阿弥浜の攘夷派「般若党」。赤城烈斗をリーダーに侍の時代と日本の文化を守ろうとしているのだが……

　株式会社スパイクは、プレイステーション 3用アクション・アドベンチャー「侍道4」の新情報を公開した。同作の発売は3月3日を予定しており、価格は7,770円。CEROレーティングはD（17歳以上対象）。

　シリーズ4作目となる本作では、日本に黒船が来航し、開国を迎えてから3年後のとある港町が舞台となる。華やかな異国文化に彩られる街並みを背景に拮抗し合う「幕府」、「攘夷」、「外国」の3つの勢力の争いにプレーヤーは身を投じることになる。

　今回、公開された情報では攘夷勢力の主要キャラクターである小暮迅雷と朱美を紹介する。攘夷勢力は、純粋に侍の時代と日本文化を守るために戦っている「般若党」が中心となっている。「般若党」はリーダーの赤城烈斗を中心とした雑草集団だが、得体の知れない外国の文化や変化を受け入れられない町人からは、影ながら多くの支持を得ている。

　さらに新システムとして街中でナンパした女性に夜這いを仕掛ける前代未聞のゲームシステム「今夜、お待ちしておりますシステム」などについてもご紹介する。

■ キャラクター紹介

● 小暮迅雷（コグレ ジンライ）

赤城の幼なじみで親友の小暮。剣の天才で、赤城以上の腕を持つ

　赤城の幼馴染であり親友の小暮迅雷。赤城に誘われるがまま般若党に加わったが、指導者としての器でないことは本人もわかっている。剣の天才でその腕は赤城以上と言われており、党では主に暗殺の任務を任され、得意の居合いで葬り去る。

　攘夷論や倒幕は正直よくわかっていない。戦っているのは赤城のためで、対人関係は得意ではなく全く笑わないが、たまに鼻で笑う。どんな危機であろうと取り乱さずに、最後まで諦めず好機を伺うタイプ。

● 朱美（アケミ）

居酒屋「真実」の若女将

　居酒屋「真実」を経営する若女将。攘夷志士たちの良き理解者で、彼らの憩いの場を切り盛りする。ピンチの時はかくまってくれたり、「これはお客さんから聞いたんだけど……」と情報も教えてくれる。さらに飲み代の料金も「払える時で構いませんよ」とツケにしてくれるので、実はお店の経営が危うい。

　いつも笑顔を絶やさないアイドル的存在であり、攘夷志士の荒くれ者たちにも優しく接するお嬢さん。

■ 夜も千人斬り……「今夜、お待ちしておりますシステム」

　「侍道4」は、「侍の生活シミュレーター」とも言える内容である一方で、ストーリーも進行していくため、もくもくと3つの勢力の物語を進めて行くことも楽しみ方の1つではあるが、豊富に用意された横道に自らそれていくのも楽しみの1つと言える。

　その“寄り道”のひとつがこの「今夜、お待ちしておりますシステム」。街中には多くの町人が行き交っている。もちろん、女性も数多く、その中には魅力的な女性も多い。「侍道4」では、これら女性をナンパし口説くことが可能となっている。さらにそこで終わらず、夜になると密会する約束まで取り付けることができる。

　ちなみに、女性と言っても妙齢の方だけでなく、おばあさんもナンパすることができ、さらに夜這いも可能となっているという。

【昼はナンパに明け暮れる】
街中を歩いていると、女性達とすれ違うこともある。ここは一期一会と言うことで積極的に声を掛けるが吉。いくつかの選択肢から野生の勘を頼りに、女性が気に入りそうな台詞を選び口説く
女性を上手く口説くことができたら、2人の間にロマンスが芽生える!!	口説くことができれば、夜の約束を結ぶことができる。スクリーンショットにあるように「今夜、待ってるから……」という台詞が艶めかしい。ちなみに1晩に約束できるのは1人のみ

　同作の寺澤プロデューサーによればナンパの成功率は低いと言うことだが、成功すれば夜這いに向かうことになる。しかし、彼女の家の中は一筋縄ではいかないトラップの連続となっている。1人暮らしなどという都合の良いことはなく、同居人もいるので、その家人に見つかってしまえば、岡っ引きを呼ばれてしまう。そこで家を出なければ捕縛され、夜這い失敗という憂き目に遭うことに。

