【特別企画】日本発のソーシャルゲームポータル「ヤバゲー」大研究
この冬はDeNAとヤフーが仕掛けるSNGサービスを遊び倒そう!


10月7日サービス開始

利用料金:無料(アイテム課金)


「Yahoo! モバゲー」のマイページ。自分が遊んでいるゲームの最新情報や、フレンドの日記などが一覧できる

 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)は11月11日、「Yahoo! モバゲー」の利用者が10月7日の正式スタートから35日間で、100万人を突破したと発表した。「Yahoo! モバゲー」はDeNAがヤフー株式会社とともに提供している新しいPC用ソーシャルゲーム(SNG:ソーシャルネットワークゲーム)のプラットフォーム。DeNAも公式に認めた「ヤバゲー」の愛称で知られている。

 近年注目されているSNGとは、SNSやゲームポータル内の人間関係(ソーシャルグラフ)を使って、多数の人間が非同期に遊ぶことができるシステムを持ったゲームの総称だ。日本でのSNGは携帯電話をプラットフォームに広がってきたが、海外ではFacebookやMyspaceといったSNSでプラットフォームに、PC向けを中心に発展してきた。そして今回、いよいよ日本でもPC向けの本格的なソーシャルゲームプラットフォームが誕生したわけだ。

 「Yahoo! モバゲー」はそんな携帯向けSNGのブームを牽引力に、日本ではまだ未成熟なPCのSNG市場を開拓しようという試みでもある。携帯電話向けのゲームポータル「モバゲータウン」のゲームがPCでも遊べるのが売りで、携帯ゲームとPCゲームの一体化を目指している。将来的にはスマートフォンも巻き込んだクロスプラットフォーム構想の一環だ。

 これまでもオンラインゲームポータルや、SNSの中のSNGはあったが、SNGだけを集めたポータルサイトは新しい試みで、11月10日時点で125のSNGが提供されている。ラインナップにはDeNAのヒット作「怪盗ロワイヤル」や「海賊トレジャー」など、モバゲータウンの携帯ゲーム発のものから、「ブラウザ三国志」や「セルフィれすとらん」のような人気ブラウザゲームまで、携帯向けと同様にオープンソーシャル戦略を取り、新たな市場を狙う多くのデベロッパーが参入している。




■ 年齢層や嗜好の異なるユーザーを引き付けられるかが勝負?

ゲームはジャンル別のほか、新着、おすすめ、人気ランキングなどから探すことができる。気になるゲームを見つけたら、下のボタンを押すだけですぐにスタートできる

 「Yahoo! モバゲー」内のSNGを遊ぶために必要となるのはPCとネットワーク環境、そしてYahoo! JAPAN IDだけだ。Yahoo! JAPAN IDをあらかじめ持っているなら、すぐにマイページに移動してゲームで遊ぶことができる。インストールの必要はなく、ブラウザが起動するならWindowsでもMacでも構わない。携帯サイトの「モバゲータウン」と連動しているので、PC上から携帯を登録すれば「モバゲータウン」とデータを共有して、同じアバターを使ったり片方のゲームで得た結果によってもう片方のゲームでアイテムを獲得したりといったことができる。

 マイページには、日記、ミニメール、あしあとなどSNS機能もあり、ゲームを軸としたコミュニティサービスが利用できる。遊んでいるゲームのサークルで友達を募集すればすぐにミニメール経由でフレンド申請が来るといった具合に、どんどん友達を増やすことができる。mixiのような既存のSNSの場合、まずリアルな人間関係があり、そのソーシャルグラフを前提としてゲームを楽しむという形だが、「Yahoo! モバゲー」は先にゲームがあり、ゲームをするために集まった人同士がコミュニティを形成するという形で、順番が逆になっているわけだ。

 実名が基本と言われるFacebookでも、ゲームをするためだけに登録して、ゲームという接点しかない友人を多数抱えるというゲームポータル的な使い方をする人は多い。SNGが誕生して2年余りが経過し、意味合いや位置づけが徐々に変わってきている。

 海外ではソーシャルゲームブームが一段落してユーザー数が頭打ちになりつつある。ロンドンで11月に開催された「Social Game Summit」では、PlayfishのCEO、Kristian Segerstrale氏が講演でFacebookのソーシャルグラフを軸にしたバイラルの成長はすでに限界だと述べている。今回のラインナップにPlayfishの主力タイトル「レストランシティ」などFacebookからのローカライズタイトルが多数含まれているのは、まだ未開拓な日本のPC向けSNG市場への期待感があるからだろう。

