HUE、秋葉原でゲームイベント「HanbitStation2010」を開催
「AIKA ONLINE」のアップデート情報が公開、ウィッキーさんの英会話イベントも


7月24日 開催

ベルサール秋葉原


会場前にできた開場待ちの長い行列

 株式会社ハンビットユビキタスエンターテインメント(HUE)は、夏休みで混雑する秋葉原で、同社がサービスしているオンラインゲームを一同に集めたオフラインイベント「HanbitStation2010(ハンビットステーション2010)」を開催した。

 会場となったベルサール秋葉原1階のホールには、イベントステージ、物販ブース、ゲームの試遊台が設けられ、暑い中大勢のファンでにぎわった。オンラインゲームのイベントではすっかりおなじみになったウェブマネーの御藝大明神と御藝巫女や、「鉄道居酒屋 Little TGV」のスタッフもブースを出してイベントを盛り上げた。

 冒頭に挨拶したHUEの代表取締役CEOのキム・ユラ氏のほか、「AIKA ONLINE」開発チーム長のチョン・ジンホ氏、ハンビットソフト事業チーム日本担当のジャン・ウンジョン氏、「グラナド・エスパダ」を開発しているIMC Gamesのキム・ハッキュ氏が最新の開発情報を紹介。

 ステージイベントは司会にDJの森一丁さんと声優の儀武ゆう子さん。ゲストには、「ワンポイント英会話」でお馴染みのA・ウィッキーさん、ボーカリストの夏川陽子さんとシンガーシングライターの三澤秋さん、声優の草尾毅さん、「グラナド・エスパダ プラス」の作曲家久保田修さんらを迎えてにぎにぎしく開催された。

 このレポートでは「AIKA ONLINE(エイカオンライン)」、「ちょいトレ英会話」、「X-BEAT(エクスビート)」、「アークサイン」の4つのゲームのステージイベントと、イベント前半の会場の様子をお送りする。新情報満載の「グラナド・エスパダ」のステージイベントに関しては、こちらにまとめてあるのでそちらも合わせて読んで欲しい。




■ HUEのリアルゲームポータルが多数のゲストともに秋葉原に出現

HUEの代表取締役CEOのキム・ユラ氏の挨拶で出発進行!
司会進行を務めた、声優の儀武ゆう子さん(左)とDJの森一丁さん(右)

 「ハンビットステーション」はHUEが運営するゲームポータルサイトの名称。その名前を冠したイベントは、全体に鉄道をイメージしつつ、HUEのゲームを一堂に会して紹介するというものだ。

 来場者に配布された団扇は切符型で、イベントステージの模様は路線図風、イベント開始時間の案内は駅の構内放送風、ドリンク販売コーナーは秋葉原にある鉄道居酒屋「Litte TGV」が行なうなどかなりのこだわりよう。ステージイベントのスケジュールも、各イベントを停車駅に見立てた時刻表になっていた。

 試遊台では、HUEがサービスしている「グラナド・エスパダ プラス」、「アークサイン」、「AIKA ONLINE」、「WYD(ウィド) WITH YOUR DESTINY II」、「X-BEAT」、「ちょいトレ英会話」の6つのゲームを体験することができた。

 イベントステージの周囲には、ウェブマネーがオンラインゲームのイベントに出店している好例の「御藝大明神」が飾られ、御藝巫女がWebMoneyが当たるミニゲームで盛り上げていた。また、鉄道の制服風のコスチュームを着た「鉄道居酒屋 Little TGV」のスタッフがソフトドリンクを販売していた。

 物販コーナーでは「AIKA ONLINE」のパッケージや、ゲストの音楽CDなどが販売されていた。「AIKA ONLINE」でプレーヤーを助けてくれるプランが抱いているクマのぬいぐるみをそのまま立体化したぬいぐるみの先行予約も行なわれていた。また、ツクモ電気のマスコットキャラクター「つくもたん」のグッズ販売コーナーの販売も行なわれたが、開場直後から大行列ができて、またたくまに売り切れてしまった。

