ディースリー、Xbox 360「お姉チャンバラZ ~カグラ~」

新ヒロインを迎えておくるシリーズ&グロテクス・アクションのシリーズ新章


今冬 発売予定

価格:6,800円

CEROレーティング:Z(18歳以上のみ対象)



 株式会社ディースリー・パブリッシャーは、Xbox 360用アクション「お姉チャンバラZ ~カグラ~」を今冬発売する。価格は6,800円で、CEROレーティングはZ(18歳以上のみ対象)。

 ディースリーはこれまで「お姉チャンバラ」シリーズを展開してきたが、今作は新たなヒロインによるストーリーが展開するシリーズ新章となる。体内の血を独自に進化させた「忌血族」と、他者の血を取り込み進化してきた「吸血族」の古来からの争いという壮大なバックグラウンドをベースに、一族の繁栄と世界の掌握を狙っている「吸血族」の物語が描かれる。ニューヒロインとなる吸血鬼の姉妹である神楽と沙亜也に下った密命は、かつてのヒロイン、彩と咲の抹殺命令であった。

 ゲームは、1人プレイ専用のストーリーに沿って様々な強敵を相手に闘っていくモード「STORY」、指定された条件を守りながら様々なシチュエーションで闘う特殊なゲームモード「MISSION」、対戦相手を設定し(ゲームモードの進行により対戦相手が増えていく)、アクションを自由に試すことのできる「PRACTICE」、このほかにも「QUEST」、「PROFILE」などのモードで構成されている。

 新しくなったゲームシステムとしては、神楽と沙亜也はそれぞれ2種類のコンビネーション攻撃を持っている。このコンビネーション攻撃は、XボタンとYボタンでそれぞれ繰り出すことができる。各ボタンを押し替えることで、コンボルートをコントロールすることができる、自由度の高い攻撃方法となっている。

 それぞれのキャラクターは2つの戦闘モードが設定されている。神楽はダブルソードモードとダガーモード、沙亜也はチェーンソーモードとナックルモード。各モードでキャラクターが使用する武器と技が異なってくるため、使い分けることが重要となる。

 このほかにも、サブウェポンを使用しての攻撃、空気中に飛散した血液を吸い込むことで体力を回復できる新システムのブラッド・リカバリー、特定のボスキャラに対して使用することができる、ボスキャラの清血を吸い取り葬り去るヒロイック・ドレインなど様々なシステムが用意されている。

 これまでのシリーズで培われたシステムも健在。返り血を浴びて「穢れゲージ」が最大までたまると暴走状態になる点や、攻撃がヒットした瞬間にボタンを押すことで次の一撃が衝撃をまとった「Cool攻撃」となる点などシリーズを通じて引き継がれたシステムもある。

 同タイトルは、日本マイクロソフト株式会社のXbox 360のブースに出展されることが決まっており、試遊することが可能となっている。CEROレーティングがZ指定となっているが、条件があってゲームが気になる人はチェックいただきたい。

【ストーリー】

 ルーマニアの地で、輸送機に乗り込む2人の少女。2人を乗せた輸送機は海を越え、日本へと向かっていた。

 少女のうち、1人はテンガロンハットを被り、水着を身にまとった剣士。そしてもう1人は、チェーンソーと格闘術を使いこなす制服姿の戦士。2人の少女は姉妹であり、ある密命を帯びていた。

 世界中に屍霊(ゾンビ)を発生させている元凶である、 “彩咲姉妹”を抹殺せよと。果たして、生き残るのはどちらの姉妹なのか。間もなく輸送機は、日本上空に辿り着こうとしていた――――。