 ただ「Yahoo! モバゲー」が海外デベロッパーや日本のベンチャー企業の期待に十分応えられているかと言うと、まだ不十分な点もある。例えばスタート当初には会員登録をするために、携帯電話かクレジットカードの認証が必要だったことが、スタートダッシュの人口増加を阻んだのは間違いない。参入を検討する日本や海外のゲームメーカーはこの措置に驚いたのではないだろうか。

 現在はこの認証プロセスは廃止され、Yahoo! JAPAN IDのみで利用できるようになった。しかしまだサイトのトップページには、かなり目立つ部分に認証を呼び掛けるボタンがあり、これを嫌がってそのまま帰ってしまうユーザーもいるのではないかと思われる。11月11日には、DeNAから「Yahoo! モバゲー」の登録アカウントが100万人を突破したというリリースが出され、順調に数を伸ばしてはいることを印象付けた。しかし「モバゲータウン」の2,000万ユーザーにはまだまだ及ばないし、ヤフーとの業務提携による期待値は100万人程度ではなかったはずだ。

 今後「Yahoo! モバゲー」にどのように人を呼び込んで行くかが課題になりそうだ。今後は「Yahoo!メール」との連携や、「mixiチェック」の導入で、外部サイトとの連携も強化されていく予定だということだ。

NEO COSMICが提供している「イケメン★ホスト学園」。なぜか公務員となったホスト志望が通うエリート学校の生徒たちと恋愛するという、バーチャル恋愛ゲーム
アトラスの人気RPG「ペルソナ」もSNGとなって登場。戦闘ミッションをこなして町に起こった異変の謎に迫る

 もう1つの課題は、携帯アプリ市場とのユーザー層の違いだ。「モバゲータウン」は10代女性の利用が圧倒的に多いが、今回発表された「Yahoo! モバゲー」の利用者を見ると、男性68%、女性32%と男性が多く、年齢構成比は20歳未満が15%、20~29歳29%、30歳以上56%(11月10日現在)となっており、ユーザーの半分以上は30代の男性ということがわかる。

 携帯アプリのPC版タイトルには、FacebookやmixiのSNGをやりこんでいる筆者の目にも新鮮なゲームが多数ある。例えば女性向けの恋愛アドベンチャーはこれまでPC版のSNGではほとんど見かけなかった。これだけはっきりとユーザー層が違う中に、携帯で人気があったゲームと言えどそのまま持ってきたのでは受け入れられにくい面があるのではないかと思える。

 ジャンルだけではない。画面が小さく情報量が限られていた携帯ゲームに比べて、PCのSNGはずっとたくさんのデータを扱うことができる。そのため同じSNGと言っても、モバイルとPCでは全く異なった見せ方やアプローチが求められる。モバイルでは難しいフルFlashのSNGはその典型例だろう。「Yahoo! モバゲー」のラインナップを見渡してもPC向けのブラウザゲームを作っていた会社のタイトルと、携帯アプリを作っていた会社のタイトルでは持っているノウハウの違いが作品性に大きく表れている。

 SNGという概念が生まれてからまだ日が浅く、海外でも日本でも現在はまだ様々な可能性を探る模索が続いている。「Yahoo! モバゲー」も今はまだ寄せ集め感がぬぐえないが、今後は「Yahoo! モバゲー」に特化した日本らしいPC向けのSNGが生まれてくるだろう。今すぐには結果がでないだろうが、なにしろSNGの世界は変化が速い。この新しい試みが今後日本のPCゲーム市場にどういう変化をもたらしていくか、その推移に注目したいところだ。



■ 人気ゲームの中から注目作品をピックアップして紹介!

 ここからは、さっそく代表的な「Yahoo! モバゲー」タイトルをいくつかピックアップしてご紹介したい。

 「Yahoo! モバゲー」にはYahoo!ゲームの定番を始め、モバゲータウンからPC用にリニューアルしたもの、Facebookなど海外のSNSで人気のゲームのローカライズ、「Yahoo! モバゲー」のために開発された新作と100種類を超えるゲームがある。どれもこれも個性豊かで、SNGといえばコレという大定番から、他では見られないオリジナリティあふれる作品まで、いい意味でカオスな状況だ。

 実際に遊んでみると、ソーシャル性を前面に押し出してるゲームはそれほど多くないことに気付く。SNGは日本ではまだまだ発展途上のジャンルで、各社が以下にゲーム内にソーシャル性を盛り込むかで苦心しているのがわかる。SNGは開発期間が短くて済む分、非常に変化が速いという特徴がある。例えば同じ「レストランシティ」でも先行しているFacebook版は、相次ぐアップデートにより、初期の頃と比べるとまるで別のゲームといっていいほどにゲーム性が変わっている。今始まったゲームも、今後ユーザーの動向や要望を盛り込んでどんどん変化していく、そして日本独自のSNG文化が形作られていくはずだ。その軌跡を追っていくのは、ソーシャルゲームファンとしての醍醐味でもある。

