バンダイナムコ イベントレポート3
「テイルズ オブ」シリーズ プレス発表会
PSP「テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ」、PS Vita「テイルズ オブ イノセンス R」を発表!


9月15日~18日 開催(15日、16日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:1,000円(一般/前売り)、1,200円(一般/当日)、小学生以下は入場無料


バンダイナムコゲームス 「テイルズ オブ」 シリーズ統括プロデューサー吉積信氏

 東京ゲームショウ2011の2日目となる9月16日、株式会社バンダイナムコゲームスは、同社ブース内のステージにて、「テイルズ オブ シリーズ プレス発表会」を開催。イベントではお馴染みのバンダイナムコゲームス「テイルズ オブ」シリーズ統括プロデューサーの吉積 信氏が登壇し、PSP「テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ」、PS Vita「テイルズ オブ イノセンス R」の2タイトルを発表。開発担当者からそれぞれのタイトルについての紹介が行なわれた。


 ■ 強い絆で結ばれた2人がペアとなって戦う進撃アクション! PSP「テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ」2012年発売予定!

PSP「テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ」。2012年発売。価格未定

 最初に発表されたのはPSP「テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ」。ディレクターの直井氏が登場し、開発中のROMを使ったデモプレイを交えながら、本作の紹介を行なった。

 本作は「テイルズ オブ」シリーズの「ファンタジア」、「エクシリア」、「ヴェスペリア」、「リバース」、「シンフォニア」、「ディスティニー」、「ハーツ」、「グレイセス」、「エターニア」など、初代から最新作までの15作品の人気キャラクターが多数登場するオールスタータイトル。アクションを駆使して、広いフィールドで敵をなぎ倒していく爽快さはシリーズ譲り。参戦するのは、各タイトルで強い絆で結ばれた2人がペアとなっている。現段階で、ジュード・マティス×ミラ=マクスウェル(エクシリア)、ユーリ・ローウェル×フレン・シーフォ(ヴェスペリア)、ロイド・アーヴィング×ゼロス・ワイルダー(シンフォニア)の参戦が決定している。

 “無数の敵! 2人の絆!”をテーマにしているだけあって、ジュード・マティス×ミラ=マクスウェルのペアが戦う実機プレイでは、1度に多数登場する敵を術技でなぎ倒しつつも、ピンチの際にはパートナーが助けてくれる場面が確認できた。

 術技は本作専用に派手なエフェクトを付けてアレンジ。「エクシリア」のキャラクターに合わせて、他タイトルのキャラクターの頭身をアップ。登場する全キャラクターには、それぞれが主役のシナリオが用意される、といった情報も聞くことができた。

 発売時期は2012年。なるべく早い時期にリリースされるそうだ。

ディレクター直井氏により、実機プレイデモが行なわれた。プレーヤーキャラクターはジュード・マティス×ミラ=マクスウェル(エクシリア)で、ステージの最後にはボスとして、ユーリ・ローウェル×フレン・シーフォ(ヴェスペリア)が!

(C)いのまたむつみ (C)藤島康介
(C)NAMCO BANDAI Games Inc.


 ■ 再構築され、生まれ変わる! PS Vita「テイルズ オブ イノセンス R」2012年発売予定!

PS Vita「テイルズ オブ イノセンス R」。2012年発売。価格未定。パッケージ版、DL版の2形態で発売予定

 次に紹介されたのがPlayStation Vita「テイルズ オブ イノセンス R」。オリジナル版の制作にも携わっているプロデューサーの大館氏、制作プロデューサーの村北氏が登場。「テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ」と同様に、開発中のROMによるデモプレイを交えながら、本作を紹介した。

 本作は2007年12月に発売された「テイルズ オブ イノセンス」をPS Vita向けにリメイクしたタイトル。「テイルズ オブ イノセンス R」の“R”は“Re IMAGINATION”(再構築)を意味しており、オリジナル版のデータを流用することなく、全てを作り直している。PS Vitaの解像度に負けないような綺麗なグラフィックスを追求。音声を再収録し、メインシナリオ関連イベントは全てフルボイスに。シナリオにも大きく手が加えられ、新たなエピソードも追加されている。

 テーマソングはオリジナル版に引き続きKOKIAさんが担当。新テーマソング「New Day,New Life」を使ったもの、オリジナル版のテーマソングを使ったものと、2つのオープニングムービーが収録される。

 新要素として、オリジナル版のプレーヤーも楽しめるように、いのまたむつみ氏がキャラクターデザインを担当した「キュキュ・セレツネワ」(CV:藤田咲さん)を追加。また、仲間をタッチすると、登録しておいた術技を発動してれくるDI-LMBS(ダイレクトインタラクション・リニアモーションバトルシステム)を搭載している。

 発売時期は2012年。「お年玉がなくならないうちに発売したい」と大館氏は語っていた。

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントのブースで本作が出展されており、体験プレイが可能。興味のある方は足を運んでみてはいかがだろうか。

オリジナル版のデータを流用することなく、再構築をテーマに開発が進められている本作。どのような形で生まれ変わるのか楽しみだ

(C)いのまたむつみ
(C)NAMCO BANDAI Games Inc.

(2011年 9月 16日)

[Reported by 木原卓]