東京ゲームショウ2011、一般入場日の初日である9月17日の12時に「アイドルマスター２」のステージイベントが行なわれた。アニメが好評放送中であることに加え、プレイステーション 3版も発売間近ということで、会場に訪れていたプロデューサー諸氏のボルテージもイベント開始前から最高潮といった様子だ。

　イベント開始を告げる鐘の音と共に、天海春香役の中村繪里子さん、星井美希役の長谷川明子さん、萩原雪歩役の朝倉杏美さん、四条貴音役の原由美さん、高槻やよい役の仁後真耶子さん、菊地真役の平田宏美さんの6人がいっせいに登場し、アニメ版のオープニングテーマでもあり、PS3版にも収録される「READY!!」を全員で歌い上げた。すでにアニメ版でもおなじみの曲ということもあり、プロデューサーたちの合いの手も完璧。早くも会場は熱気に包まれていた。

黒と銀を基調とし、赤いワンポイントの入ったクールな衣装で「READY!!」を歌い上げる6人。それぞれのキャラクターの特徴に合わせて一人一人デザインが異なっているのも見所のひとつだった

　曲が終わると、6人それぞれが演じるキャラクターになりきっての自己紹介。もちろん、仁後さんの番ではおなじみの「ハイターッチ！」の掛け声もあった。

　MCではイベント名の長さに関した話、アニメ版のこぼれ話などの軽快なトークが行なわれた。そして話題は発売直前のPS3版の話へ移り、中村さんからの紹介があった後、会場からの熱烈な「変態！」コールに歓迎されるように本作のプロデューサーである坂上陽三氏が登場。PS3版の初回限定版に同梱される豪華な特典の紹介に続き、話題は特典の目玉でもある「アイドルマスター グラビアフォーユー！ 第1巻」（G4U!）の話になる。

　ここで舞台上に3台のPS3実機が登場し、坂上プロデューサー自らによる「G4U!」の仕様や魅力についての解説が行なわれた。これに関しては、ほぼ同内容のものが16日のイベントで行なわれたので、そちらを参照していただきたい。

グラビア撮影時には好きなBGMを選択できるようになっており、さらに今回同梱されるvol.1には春香をフューチャーした「HARUKA RedMIX」というメドレー曲も収録されているようだ

　坂上プロデューサーからの解説の後は、声優さんたちが実際にグラビアフォーユーをプレイするコーナーになった。ここからは中村さんと平田さん、長谷川さんと仁後さん、朝倉さんと原さんという3チームに別れて、どのチームが1番よい写真を撮れたかを会場のプロデューサーたちに評価してもらうというミニイベントとなった。結果は、貴音を可愛らしく撮影することができた朝倉・原さんチームの勝利。この写真は公式サイトにアップされるとのことなので、どんな写真にが撮れたのかをぜひチェックしてもらいたい。

それそれのチームが撮った個性的な写真に会場は大盛り上がりだった

　坂上プロデューサー退場後は、先ほどの「G4U！」イベントの際に分けられたチームごとによるライブタイムに突入した。長谷川さん、仁後さんによる「キラメキラリ」、朝倉さん、原さんによる「Little Match Girl」、中村さん、平田さんによる「おもいでのはじまり」が順番に披露された後は、本邦初公開、アニメ第2期の新オープニングテーマ「CHANGE!!!!」のTVサイズバージョンが6人全員によって歌い上げられた。このサプライズに会場のプロデューサーたちも興奮を抑えきれないといった様子で、熱狂的な歓声が上がっていた。

「CHANGE!!!!」は、本格的なアイドルに変身し始めたアイドルの心情を歌ったアップテンポなナンバー。アニメも2期を迎え、今まさに変わろうとしている765プロのアイドルたちにピッタリの曲だった

　その後は6人全員の挨拶の後、アンコール曲である「THE IDOLM@STER 2nd-mix」がアンコールとして披露され、中村さんによる「プロデューサーさん、これからも『アイマス』ですよ、『アイマス』！」のお決まりの掛け声の後にイベントは締めくくられた。
　PS3版の発売を直前にして、少しずつ変わり始めている「アイマス」の世界。それを象徴するかのような新曲「CHANGE!!!!」も登場し、今後の展開から目が離せそうにないと感じさせられた。

■ PS3「アイドルマスター2」試遊レポート
ついに発売直前！　さらに、ブース内には水着を着たアイドルの姿も……

発売日：10月27日
価格：通常版：7,980円（税込）　初回限定生産版「アニメもゲームもグラビアも！アイマス＠スペシャルBOX」：19,800円（税込）
対応機種：PS3
ジャンル：アイドルプロデュース

　15日にバンダイナムコゲームスブースのミーティングエリアで行なわれたプレス向け先行試遊体験会では、発売直前のPS3版「アイドルマスター2」の「TRIAL EDITION」と銘打たれた特別体験版をプレイできた。プレイ開始時に好きなアイドルを3人選んでユニットを組み、「レッスン」や「営業」、「フェス」などの一通りの要素を自由に選択して、1週間だけお試しでプレイできる特殊な仕様になっていた。

　筆者は今回、ライバルユニットとパフォーマンスを競う「フェス」をプレイしてみたが、プレーヤー側の曲がアニメ版のオープニングテーマ「READY!!」、ライバルユニットである竜宮小町の曲が新曲「七彩ボタン」になっていたのが嬉しいポイントだった。

　また、体験版の仕様上、PS3版で追加される上級者向けモード「ハイパーモード」の存在を確認することはできなかったが、製品版をプレイしていけば必ず「ハイパーモード」はあります、との話をスタッフから聞くことができた。

　また、ブース内にあるイベントスペースの下部には、立体視モニターが設置されており、そこに「アイドルマスター2」に登場するアイドルたちが立体映像で登場していた。これはファンならば見逃せない要素なので、会場に遊びに来た際はぜひその目で確認してもらいたい。

アイドルたちは一定時間ごとに1人ずつ出現するので、目当てのアイドルに会いたいなら、ブースに通うしかない。また、会場内の物販ブースでは生写真とフォトフレームがセットになったEdy機能付きバナパスポートカードが先行販売されているほか、アイマス関連のさまざまなグッズも販売されていた