 今回は、その中から編集部が独断と好みでピックアップしたゲームを紹介する。今回紹介するのは、これらのゲームの本の端緒にすぎない。ぜひ自分で触ってみて、日々変化していくそのスピードを実感して見て欲しい。

「怪盗ロワイヤル -Zero-」(DeNA)

 モバゲータウンのブームを生みだした大ヒットゲームのPC版。プレーヤーは怪盗見習いとなり、ミッションをこなして宝物を集める。ミッションでレベルが上がると、行動力を表す手下の数と、プレーヤーの攻撃力、防御力のいずれかにポイントを振り分けてキャラクターを成長させていく。本作の醍醐味は対人戦で、他のプレーヤーを襲撃して宝物を奪うことができる。対戦は相手がいなくても行なえるので、自分のレベルや欲しい宝に合わせてゲーム参加者との自由なマッチングが可能だ。フレンドと怪盗仲間になってチームプレイを楽しんだり、自分の手下として雇うことができる。


「怪盗ロワイヤル」は「Bandit Nation」の名前でFacebookにサービスされたことがある。今回のPC版はそれがベースになっている
ミッションをこなして手下の数を増やしていく。手下の数は時間か、課金アイテムで回復するキャラクターが育ってきたら、他のプレーヤーとのバトルを楽しもう。非同期型の対人戦はこのゲームの大きな魅力だ

「海賊トレジャー ANOTHER WORLD」(DeNA)

 「怪盗ロワイヤル」と並んでモバゲータウンで人気の「海賊トレジャー」も、PC版になった。本作は海賊になって、敵と戦ったり宝箱をクレーンで引き揚げ、宝物や素材を集めて船をカスタマイズしていくというゲーム。基本的な流れはモバイル版と同様だが、携帯のボタンの代わりにマウスでクリックする操作になった分、よりアクション性が高まっている。海賊との戦闘は船に照準を合わせてクリックするのだが、強い敵は動きが早くなかなか難しい。フレンドと海賊仲間になると、時々現われるボス戦の時に戦闘を手伝ってくれる。また、海賊仲間の船を磨くことで航海するためのエネルギーがもらえる。


基本的なプレイはモバイル版と同じだが、アクション性が強まってなかなか難易度が高い。特にボス戦のバトルにはかなり熱くなる
クレーンの動きをクリックで操作する「サルベージ」。クレーンが障害物に当たると下の緑のバーが減少し、なくなると失敗する宝探しや戦闘で集めた素材で船をカスタマイズしていく。見た目だけでなく性能もどんどん向上させることができる

「もやしもんガチャガチャ」(フジテレビジョン)

 大人気コミックスを原作にしたドラマ「もやしもん」の中に登場する人気キャラクターの菌たちを使って、発酵食品を作るゲーム。1日3回無料でガチャガチャを回すことができる。ガチャガチャの中には菌が入っていて、開けると部屋の中にふわふわと漂い始める。机の上のシャーレに材料をセットして菌に醸してもらうと、醤油や味噌が完成する。最初は1種類の菌しかいないが、完成した食品を出荷することでレベルが上がり、多様な菌を使うことができるようになる。

 時折、腐敗や病気の原因になる「おじゃま菌」が発生するのでクリックして退治する。登場した菌や食品は「図鑑」で詳しい説明を見ることもできる。菌がボイス付きでしゃべるのも、ドラマとのコラボレーションらしい部分だ。SNGのバイラル性を利用したこういったコラボは、メディアミックスの新しい形として今後増えていきそうだ。


コミックスでもお馴染みのオリゼーがボイス付きでゲームを説明してくれる。ガチャガチャから出た菌は部屋を浮遊し始める。クリックすると吹き出しでしゃべる
机に置いた材料をかもして発酵食品を作る。最初はA・オリゼー(コウジカビ)しかいないので作れるのは醤油と味噌のみオススメはビール。11月開催されるビール祭りイベントは、コミックス読者ならニヤリとするはず

「レストランシティ」(Electronic Arts/Playfish)

 数多くのレストランゲームを生み出したFacebook発の元祖レストランゲーム「Rastaurant City」が、日本向けにローカライズされて登場した。「レストランシティ」は自分がレストランのオーナーになって、店を経営するシミュレーションゲーム。フレンドを従業員として雇ったり、友達のレストランを見に行って評価したり、お互いの食材を交換したりしつつ、グルメの殿堂目指してレストランを大きくしていく。自由度の高さが魅力で、レストランのインテリア、エクステリアはもちろん従業員の服装や、店で給仕するメニューまで事細かに設定できる。

