バンダイナムコ、AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」
「REV3.03」の稼動を開始
株式会社バンダイナムコゲームスは、AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」を11月1日に「REV.3.03」へとバージョンアップした。「REV.3.03」のトピックスは、「マッチング中にCPU戦が可能」、「ブリーフィング画面での作戦共有画面が追加」、「ショップイベントモードの復活」、「グレートキャニオンがマイナーチェンジ」など、パイロットの皆さんには注目の新要素が見られる。詳しくは公式サイトにて確認していただきたい。
■ マッチング中のCPU戦/ブリーフィング画面で作戦共有が可能に
【戦闘シミュレーター】 |
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・マッチング中のCPU戦について
「REV.3.03」では、全国対戦のプレーヤーマッチング中に、「戦闘シミュレーター(演習)」がプレイできるようになった。この演習は、マッチングが終了するまでがプレイ時間となり、体力がなくなってもその場ですぐに回復する特別なCPUを相手に操縦訓練ができる。使用可能モビルスーツはパイロットカードのデータに準拠。カーソルは前回プレイした2戦目終了時のカテゴリーに合っている。
演習で実際に出撃してみると、機体/武装/セッティングから戦闘まで、マッチングのカウントダウン中に行なわれるため、のんびりしているとマッチングが完了、ということにもなるだろう。マッチングが完了すると「マッチングを終了しました」というメッセージが表示され、そこから30カウントは演習がプレイできる。なお、演習ではプレーヤー及び敵は体力が無くなるとその場で自動回復して撃破されないこと、バトルスコアなどのポイントは獲得できないことなど、全国対戦やトレーニングモードなどとは異なる点には注意。戦闘ステージの地形を隅々まで確認したり、いろいろなモビルスーツ、武装の性能を確認するためのお試しプレイができると考えるといいだろう。ちなみにステージはたとえ1戦目と2戦目が異なるダブルステージであっても、1戦目のステージをプレイすることになる。
演習が終了すると、「敵部隊を補足しました」とメッセージが出て、メンバー紹介画面へと移行する。なお、演習で選んだカテゴリーは記録されないので、ブリーフィング時は前回プレイした2戦目のカテゴリーにカーソルがあっている状態でスタートする。
【作戦MAP】 |
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レバーでカーソルを移動させることができる |
・ブリーフィング画面での新要素について
マッチングが終了し、チームメンバー紹介画面では、パイロットのグラフィックスが表示され、「よろしく」のボイスが自動で流れるようになった。そして、ブリーフィングがスタートするが、機体選択中から、右ペダルを踏むとモビルスーツと武装の一覧が見られる編成画面が、左ペダルを踏むとチームメンバーのデータが表示されるようになっている。
チームメンバー全員の機体選択が完了すると、以前は編成画面が表示された後、戦闘スタートとなっていたが、「REV.3.03」では、相手チームの編成が終わるまで、そして両軍の編成が完了したところから約30カウントほど、「作戦MAP」が表示されるようになった。カテゴリーとモビルスーツの顔が表示されたカーソルをレバーで動かすことができるので、ボイス(シンボル)チャットと併用することで、より細かく進軍ルートの意思表示が可能。
ブリーフィング中の(ボイス)シンボルチャットにもワードが追加されている。「回りこむ」、「ここはまかせろ」、「オトリになる」、「訂正する」がシンボルチャットに追加され、ボイスシンボルチャットには上記に加えて「ありがとう」、「すまない」、「いくぞ」、「先行する」、「ラインを上げる」、「応援たのむ」、「援護たのむ」、「集合!」、「こちら」といった戦闘中に使えたものがブリーフィング中でも使えるようになった。
ちなみに、戦闘開始前のマップ表示画面などで(2戦目前では『引き続き、戦闘への参加をお願いします』、『この部隊なら、次も勝てますよ』や『次はきっと勝てます』など)セリフが追加されている。
■ グレートキャニオンがマイナーチェンジ!
