セガ、「ぷよぷよ!!ニコニコ動画CUP」を開催!
2人1組のペアが競い合う「ペアでぷよぷよ」公式大会
100組200名の頂点を目指して!


10月8日 開催

会場:株式会社セガ 本社1号館(東京都千大田区)


 10月8日、株式会社セガは、東京都大田区にある株式会社セガ 本社1号館にて、「ぷよぷよ!!ニコニコ動画CUP」を開催。事前エントリーから抽選で選ばれたペアが競い合う「ぷよぷよ!!」の公式大会だ。さらに大会だけでなく、機種別に新要素を追加し、フルボイス化され、12月15日発売予定の3DS/PSP/Wii「ぷよぷよ!!」の紹介、ゲストによるエキシビジョンマッチなども行なわれた。

 司会進行はプロデューサー細山田水紀氏、プランナー芳野詩子氏。ゲストとして、ニコニコ生放送「ゲームのじかん」のパーソナリティを務める渚さん、本作のキャラクター「ウィッチ」のCVを担当する佐倉薫さん、「まぐろ」のCVを担当する石狩勇気さん、ニコニコ動画の「踊ってみた」などで知られる やみんさんが登場した。

司会進行やゲストには、「ぷよぷよ!!」やニコニコ動画に関係するメンバーが登場。また、会場内には3DS/PSP/Wii「ぷよぷよ!!」もプレイアブル出展。ファンには思い出に残るイベントになったことだろう



■ 大会を制したのは一体どのチームか!?決勝はまさかの同門対決に!!

予選を勝ち抜いた精鋭8チーム16名。優勝するのはどのチームか!?

 本大会が従来の大会と大きく異なるのは「ペアでぷよぷよ」を採用した点だろう。ルール「ペアでぷよぷよ」は、2011年7月にニンテンドーDSで発売された「ぷよぷよ!!」で追加された、仲間の連鎖中にぷよを消すと連鎖がつながる2on2の対戦モード。ペアのライフは共通で、ぷよが画面いっぱいまで埋まるとライフが1つ減る。個々の実力だけでなく、チームとしていかにプレイするかも戦局に大きく関わるルールだ。他にも対戦時間が30分を越えたらジャンケンで勝敗を決定、電源ボタンを触ったりするなどで電源を落としたら失格という独特なルールも採用されていた。

 午前中に予選が行なわれ、午後から予選で勝ち抜いた8チームによるトーナメント戦が行なわれた。予選を勝ち抜いたチームは「死魔殺炎烈光」、「HOPE」、「チームDC」、「シークレットチキン」、「チームリフレクト」、「NPA」、「はなまるたいよう」、「あっきー☆まてりある」。以下は準々決勝、準決勝の勝敗表。

準々決勝
第1試合  ● 死魔殺炎烈光 - HOPE ○
第2試合  ○ チームDC - シークレットチキン ●
第3試合  ● チームリフレクト - NPA ○
第4試合  ● はなまるたいよう - あっきー☆まてりある ○
準決勝
第1試合  ○ HOPE - チームDC ●
第2試合  ● NPA - あっきー☆まてりある ○

 決勝は「HOPE」 vs 「あっきー☆まてりある」。話を聞くと、この2チームは東京大学のぷよぷよサークルからのエントリー。同門対決である。「あっきー☆まてりある」が先輩チーム、「HOPE」が後輩チームだそうだ。筆者は勉強不足で知らなかったのだが、ぷよぷよサークルが存在する大学は全国に数多く存在し、今夏には通信対戦による大会も開催したとのこと。検索してみるとヒットするので、興味のある方は検索していただければと思う。

 さて、準々決勝、準決勝はライフ3設定だったが、決勝はライフ5設定に。普段の対戦では「あっきー☆まてりある」の方が勝率が高いとのことだったが、結果はライフ3を残して後輩チームの「HOPE」が勝利!ぷよぷよ最強ペアの座を獲得した。

決勝
  ○ HOPE - あっきー☆まてりある ●

 試合後、話を聞いた所、シングル戦では圧倒的な強さを誇り、通常なら太刀打ちできないプレーヤーも参加していたそうで、「ペアでぷよぷよ」のルールだったから勝つことができたとのこと。ペア参加型の新ルールだけあって、当事者の予想を超える結果になったようだ。

 興味深かったのが、使用キャラクターの大半をアルルが占めていたこと。これについて、細山田プロデューサーと芳野プランナーは、アルルは2個ずつぷよが落ちてくるため理想通りに組み立てやすいからと分析。また、多くのぷよが落ちてくる方が、理論上たくさんの連鎖を発生させられると語っていたことから、「ペアでぷよぷよ」の研究が進めば、使用キャラクターも変わっていくことが予想される。

 ゲームの新情報はなかったが、本大会では、ペアによる、これまでとは違ったぷよぷよの大会を見ることができた。12月15日発売予定のぷよぷよ20周年記念タイトル「ぷよぷよ!!」は、楽をせず、多くの要素を入れられるだけ入れ込んだという。また、残るは3DS版だけと、開発も順調とのこと。良さを残しつつも、新たな要素を追加し、改良が加え続けられている同シリーズ。今後、どのような進化を遂げていくのか楽しみだ。

決勝進出を決めた「HOPE」(左)、「あっきー☆まてりある」(右)同門対決を制し、「HOPE」が優勝の栄冠を勝ち取った登壇者、決勝進出チームで記念撮影
大会の合間には1分間で絵を描く「画伯コーナー」、Wii版「ぷよぷよ!!」を用いた「エキシビションマッチ」、撮影した写真をフィールドやぷよとして登場させられる3DS版専用機能「マイフィールド」、「マイぷよ」の紹介が行なわれた。「マイぷよ」の紹介では、3DS限定版「ぷよぷよ!!アニバーサリーピンズコレクション」(8,715円)に同梱される「ぷよぷよ!! アニバーサリーピンズコレクション」のピンズを撮影し、「マイぷよ」にするといったテクニックも披露
他にも大会参加者との「エキシビジョンマッチ」、「プレゼント抽選会」なども行なわれ、最後に会場全員で「ぷよぷよのうた」を大合唱し、閉幕となった



(C) SEGA

(2011年 10月 8日)

[Reported by 木原卓]