「第5回 ファミスタ オンライン 全国トーナメント」開催
斉藤一美アナが熱く実況! 槙原寛己氏や石川梨華さんもゲスト出演
「ニコニコ動画」のコメントが流れるスクリーンに囲まれた会場で、32人の選手が優勝を目指して争った |
迫力の実況・解説で会場を沸かせた斉藤一美氏(左)と三小田晋久氏(右) |
NHN Japan株式会社は、Windows用オンライン野球ゲーム「プロ野球 ファミスタ オンライン 2011」のオフラインイベント「第5回 ファミスタ オンライン 全国トーナメント」決勝大会を10月23日に六本木のニコファーレにて開催した。
このイベントには、オンラインでの予選を勝ち抜いた32人のプレーヤーが参加。6イニング制の短期決戦で、なおかつ全試合1回勝負でのトーナメント戦というシビアな試合が展開された。試合の実況は文化放送のアナウンサー斉藤一美氏が務め、本物の試合よりもスピーディーなゲームを的確に実況しつつ、さらに現実のプロ野球における情報も織り交ぜて語り会場を盛り上げた。また本作の開発元であるバンダイナムコオンラインより、開発担当の三小田晋久氏が来場し、斉藤氏の実況にゲーム側の解説を付け加えていた。
試合で使用できる選手はWP700までと制限された中、人気が高かったのはやはり今年もダルビッシュ投手。メジャーに挑戦するという話も出ており、そうなれば来年は使用できなくなるため、投手・打者ともダルビッシュ(試合はDH制ではない)という絵は今年で見納めかもしれない。もう1つ目立ったのがアシストカードの使い方で、攻撃側が好打順で「ファミス隊が応援!」を使うと、守備側が「強風↓」で効果を抑えるという展開。あとは選手の実力勝負となったが、乱打戦になる試合は少なく、1点を争う接戦や終盤の逆転も随所に見られた。
出場選手を見ると、過去の大会にも出場していた選手の顔も多かった。しかし前回大会で優勝した「しゅ~さん」選手と、準優勝の「pinkie.」選手が揃って2回戦で敗れてしまうなど、トーナメントは波乱含みで進行した。決勝まで勝ち上がったのは、「クアトロ大尉」選手と「安打製造機」選手。
決勝では「クアトロ大尉」選手が1回表から1点を先制。しかし2回裏、3回裏に「安打製造機」選手がデッドボールでの出塁やセーフティバントなどを絡めたホームランで逆転し、一気に5対1と差をつけた。終盤はどちらも出塁は許すものの点は許さず、バッティングの勢いで勝った「安打製造機」選手が優勝を決めた。2人は普段からオンラインで対戦しているそうだが、「安打製造機」選手は「対戦では勝ったことがなかった。バントなどがうまくいった」と勝利の喜びを語った。
ホームランが出ると、周囲のスクリーンに派手な演出とコメントが並び、斉藤氏の絶叫のような実況が入った。この空気に飲まれた選手も多かったかもしれない | ||
幸先よく1点を先取した「クアトロ大尉」選手だったが、「安打製造機」選手のバント作戦などでペースを乱され、2本のホームランなどで逆転を許した。ヒットの数でも上回った「安打製造機」選手が打撃で勝利した試合となった |
槙原寛己氏 |
また会場には特別ゲストとして、元プロ野球選手で野球解説者の槙原寛己氏が来場した。現役時代に「ファミスタ」で遊んでいたという槙原氏は、「自分を使って投げて、よく打たれた」と語った。試合の様子は楽屋で見ていたそうで、ある試合で3連続ホームランがあったのを見て、「打たれた彼なら、1985年にバース、掛布、岡田から3連発をもらった僕の気持ちがわかるはず」と自らのエピソードも交えて笑いを誘った。
試合の合間に行なわれた槙原氏のトークショーでは、「引退を早まったと思うか」という質問に、「勝ったら騒ぐのが好きで、六本木で飲み歩いた。工藤(公康投手)は何度も見かけたが、30を過ぎたら見なくなった。その差だと思う」とジョーク交じりに回答。しかし「いつかジャイアンツやうわさの新チームの監督をやってみたいか」と尋ねられると、「対戦した選手も引退してきて、現場とのギャップを感じ始めた。それを埋めるためにもやってみたい」と力強く答えた。
石川梨華さん |
さらに新たなゲストとして、モーニング娘。のOGで現在はドリームモーニング娘。にて活動中の石川梨華さんも来場。祖父の代から阪神ファンという石川さんは、巨人一筋の野球人生を送ってきた槙原氏と「ファミスタ」で勝負することに。守備側をプレイした槙原氏が操る投手はもちろん「槙原寛己」。石川さんは阪神のクリーンナップ3人で挑んだ。操作方法を教わりながらの石川さんは残念ながら3連続三振。悔しがる石川さんは攻守交替して予定外のプレイ続行。こちらは槙原氏に打たれつつも0点に抑え、勝負はひとまず引き分けということになった。
このほか会場では、8bitミュージックユニットのYMCKが「ファミスタ」の音楽をベースに作曲した「プロ野球 ファミスタ オンライン 2011」のテーマソングの上映や、新たに結成された6人による「ファミス隊」のお披露目も行なわれた。イベントの様子は「ニコニコ生放送」で生中継され、そのコメントが会場の周囲を流れるという仕掛けも。オンライン・オフラインが一体になって楽しめる、オンラインゲームならではの魅力的なイベントとなっていた。
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(社)全国野球振興会公認 株式会社バンダイナムコゲームス Published by NHN Japan Corp.
(2011年 10月 24日)