「REV.3.03」から、グレートキャニオンが「Ver.3」と呼べるマイナーチェンジを行なっている。大きな変更点は山側ルートに通称「高台」と呼ばれる拠点砲撃ポイントに通じる迂回ルート(山側裏ルート)が追加されたこと。また、谷側の拠点砲撃ポイント周辺の地形も変化し、岩棚が両軍側ともつながった形状となった。
山側裏ルートは、従来ふさがっていた高台横の地形が大きく変化しており、左右の分岐で足の速い機体を活かしやすい地形となっている。拠点攻撃機体も機動セッティングに振ることで、護衛とともに相手のアンチ(タンク)機体に揺さぶりをかけることができる地形なので、中央峠は上からと左右から攻め上がることができるようになった。
グレートキャニオンは、従来だと両軍が山側上ルートを進軍すると、護衛とアンチが正面衝突して損耗することも多かったと思うが、この裏ルートを選択肢に組み込むことで、うまく迂回ができれば、拠点攻略スピードをさほど落とさず進軍できるだろう。機動重視セッティングで護衛を盾にして先に抜けてしまえば、ある程度は拠点を攻撃できる。ただし、山側裏ルートには障害物がないため、とっさの攻撃はかわしにくい。逆に言えば、アンチ側に両方のルートにフタをするように待ち受けられると、単機での進軍は難しくなるので、護衛するパイロットもタンクと連動した、突破口を開くような動きが必要となってくるだろう。
【新・グレートキャニオン】 |
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【山側】 |
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【谷側】 |
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■ モビルスーツ性能、武器性能関連
今回、2機体に調整が入っている。
● ストライカー・カスタム
全セッティングでおおよそ10程度体力値(AP)が増えている。機動1以外は旋回性能が低下しているものの、機動性能、ダッシュ性能が向上したり、機動重視セッティングではブーストゲージ量が増えていたり、ブーストゲージ回復時間が向上していたりしているほか、ダッシュ後硬直が短縮されているなど、全体的に素体性能が上方修正されているといえるだろう。ちなみにピーキーさで有名な機動重視セッティング5は、ブーストゲージ量/回復時間ともに据え置かれているが、ダッシュ性能は向上している。
武装も手が入っている。「100mmマシンガン」は蓄積バランサーダメージが下がり、連射間隔が短くなったことで、アレックスの「腕部ガトリング・ガンB」に近いフィーリングになっている。同じくメイン武装に装備する蓄積バランサー値が0の格闘武器(リロードがあるのが特徴)「スパークナックル」はダブルロックオン距離が64m前後と伸びており、威力も10向上して40になっている。格闘武装に目を向けると、「ツイン・ビーム・サーベル」も28>35>22と1段目が3、2段目が5ほど威力が向上。装備すると機動力が向上する格闘武器「ナックル・ダガー」は追加コストが削除されている。
空中でのブーストゲージ消費はやはり激しいものの、素体性能の向上によるダッシュのスピード、そして硬直の少なさに加え、火力は上がった。APも強化され、装甲重視セッティングの70、機動重視セッティングでも60という威力のタックルからの追撃に加え、格闘連撃の威力も増し、機動セッティングでも接近時の格闘とタックルによる揺さぶりもかけやすくなっている。射程に優れる「100mmマシンガン」や範囲攻撃が可能な「バースト・ナックル」による100mオーバーの射撃武器の選択肢もあり、コスト高を考えると乗り手を選ぶアクの強さは残っているものの、以前よりも敷居は下がったという印象だ。さらに機動重視5+「ナックル・ダガー」での高機動を使いこなすことができれば、この機体ならではの魅力を発揮できるだろう。
● ズゴック(S)
サブ射撃の「6連装ミサイル砲」に手が入り、集弾率が上昇し、攻撃間隔は短くなったが、発射までの遅延時間が伸びている。この武装でのクイック・ドロー外しがやりやすくなり、ロックオン(いわゆる赤ロック)から連撃をスタートしても、クイック・ドロー発射前にロックオンを青に切り替えることで、クイック・ドローが外れることを確認。Sクラスで「アイアン・ネイルS」を使えるのであれば、水場のあるステージで「機動重視3」での水中での機動力向上が魅力の「ズゴックE」と、水中でも地上でもバランスの良い本機との機体選択はパイロットによっては再考してもいい使い勝手になったといえるだろうか。
■ 2機のエクストラ・タイプモビルスーツ登場!
「REV3.03」ではキャンペーンが行なわれている。10月26日に発売された角川書店刊のコミックス「機動戦士ガンダム カタナ」4巻、「機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還」3巻の帯に記載されているコードをパイロットターミナルで入力することで、限定エクストラ・タイプモビルスーツが入手できる。
「機動戦士ガンダム カタナ」のほうは、「ストライカー・カスタム(ネメシス隊カラー)」が、「機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還」からは、「ザクII(S)(ジョニー・ライデンカラー)」が入手できる。なお、ベースとなる機体が出現していないと、この2機は入手できないので、あらかじめ支給を受けておくことが必要だ。
「ストライカー・カスタム(ネメシス隊カラー)」 | 「ザクII(S)(ジョニー・ライデンカラー)」 |
(C)創通・サンライズ
(2011年 11月 4日)