マイクロソフト、2010年秋のXbox LIVEアップデートを実施
Kinect関連機能、Zuneビデオ、ファミリー機能などを追加


11月1日実装


 マイクロソフト株式会社は11月1日、Xbox 360のオンライン機能であるXbox LIVEのアップデートを実施した。アップデートはすべてのユーザーに無料で実施される。

今回のアップデートの最大の特徴はKinectへの対応
そして「Zuneビデオ」

 今回のアップデートのメインは、北米で11月4日、日本で11月20日にそれぞれ発売が予定されているジェスチャーコントローラ「Kinect」への対応と、今秋実装が予定されていた「Zuneビデオ」が中心となっている。

 Kinectへの対応については、「Kinectセンター」と呼ばれる専用のメニューを追加し、Kinectセンサーを使った身振り手振りによる操作を行なうことができる。主な機能としては、Kinectユーザー同士でビデオチャットが楽しめる「ビデオKinect」と、音声による直接的な操作「音声コマンド」の2種類。Kinectの各種設定もここで行なう。

 Zuneビデオは、1080p/フルHD/5.1chサラウンドのクオリティで、映画やアニメなど各種映像コンテンツが楽しめる新サービス。視聴方法はストリーミングもしくはダウンロードに対応しており、ゲームコントローラーや専用のリモコンに加えて、Kinectを使って映像の再生、ポーズ、チャプター操作などを身振りや音声で操作することができる。

 11月1日時点でのコンテンツ提供メーカーは、バンダイチャンネル、ワーナー・ホーム・ビデオ、MGM 、NBC Universal International Television Distribution、Paramount Pictures 、20th Century Foxの合計6 社となる。提供価格は、SD映像で210~280MSP(約315円~420円)、HD映像で350~420 MSP(約525円~630円)。

 レンタルした作品は、ストリーミングの場合、初回の再生開始から24 時間以内であれば、繰り返し視聴可能で、ダウンロードでレンタルをする場合には、ダウンロードしてから14日以内であれば再生開始が可能で、ストリーミングと同様に初回再生から24 時間以内の間で繰り返し視聴が可能というレギュレーションとなる。

 そのほかの機能としては、ファミリー関連機能がある。子供に対してプレイを許可するゲームをCESAレーティングだけではなく、ゲームタイトル別に設定する機能や、子供向けのダッシュボード「ファミリーダッシュボード」の追加など、ペアレンタルコントロール機能が強化された。

 また、Kinectをファミリーで楽しむことを想定した2人分の価格で、4人までのゴールドメンバーシップ登録が可能となる「ゴールドファミリーパック」のサービスも開始される。「ゴールドファミリーパック」専用の機能「ファミリーセンター」からは、メインメンバーがサブメンバーに対してマイクロソフトポイントを分けることができるほか、サブメンバーがいつ何をどれぐらい遊んでいたかを参照することができる。


【2010年秋のLIVEアップデート】
ダッシュボードの変化としては、コンテンツの並べ方が斜めからフラットになったことが挙げられる。Kinectでの操作のしやすさを意識したものと思われる。また、細かいところではゲーム情報の表示の仕方や検索機能も変更されている

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