アトラス、PSP「ペルソナ2 罪」
より遊びやすくなった戦闘システムを紹介
アトラスは、4月14日に発売を予定しているPSP用RPG「ペルソナ2 罪」の新情報を公開した。
「ペルソナ2 罪」は、1999年6月にPS用タイトルとして発売され、個性的なキャラクター、魅力的なストーリーに加え、前作「女神異聞録ペルソナ」から進化したシステムなどが話題となり、女神転生ファンやペルソナファンから好評を得たRPG作品。本作は、携帯機ならではの利便性や快適性を追及したシステム刷新や、現代のニーズにあうインターフェイスの見直しを行なったリファイン版「ペルソナ2 罪」として、PSPに登場する。
第2報となる今回は戦闘システムの情報を中心に、新たに判明したいくつかの新情報を紹介していく。
本作ではインターフェイスの刷新を行ない、画面右の行動順表示や戦闘画面下で表示されているパーティーステイタス画面の改善が行なわれている。これにより、戦闘状況や戦闘の流れがより見やすくわかりやすくなった。また敵、味方のパーティコンディション表示が可能になったほか、ペルソナ召喚時にキャラクターの召喚モーションのみを表示してペルソナを出さず、その後のダメージエフェクト&ヒットマークのみを表示するスキップ機能を搭載している。
【基本戦闘システム】
PS版での戦闘は半オートバトルを採用(設定で変更が可能)していたが、本作では 1ターンごとに戦闘コマンドを設定するようになった(オート戦闘の場合はコマンドを設定する必要はない)。ここからは、用意されている戦闘コマンドを紹介する。
■ 戦う
各キャラクターの攻撃方法(行動)を選択。選択することができる行動は以下の通り。
【コマンドリスト】 | |
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攻撃 | 武器を使用した攻撃 |
スキル | ペルソナによる攻撃 |
アイテム | アイテムの使用 |
ペルソナ | ペルソナの変更 |
行動順設定 | 行動の順番を設定 |
ステータス | 各キャラクターのステータス画面 |
防御 | 防御を行なう |
■ 合体スキルで戦う
仲間同士のペルソナを掛け合わせることで、通常よりも強力な合体スキルを発動させることができる。
PS版では行動順設定により自動で発動していた合体スキルは、本作ではメニューから選択することが可能になった。またその際に合体スキル発動者の行動順設定も合わせてできるという。合体スキルを行なう場合、発動者全員の行動順位が回ってくるまで発動させることはできないが、本作では行動順位が常に表示されているため、明確な行動順位がわかり戦略を簡単に練ることができる。
【合体スキル】 | ||
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合体スキルを意図的に選択することが可能になり、強敵との戦いも楽になった!? |
【合体スキルの一部を紹介】 | |
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舞耶×達哉:キングフロスト | |
達哉×栄吉×リサ×舞耶×ゆきの:式神召喚 |
■ コンタクト
悪魔と交渉することにより、悪魔召喚に必要となるタロットカードやアイテムをもらうことができる。
PS版では、コンタクトしている相手の「足元のライト」と「感情アイコン」を目安にコンタクトを行なっていたが、本作では“感情グラフ”と呼ばれるグラフ表示によって、コンタクト中の悪魔の感情状況を確認することができる。
【コンタクト】 | ||
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コンタクトを選択すると、画面右側に感情グラフが表示される。このグラフを目安に悪魔と交渉する | ||
コンタクトが成功し喜んでいる | 人間に興味を持ち始める悪魔 | 悪魔を怒らせてしまったようだ |
■ アナライズ
悪魔のデータを確認することができる。ただし、悪魔のデータは一定の条件を満たしていないと表示されない。表示される内容は、悪魔の名称やレベル、弱点など、戦闘を有利に展開することができるものもある。
【アナライズ】 | |
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未知の悪魔と遭遇したら、まずはアナライズで相手の情報を見てみよう |
■ 行動順設定
行動の順番を設定することができる。本来は素早さの数値で決まる行動順だが、状況に応じて味方の行動順番を任意で変更することにより、戦況を変えることができる。なお、行動順番が遅いキャラクターが前に来る場合、敵の行動順位が繰り上がり、戦況が不利になることもあるので注意してほしい。
【行動順設定】 | ||
---|---|---|
味方がピンチの場合、回復キャラクターの行動順位を上げることでピンチをしのぐ事ができる |
