SCEJ、「PlayStation Plus」で「セーブデータお預かり」を開始
一部非対応ながらPS3のセーブデータをオンラインでバックアップ
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(SCEJ)は、PlayStation Networkのネットワークサービス「PlayStation Plus」を3月10日にアップデートし、新たなサービスメニューとして、ゲームタイトルのセーブデータをオンラインストレージにバックアップする「セーブデータお預かり」サービスを追加する。
このサービスは、プレイステーション 3規格のソフトウェアのセーブデータをオンラインストレージにバックアップできる機能。セーブデータのアップロード/ダウンロードは、XMB(クロスメディアバー)から行なえる。セーブデータの容量は合計150MB、データ数の上限は1,000個となっている。また、コピー禁止のセーブデータは、前の操作(オンラインストレージへのアップロード、またはオンラインストレージからのダウンロード)から24時間経たないとダウンロードできない仕組み。なお、アップロードは随時可能。
また、一部タイトルは非対応となる場合があるという。非対応タイトルは公式サイトにて公開されており、現在は「AFRIKA」、「AFRIKA PlayStation 3 the Best」の2タイトルが公開されている。理由としては、セーブデータの容量がサービスの対応容量(150MB)を超えるためということのようだ。
「PlayStation Plus」は加入者限定のサービスや機能が楽しめる定額制サービスパッケージ。PSNアカウントを持っているユーザーは、PS3経由でPlayStation Storeにアクセスし、利用権を購入することで利用可能となる。30日利用権(500円)と365日利用権(5,000円)の2つの期間が設定されている。
このサービス開始に合わせて、PS3のシステムソフトウェアが「バージョン 3.60」へとアップデートされた。ホームメニューの[ゲーム]>[セーブデータ管理(PS3)]に[オンラインストレージ]の項目が追加されたことと、ホームメニューの[省電力設定]>[コントローラ自動電源オフ]で、電源オフまでの時間を10分後/20分後/30分後/切から設定できるようになったこと、フレンドカテゴリーやメッセージの送受信などでオンラインネームが表示されなくなり、オンラインIDが表示されるようになったことが機能的違いとなっている。
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(2011年 3月 10日)