　さらにはキャンキャンとよく鳴く犬や、さらにはライバルまで忍び込んでくる始末。これをステルスアクションで乗り切り、家人がいれば背後から忍び寄り手刀で気絶させ、画面左下に光り輝く“亀の頭レーダー”を頼りに女性の寝床まで辿り着き、布団を引きはがすことになる。

【夜は……いざ、「夜這い」に！】
しかし簡単に夜這いが成功するわけではない。幾重にも仕掛けられたトラップをかいくぐって寝床まで忍び込まなければならない	家人を見つけたらステルスアクションで後ろから忍び寄り、手刀によりイッパツで気絶させるのだ	家人に見つかってしまうと、岡っ引きを呼ばれてしまう。それでものんびり家に留まっていると、しょっ引かれて残念な結果となってしまう
家の中には夜這いの相手だけがいるわけではない。スクリーンショットの左下にある亀の頭のてかりがレーダーとなっており、これを頼りに家の中を探索し、娘の布団を目指すことに	違う布団をひっぺがしてしまうと、これまた残念な結果に！ 起きる前に始末しないと、また岡っ引きを呼ばれてしまう	目的の女性の布団に辿り着くことができればおしまいではない。ここから本番の「おたわむれ」が始まる

　忍び込み、女性のところまで辿り着けばそこでご褒美！ ……といかないところがなかなか厳しいところ。ここからは旅籠に場所を移して「おたわむれ」に転ずることになる。プレーヤーは娘に対して□ボタンでちょっかいを出すことになるが、娘も黙ってはいない。“恥じらい攻撃”と呼ばれるおしりを使ってプレーヤーをはじき飛ばしてくる。この攻撃をかいくぐり、ちょいちょいと戯れていくことで、画面にある緑のゲージを減らしていくことになる。

　成功すれば夢のお楽しみとなるが、失敗すれば寂しい結果が待ち受けている。

【ここからが本番!! 「おたわむれ」】
なぜか夜這いに来て女性を攻撃することに。□ボタンでちょっかいを出すように攻撃を繰り出し、画面上部にある緑のバーを減らしていく	女性は恥じらうと、カワイイおしりでプレーヤーを突き飛ばすという攻撃に転じる	プレーヤーはとにかくちょっかいを出していき緑のゲージを減らしていく
女性のゲージを減らしきると、ご褒美とも言うべきお楽しみの時間に突入	手招きする女性、手ぐすね引くプレーヤー！	もちろん失敗することも。十分に“おたわむれ”できないと、女性に嫌われこんな様に

　お昼にナンパをして成功しても夜這いに忍び込めるのは夜。昼は何もすることがないという人は、お昼寝をして時間を調節するという手もある。フィールド上にはゴザが引いてあるところがある。ここでごろ寝をすることもでき、さらには起床時間帯も設定することができる。

　もちろん寝てしまえば何もせずに無為に時間だけが過ぎていくことになる。一方で、体力や気力が回復するので、時間調節のためだけでなく、戦闘で疲れた体を休めるためにも重宝することになるだろう。

【雑魚寝もできる】
フィールド上には所々にござが敷いてあることがある。これを寝床にすることでごろ寝が可能となっている	起床時間帯を設定することもできるので、決まった時間に起きることができる

■ キャラクターカスタマイズ

街中にある呉服屋や珍品屋で、容姿を変更することも可能

　「侍道」シリーズでは、細かいキャラクターカスタマイズができるが、もちろん本作でも可能となっている。カスタマイズは街中にある呉服屋や珍品屋で行なうことができる。呉服屋では服を購入でき、理髪店に行けば髪型を変更することができる。変更することができるのは服や髪型だけではなく、顔や草履、果ては体型まで変更可能となっている。

　また、珍品屋に行けば体につけるアイテムを購入できる。珍品屋にはお面やひょうたんなどが売られており、例えばお面を買って身につけると、その姿のままで街中を歩くことはもちろん、戦闘やイベントシーンもこの格好のままで進行することになる。

呉服屋では服を買うことができ、理髪屋では髪型を整えることができる。もちろん、商品の種類は豊富だ	服や髪型だけでなく、顔や草履、体型まで変えることができる	自分好みにカスタマイズすることで自分の分身として、この世界の侍として生きていくことができる
珍品屋では体につけるお面やひょうたんなどを購入することができる	もちろんカスタマイズした容姿はグラフィックスに反映され、その格好で街中を歩いたり、戦闘に参加することもできる	さらにイベントシーンもカスタマイズしたままの容姿で進行していく。写真のように鬼の面をかぶったままシリアスなシーンが展開する場面も