読み、音も無く自由に滑空し、見張りに気付かれずに敵地に侵入することができる。
【風黒羽】 | |
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高い場所からジャンプし、「風黒羽」を使い滑空し音もなく潜入する | 見張りの死角を突けば発見されることなく、敵陣奥深くまで侵入することも可能かもしれない |
【鉤鎖】 | |
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こちらは前作でもあった「鉤鎖」。これを使えば越えることができないと思われた建造物の屋上に一気に跳び移ることもできる |
■ 一瞬で仕留める忍のアクション「斬刻」
「斬刻」とは、幻術を使い相手の時の流れを止め華麗に葬り去るアクション。飛鳥の里では幻術を禁忌としていたため継承者がいなかったが、主人公のゼンは幻術を得意とする風華の里に育ったため、瞬く間にこれを習得することができた。
「斬刻ゲージ」を消費することで発動。ゲージが溜まった状態で△ボタンを長押しすると「斬刻モード」に移行となる。表示されるコマンドを時間内に入力できると、ダイナミックなアクションと共に敵を仕留めることができる。アクションが苦手なプレーヤーでもこのアクションを使用することで、簡単に敵を倒すことができるようだ。
「斬刻ゲージ」は自動的に回復していくので、ここぞと言うときは「斬刻」を使用した方が良いようだ。また、複数の敵を同時に選択し連続で倒すことも可能。ただし、複数の敵を選択し「斬刻」を発動させ、敵毎にコマンドを次々に入力し成功させる必要がある。
【 斬刻】 | |
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「斬刻」は画面内に表示されている敵であれば、距離がある程度離れていても発動できる | 「斬刻」は複数の敵を同時に選択して、片づけることも可能となっている |
「斬刻」のアクションには様々なバリエーションがあるようだ。どのようなアクションで敵を倒すのかも楽しみなところ |
■ キャラクター紹介
・火祭のゼン
CV:三木眞一郎
業火に包まれた里から逃げ延び瀕死だったところをザジに救われ、一命を取り留めるゼン。顔に傷を負わせ、同胞を皆殺しにした裏切り者への復讐を果たすため、陰謀渦巻く戦火に身を投じることとなる。
世話になった……借りはいつか返す |
・爪紅のサン
CV:早見沙織
一命を取り留めたゼンの前に現われた風華のくのいち。ゼンの幼馴染みでもある。焼失した風華の里の生き残りは己だけと思っていたゼンは、彼女の姿を見つけて安堵するのだが……。
ゼンは私が守る…… |
・黒鷹のザジ
CV:小西克行
飛鳥忍者の頭領。瀕死のゼンを助け、飛鳥の里の忍としてかくまう。復讐に燃えるゼンの姿に過去の自分を重ね、助力と助言を行なう。面倒見がよく、仲間を失くしたゼンにとって頼れる存在となる。
何のために生きるのか、己の生き様を決められるのはお前だけだ |
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(2011年 12月 2日)