 日本向けのオリジナル要素としては「カレーライス」や「豆腐サラダ」といった日本オリジナルメニューや、オリジナルの家具がある。またイメージキャラクターのマギーが碧眼からブラウンの瞳に変わっていたりと細かい配慮も見られる。Facebook版のオリジナルは筆者が現在進行形でハマっている佳作なのでこの機会にぜひオススメしたいところだが、日本語版ではプレゼントを一度に複数のフレンドに送ることができなかったり、自分がほしいプレゼントを指定できないなど、まだまだ使いづらい面もあるので改善を待ちたいところだ。


オープニングには自分の店が登場する。従業員の動線を最短にする配置が稼ぎのポイントだ
従業員は顔、服などの見ためを自由に変えられる。全員バニーにしたり、制服を統一させることもできるメニューは10段階までレベルアップさせることができる。食材の★はレア度を表している

「恋してキャバ嬢」(KLab)

 こちらも携帯ゲームからのリニューアル版。夜の仕事でお金を稼いで、一流の夜の蝶を目指すというゲームだ。最初は店のランクが低く、来客もあまり女性好みではなさそうなタイプだが、店のランクが上がるとセレブやイケメンが登場してくる。出勤する条件には「カワイイ」と「綺麗」、「セクシー」があり、服やアクセサリーに設定された「カワイイ」、「キレイ」、「セクシー」を組み合わせることでどの店に勤務できるかが変わってくる。

 接待は、動いている赤いハートが所定のマスの中に来るタイミングに合わせてクリックするだけの単純なもので、誰でも楽しく遊べる。毎回セリフが変わるので、単純ながらも予想以上にリアルな雰囲気を味わえる。男性の好感度が上がるとアフターで個人的にデートも可能。アバターの種類はかなり豊富で着せ替えゲームとしては非常に秀逸で単純ながら奥深い。


キャバ嬢になってお客様を接待。優しい言葉をかけてもらうと、どんなお客さんでも嬉しい?
ゴージャスなアバターは種類豊富に揃っている。ほとんどのアバターはゲーム内通過と課金コインのどちらでも購入可能だ仲良くなったお客様はアルバムに整理。連絡して同伴アイテムを使うと、店に来てくれる頻度が高くなる

「英雄クエスト」(ONE-UP)

 大ヒットブラウザゲーム「ブラウザ三国志」を生んだONE-UPが開発したオンラインRPG。自分のクラスを選んで、クエストをこなし、キャラクターを成長させていく。「怪盗ロワイヤル」と同じ、いわゆる「『Mafia Wars』スタイル」と言われるジャンルのゲームで、「怪盗ロワイヤル」よりもさらにRPG色が強い。

 行動エネルギーを使って雑魚モンスターと戦ってレベルを上げて行く。雑魚との戦いはワンクリックだが、ボス戦では他のプレーヤーをパーティーメンバーとして雇って、パーティーを組んでターン制のコマンドバトルで戦う。レベルを上げてスキルを覚えたり、より強い装備を手に入れてキャラクターを強化していくところは、家庭用やMMORPGなどと変わらない。何人ものプレーヤーが協力して戦うレイドボスも存在している。今はまだ始まったばかりでコンテンツが少ないが、MMORPGやMORPGに負けない拡張性はあるので、今後どんな風に進化していくかを期待しつつ追っていきたい。


選べる職業は「ファイター」、「マジシャン」、「シーフ」、「クレリック」の4つ。性別も男女から選択できる
モンスター退治のミッションをこなしていると、やがてボスモンスターとの戦闘が発生する。ボスとの戦闘はコマンド選択式のターン制バトルだカレン大陸から始まり、たくさんの冒険の舞台が用意されている

「まきば生活ひつじ村」(サクセス)

 SNGの代名詞ともいえる農場系ゲームも多数登場しているが、今回はその中から「まきば生活ひつじ村」をピックアップした。2Dオンラインゲーム風のキャラクターで、自分の牧場を世話する。本作の特徴は季節の概念があることだ。牧場系ゲームでは作物を植えると時間がたてば勝手に育っていくが、本作ではプレーヤーが時間を進めなくてはならない。逆にいうと、時間を進めるまではどれだけ行動しても時間経過はないので、じっくり自分の農場を作りこむことができる。「ランキング」から他のユーザーの農場を見に行くことができ、プレゼントを贈ることもできる。だがどちらかというと、ソーシャル系の農場ゲームと言うよりは、農場シミュレーションとしての側面が大きいゲームだ。


ほのぼのした雰囲気の農場シミュレーション。プレーヤーのキャラクターは、クリックで移動できる

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(2010年 11月 26日)

[Reported by 石井聡]