米Rockstar Gamesは、プレイステーション 3/Xbox 360用アドベンチャーゲーム「L.A.ノワール」を7月7日に発売することを明らかにした。ローカライズは英語音声、日本語字幕となる。価格は7,770円でCEROレーティングはZ（18歳以上対象）。

ゲームの舞台は1947年のロサンゼルス。当時の西海岸の街並みが見事に再現されている

主人公のコール・フェルプス。この実写顔負けの豊かな顔の表情は、「L.A.ノワール」の大きな特徴のひとつ。リップシンクもかつてないクオリティで実現している

　「L.A.ノワール」は、「Grand Theft Auto」シリーズや「RED DEAD REDEMPTION」の開発元として知られるRockstar Gamesが手がけるクライムスリラーゲーム。Rockstarがアドベンチャースタイルのゲームを手がけることも初めてながら、刑事という法を守る立場の人間を主人公に据えているのも初となる。

　プレーヤーは、ハリウッド映画の黄金期を迎えた1947年のロサンゼルスを舞台に、ロサンゼルス市警の刑事コール・フェルプスとして、殺人、誘拐、汚職等様々な悪事を解決していくことになる。事件は実在の犯罪を元に作られており、プレーヤーは自らの直感と推理力を頼りに謎を解き明かしていく。

　フェルプスは、ゲームを通じてパトロール課、交通課、殺人課など、様々な部署に配属され、その都度、異なる部下と共に、新しい事件に関わっていくことになる。5つの課で構成され、それぞれ複数の事件を担当させられることになる。1つの事件は数時間程度のボリュームになっており、ひととおりクリアするだけでも30時間以上のボリュームがある。

　事件の捜査は、現場の調査と関係者への聞き込みを基本に、ひとつひとつ丹念に謎に迫っていく。ベースはあくまでアドベンチャーゲームながらRockstarのゲームらしく時には拳による殴り合いや、銃撃戦、カーチェイス、全力疾走での追跡劇なども発生し、各ストーリーはTVドラマのように展開する。Rockstarが贈る新世代のアドベンチャーゲームと言える。

　なお、日本語版の初回特典として追加ゲームコンテンツ「The Naked City（裸の町）」が収録されることが明らかになった。「The Naked City」は、風紀犯罪課が担当する事件で、美人ファッションモデルの自殺を捜査するというもので、麻薬、汚職、欲望にまみれた街で起きた、美しい女性の死の真相をプレーヤー自らが解き明かしていく。

【「L.A.ノワール」初回特典映像】

【スクリーンショット】
スクリーンショットに様々なドラマを感じさせてくれる。いろいろ想像して見るのも楽しい

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