スクエニ、「ファイナルファンタジー XI」にテストサーバーを導入
新要素を事前に体験できるテスト専用ワールドが8月29日稼働開始
株式会社スクウェア・エニックスは、プレイステーション 2/Xbox 360/Windows用MMORPG「ファイナルファンタジー XI」において、テストサーバーを導入することを明らかにした。稼働開始日は8月29日を予定し、具体的な仕様についても同日、公式フォーラムを通じて告知を行なうとしている。
今年5月でサービス開始から9周年を迎えた「FF XI」が、ついにテストサーバーを導入する。テストサーバーは不安定要素の多いオンラインゲームでは比較的ポピュラーな存在だが、同作ではこれまで採用していなかった。
テストサーバーの利用形態は、メーカーやゲームによって様々だが、一般的には、部内テストでは検証しきれない不特定多数のユーザーがプレイしている環境下で検証を行なうという「正式サービス後のCBT」であったり、コアユーザーに対する一種のインセンティブとして、新機能や新コンテンツを一足先にプレイできる機会を設ける狙いなどがある。
「FF XI」のテストサーバーの目的はどちらかというと後者になる模様で、同社によれば「今後導入を予定している内容や、開発中の様々な要素をユーザーの皆さんに事前にプレイして頂き、その内容について公式フォーラムを通じてフィードバックして頂くことを目的とした専用のワールド」と説明している。
テストサーバーでは、一部実験的な取り組みや、最終的に実装が見送られるコンテンツなども検証されるためクライアントは、通常のものとは切り分けられるのが普通だが、「FF XI」ではこれがどのような形になるのかは明らかにしていない。
また、テストサーバーのオープン時間やテストされる内容、ユーザーに提供されるテスト機能、利用料金などなど、細かい仕様については8月29日に公式フォーラムにて明らかにするとしている。どのようなテストサーバーになるのか注目したいところだ。
(2011年 8月 26日)