バンダイナムコ、PSP「太鼓の達人ぽ~たぶるDX」

収録楽曲の一部を追加公開


7月14日 発売予定

価格:5,229円(UMD版)
    4,700円(DL版)



 株式会社バンダイナムコゲームスは、7月14日に5,229円(UMD版)で発売するPSP用和太鼓リズムゲーム「太鼓の達人ぽ~たぶるDX(デラックス)」の収録楽曲の一部を追加公開した。なお、本作のダウンロード版は4,700円となる。

 追加公開されたのは、J-POPから1曲、クラシックから5曲、ナムコオリジナルから8曲となっている。


【追加収録楽曲リスト】
J-POPPunishment
クラシック亡き王女のためのパヴァーヌ ~きみのこどう~
クラシックバイオリン協奏曲ホ短調
クラシックカレ・カノ・カノン
クラシックラデツキー行進曲 J.シュトラウス(1世)
クラシック「軽騎兵」序曲から スッペ
ナムコオリジナルドコDON☆まつリズム
ナムコオリジナルWhite Rose Insanity
ナムコオリジナルBlack Rose Apostle
ナムコオリジナル太陽もヤッパッパー
ナムコオリジナルラ・モレーナ・クモナイ
ナムコオリジナル亜空間遊泳ac12.5
ナムコオリジナル戦国三弦
ナムコオリジナルX-DAY2000

■ 「White Rose Insanity」ミニインタビュー

 追加公開された楽曲の中で、「White Rose Insanity」に関しては、「Black Rose Apostle」シリーズ最新曲となっている。新曲登場を記念して、作曲の世阿弥さん、歌手の狂さん、譜面担当の太鼓チームのエトウ氏、サウンドチーフのマスブチ氏の4人にインタビューが行なわれたので、その模様を掲載する。なお、本作の公式サイトの楽曲リストにて、「White Rose Insanity」のショートバージョンの視聴ができるので、チェックしてみるといいだろう。

――「White Rose Insanity」の曲のテーマはありますか?
世阿弥さん(以下「世」):曲のテーマ……難しい所があるでゴザル。歌の「狂(ボーカル担当)」が最初から歌うことが決まっていたので、狂の良い所を引き出せるように制作したでゴザル。
狂:俺がボーカルの狂だ。
エトウ(以下「エ」):この曲は「狂」のデビュー曲なんです!

――なるほど!「狂」さんはどんな歌い手さんなんでしょうか?
狂:曲を聴いてくれ。俺から言うことはない。
エ:でも、裏の顔は実は……
世:「頑張り屋」でゴザル。

――「White Rose Insanity」はどんな曲なんでしょうか?
狂:日本のロックシーンに殴りこみをかける曲だ。
世:ジャンルで言えば、「アンチビジュアル系」な、「アンビジュアルロック」でゴザル! と、狂が意気込んでいたので、それを具現化する為に拙者が呼ばれたでゴザル。
エ:それができるのは世阿弥さんしかいなかった! という事です。
世:真面目に言うと「インディーズバンド」というイメージでゴザル。

――「Black Rose Apostle」との曲の関連は?
世:曲名でゴザルな。
エ:直接は無いですが、ローズシリーズとしてイメージしてもらいました。
世:でも、全国のローズファンに向けて作っているから、「黒」好きな人は「白」も好きになるはずでゴザル!

――エトウさん、今回の曲の譜面を作る際のテーマはありましたか?
エ:「狂さん」の歌が入るので、歌が引き立つ譜面にしたいと思いました。世阿弥さんの曲は毎回「難しめで作ってください」と色々お願いするのですが、今回は曲として良いもの、あと、「狂のデビューをかざるにふさわしい曲」をオーダーしました。
狂:譜面も結構やりごたえがある。
エ:そうですね、でも、「白」は難しさよりも「叩いて楽しいから何度でも楽しめる」という所にこだわっています。「黒」と「白」で共通しているのは、「ここが叩いて気持ちいい!」や「ここに持ってくまでが気持ちいい!」といったポイントが発見できるような譜面にしているつもりです。
世:曲も、叩いて楽しいという楽曲にできるように心がけているでゴザル。
エ:世阿弥さんがわかってくださっているので、譜面制作側としては信頼して作曲をお願いできます!

――「Black Rose Apostle」との譜面の関係は?
エ:太鼓をドンドコ叩いてドンドコ楽しめるようなところは同じですね。今回は歌のある曲なので、歌を引き立てるためにあえて歌に乗せすぎないで、リズムを叩いていたら歌が気持ち良くなる、という譜面を目指しました。

――そういえば狂さんは「Insanity」というバンドを結成しているとか?
エ:そう、「Insanity」はバンド名です。「インサニティ(狂気)」というバンドのボーカル「狂」に、世阿弥さんが楽曲提供してくださっているのです!
世:曲もコンセプトにあわせて「狂気」っぽくてシャウトなども入れているでゴザル。
狂:オレのもとに集え。ドンだー達。
マスブチ(以下「マ」):絶対的カリスマのボーカル「狂」と、「狂」を囲む全国のドンだーのバンドが「Insanity」、という事ですね。
世:ユーザーが第3のバンドのメンバーというカンジでゴザルな。全国のドンだーの皆さんも、みんな合わせて「Insanity」の一員になっていく、というわけでゴザル!

――いつか全国デビューを……
世:拙者はバンドマンではござらんので……。
エ:そうですね、バンドの今後は……みんなの支持次第ということで……。

――サウンドチーフとしては、この曲や譜面についてはどのような気持ちで見ていたのでしょうか?
マ:今回もやってくれたでおじゃるな、という気持ちですかね(笑)。コンセプトに基づき、音の作り方もインディーズバンドっぽくなるように仕込んでいただきました。……なので、そこはかとないチープっぽさも含ませていたり……。
世:アンチゴージャスでゴザル!
マ:市民会館のライブ、的な。
世:あえて、プロデューサーがいない、自分が好きなものを作っている!的な。
マ:「熟していない形」を目指しました。
エ:じゃあ、これからの狂が熟れていくかもしれませんね!
世:でも、売れると音楽性が変わるかもしれないでゴザル(笑)。

――「Insanity」としての今後の展開もある?
世:拙者はバンドマンではないので、インサニティとしては無いでゴザル(笑)。
エ:「狂」さんは、皆さんの支持によって……ですかね。

――「Rose」シリーズの3作目もある?
世:次もすごい事になるでゴザル!
エ:色々3作で切り良く完結しているので……。
世:その前も「舞」シリーズがあったし、3作目で完結するのかもしれないでゴザル。
マ:3作目は何か超越するかも?
世:前代未聞の、音楽ゲーム歴史に名を刻む大事件が……(笑)。
エ:期待していてください!


※画面は開発中のものです。
(C)2011 NBGI

(2011年 5月 20日)

[Reported by 佐伯憲司]