【スクリーンショット】

■ 登場キャラクター

・神楽(かぐら)
 「闘いを好むイケイケ思考の単細胞吸血娘」


CV:沢城みゆき

 暴走する血を宿す忌血族の母親と、神秘的な力をつかいこなす吸血族の父親の間に生まれたハーフ。神楽という名前は、日本人である母親が命名した。

 吸血族の長であるカルミラに仕え、忌血族は滅ぼすべき宿敵だと教えられてきた。そのため、忌血族狩りの計画には積極的だが、基本的に「強い奴と闘いたい」という思考のもと行動しているので、そもそも一族のしがらみ自体にあまり興味がない。

 同じ吸血族からは、ハーフであることを理由に忌み嫌われることもあるものの、本人は至って普通に受け流している。腹違いの妹である沙亜也のことは、いたく気に入っている。

【使用武器】

○双刀 黒蜂・改 (ダブルソード)
     忌血族が使用する武器を独自に改修したもの。リーチはあまり無いが、素早い連撃がそれを補う。強敵との戦いで有効。
○ハイドラ・ブレイド (ダガ―)
     特殊な仕掛けが施されており、伸縮自在のダガ―。周囲を薙ぎ払うように攻撃できるため、囲まれたときに便利。
○エクシード (ブーメラン)
     忌血族の技術で生まれた暗殺用の武器。投げると手元に戻って来る。攻撃力は低いものの、コンビネーション攻撃の繋ぎ役として優秀。

・沙亜也(さあや)
 「ちょっと引っ込み思案なチェーンソー娘」


CV:沢城みゆき(二役)

 姉である神楽と同様、忌血族の母親と、吸血族の父親の間に生まれたハーフ。神楽の腹違いの妹。神楽と同じく、沙亜也という名前は、日本人である母親が命名した。

 神楽と幼い頃に生き別れたが、ヴラード財団の手引きで再会することができた。再会した当時の沙亜也は、忌血の力が強く、制御ができずに苦しんでいたが、神楽の吸血によって血のバランスが改善され、心身ともに救われることとなった。

 神楽には親愛の情を抱いており、吸血族の存亡よりも神楽のことを第1に考えて行動している。その一方で冷静な面も持ち合わせる神楽の良きサポート役である。

【使用武器】

○ジェイソン (チェーンソー)
     戦闘用に改造された大型チェーンソー。振りは遅いが、圧倒的な攻撃力を誇る。
○オウガハンド (ナックル)
     ヴラード財団から贈与された凶化改造腕。リーチは短いが素早い一撃を連続で繰り出せ、敵を掴んで投げ飛ばすことも可能。
○フレイル
     チェーンで繋がれた鉄球を投げつけて攻撃する。沙亜也の扱う武器としては最もリーチが長い替わりに攻撃動作も遅い。

【敵キャラクター】
大ボス:ヘカトンケイル
 無数のゾンビの集合体であり、他のゾンビとは比較にならないほど巨大な姿を誇る。無数の腕と頭を生やしたその姿は、見る者を震え上がらせる。ヘカトンケイルの体内では、取り込まれたゾンビの多くが未だにうごめいており、我慢の限界を超えた場合は「散歩」をすることで体内のゾンビに衝撃を与え、結合を図っている。また、火球のようなものを吐き出すこともできる
ウェアウルフ
 ヴァンパイアを守護するために造り出された魔物。量産された魔物の中ではひと際巨体で、それを生かしたタックルが強力。知性もそれなりにあるが、仲間と連携がとれるほどではない
ゾンビ
 世界的に大量発生しているゾンビの一種。容姿は、かつて日本を中心に発生した屍霊(しりょう)と酷似しているものの、その性質は根本的なところで違っており、飢餓感を満たすというよりは獲物の血を浴びるために襲い掛かってくる。特殊な習性が、これまでの屍霊(しりょう)とは成り立ちの違いを予感させる
中ボス:ZPF戦車中ボス:ギガース機械兵
ストリゴイヴァンパイアペナンガラン
マッドマン軍人ゾンビ警官ゾンビ

(C)TAMSOFT (C)D3 PUBLISHER

(2011年 9月 9日)

[Reported by 船津稔]