■ オート設定
オート設定では、各キャラクターの攻撃方法を設定することにより、戦闘が終了するまで設定した攻撃で戦い続けることができる。スキルを混ぜた設定も可能。上手く活用することで、スピーディーな戦闘を楽しむことができる。
■ 逃走
戦闘を放棄して敵からの逃走を試みる。失敗した場合は敵のターンがあってから、戦闘コマンドに戻る。
【ペルソナ召喚】
ペルソナは、主人公たちの隠れた人格であり、分身である存在。使用するには、ベルベットルームでイゴールに召喚・降魔してもらう必要がある。ペルソナが誕生する召喚を行なうには、悪魔とのコンタクトで手に入るタロットカードが必要になる。
■ 召喚
イゴールだけが行なうことができる儀式で、ペルソナを呼び出すことができる。ペルソナの召喚には「タロットカード」が必要となり、召喚されるペルソナによって必要なカードの枚数が異なる。
【召喚】 | ||
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雪の妖精ジャックフロストを召喚するには「恋人」のカードが72枚必要になる |
■ 降魔
召喚したペルソナはペルソナカードとしてストックされるだけで、それを降魔することで初めて使用可能になる。
【降魔】 | ||
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戦闘でペルソナを使用するには降魔を行なう必要がある。降魔を行なう際には、どのキャラクターに降魔させるかが攻略のポイントになる(後述の「ペルソナとキャラクターの相性」参照) |
■ ペルソナの帰還
プレーヤーが所持できるペルソナカードの枚数は決まっており、所持数をオーバーしてしまうとペルソナを召喚できなくなる。そこで不要になったペルソナカードを帰還(削除)させることができる。帰還させる際、ランクがMAXの状態のペルソナは様々なアイテムに生まれ変わるという。
■ ペルソナとキャラクターの相性
ペルソナとキャラクターの間には相性が存在している。相性が悪いと、スキルを発動するのに多くのSPを消費してしまう。最悪の場合は降魔することができなくなる。逆に相性が良ければ、少ないSPでスキルを発動させることができるほか、ペルソナが特別な力を発揮することもある。
【ペルソナ】 | ||
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戦闘で使い続けることによって、ペルソナもまたレベルアップしていく |
【噂システム】
物語の舞台となる珠閒瑠市では、噂が現実になるという現象が起こっている。この状況を利用して様々な噂を集め、意図的に広めることでその噂を現実化させることが可能となる。ただし、噂は聞いただけでは現実化はせず、実現させるためにはより広範囲の人々に噂を流さないとダメだという。噂を広めるには「葛葉探偵事務所」の力が必要となる。
■ 葛葉探偵事務所
街で噂を集めてきたら、葛葉探偵事務所に噂を広めるように依頼する。噂を広めるには依頼金が必要となるが、有益な噂を広めることで後々に役立つことが数多くあるので支払いはケチらないほうがいいようだ。
■ 噂
広める噂の内容によっては、ショップやカジノ、懸賞など品揃えが大きく変化する。大きく変化するのは以下のもの。なお、1度流した噂は変更することができないので注意してほしい。
ショップ | 武器が買えるようになったり、武器の品質や値段が変わる「らしい」 |
懸賞 | 当選確率や景品の善し悪しが変わる「らしい」 |
カジノ | スロット、ポーカー、ブラックジャックの配当金や確立が変わる「らしい」 |
悪魔 | 悪魔に関する噂を流すことで、その悪魔が出没する「らしい」 |
【噂システム】 | ||
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時間城では、はじめは武器の販売は行なわれていないが、噂を広めることで「武器を買う」が追加される。ここで重要となるのが情報を入手する噂屋の存在。噂屋から得た噂によって展開に変化が! | ||
噂を広めたことで時間城で、武器が買えるようになったが…… | 同じ時間城であるが、安くて品揃えが悪い商品と質は良いが高い商品といった違いが。これは噂の広め方で違いが出てくるようだ。 |
(C) Index Corporation 1996,2010
Published by ATLUS
□インデックスのホームページ
http://www.index-hd.com/
□アトラスのホームページ
http://www.atlus.co.jp/
□「ペルソナ2 罪」の公式サイト
http://p2is.atlusnet.jp/
□「ペルソナ2 罪」の公式ブログ
http://p2is.atlusnet.jp/blog/
(2011年 1月 28日)