金沢に新たなゲーム開発会社「株式会社グランゼーラ」設立!

「絶体絶命都市」などを手がけたクリエイター・九条一馬氏が同社に移籍


2011年4月 設立



稲葉氏のTwitterでのつぶやきで九条氏の退職と、新会社・グランゼーラの名前が一気に広まった

 2011年4月、石川県金沢市に家庭用ゲームソフトの企画、制作、販売を目的とする新会社、株式会社グランゼーラが設立されていた。代表取締役は名倉 剛氏。

 5月25日、プラチナゲームズ株式会社の稲葉敦志氏がTwitterにて「アイレム時代にお世話になった、僕が尊敬する大先輩・九条一馬さん(代表作:『絶体絶命都市』)が退社されました。創業メンバーとして新会社『グランゼーラ』を立ち上げ、新たなゲーム作りを始めるそうです。志をもった新たなゲーム会社が誕生する事は、本当に嬉しいしワクワクします。」とつぶやき、九条氏のアイレムソフトウェアエンジニアリングの退社、そして「グランゼーラ」の名前が一気に知れ渡ることととなった。

 九条氏も創業メンバーの1人として名を連ねているグランゼーラ。これからどんなソフトを作り出すのかは、同社の公式サイトにある名倉氏と九条氏の連名で掲載されている「設立にあたって」を読むとそのヒントがあると思われる。

「私たちは、こんなものを世の中に出していきたい。
・賛否両論あるもの
・弱点があっても、それでもなお惹きつけられる強烈な魅力があるもの
・プレイする人が、ゲーム側が決めたことを押し付けられて否応なくゲームを進めるのではなく、自分の感情をゲームに反映できるもの
・プレイする者と制作する者が一緒に興奮できるもの、一緒に興奮できる体験
・他のゲーム、娯楽に飽きてきた時に選択肢となりえるもの」

 また、アイレムソフトウェアエンジニアリングで毎年行なわれていたエイプリルフールのイベントは、グランゼーラでも行なわれそうだ(5月20日の名倉氏の日記に『4月1日には、このサイト上で、そしてPSHome上で今まで以上にドーンと大きなウソをついて見せるぜ!』とある)。


(C)Granzella Inc. All rights reserved.

(2011年 5月 25日)

[Reported by 佐伯憲司]