 猛暑の中にもかかわらず、会場は終始大勢の来場者でムッとするほどの混雑ぶり。来場者の中には招待された有名ブロガーもいて、会場の様子はインターネットにストリーミング放送も行なわれていた。「御藝大明神」の抽選イベントでは、茨城や新潟から来た人が純金製のWebMoneyを射止めていた。

 各ゲームのステージイベントには、どれも整理券待ちの長い行列ができて会場の外まで続いていた。司会進行を務めた森さんと儀武さんも汗だくに成りながらのステージだったが、前半のイベントはどれも大盛況だった。


オープニングに作品紹介をした、広報担当の村松直也氏切符型のうちわは、プレゼント大会用のナンバー入り開場のデザインも、なんとなく鉄道を思わせる
オンラインゲームイベントでは恒例になった「御藝大明神」のWebMoney抽選会「AIKA ONLINE」のオリジナルクマぬいぐるみ物販コーナーではゲストのCDや、グッズなども販売された
「つくもたん」グッズは開場後、あっというまに完売「鉄道居酒屋 Little TGV」のドリンク販売コーナーHUEのゲームが遊べる体験コーナー




■ 開発者ジンホ氏が、韓国の最新アップデート、新エリア「レオポルド」を語る

「AIKA ONLINE」開発チーム長のチョン・ジンホ氏
ハンビットソフト事業チーム日本担当のジャン・ウンジョン氏
ゲームマスターの小村大介氏(左)とムファッサ氏(右)

 「AIKA ONLINE」はスペックの低いパソコンでも1,000人対1,000人の大規模対人戦が手軽に楽しめるWindows用MMORPG。プレーヤーの分身であるプランというNPCキャラクターを育てられるのが特徴だ。

 「AIKA ONLINE」のステージイベント「第1回 開発・運営ディスカッション」では、韓国で22日に実装されたばかりの大型アップデート「Epic2」の新コンテンツが紹介された。登壇したのは、「AIKA ONLINE」開発チーム長のチョン・ジンホ氏、ハンビットソフト事業チーム日本担当のジャン・ウンジョン氏、日本側のゲームマスター小村大介氏とムファッサ氏。「Epic2」の情報は日本ではこれが初公開となる。

 「Epic2」の目玉となるのは、新たな大陸「レオポルド」だ。「(現在プレーヤーが舞台にしている)ラキア大陸が海に沈みつつあり、住民は新しい大陸を探しに旅に出ます。そこで見つけたのがレオポルドです。ただ残念ながら歩いては行けないし、楽に行くこともできません」(ジンホ氏)。

 レオポルドには、空を飛ぶ船「エアカラック」に乗っていく。「エアカラックは非常に大きな船です。たくさんのお客さんが一緒に乗れるので、ここでチャットをしたり、攻略の作戦を練りながら移動していただけます。出会いの場所にもなると思います」(ジンホ氏)。

 プレーヤーはレオポルド内にいくつかある「監視塔」を奪い合って闘うことになる。「AIKA ONLINE」の戦争はいままで2国同士で闘っていたが、レオポルドでは5カ国ある国が一堂に会して闘うことになり「いままで以上に熾烈な戦争になります」(ジンホ氏)。

 監視塔の占領は楽ではないが、その分大きな報酬が用意されている。さらに、占領したプレーヤーだけが入ることができる秘密の場所への入場権を入手できるらしい。

 新規ダンジョン「ライカン洞窟」は、いくつかの攻略ルートがあり、「仲間と共に戦略を組んでいったほうがより楽しいものになります」(ジンホ氏)。新しいより強力なモンスターも多数登場する。日本の運営チームもテストに参加して実際に戦ってみたが、まったく歯が立たないくらいの強敵だったとか。

 そんな強敵に立ち向かうための新装備も全クラスに実装される。これまでは色違いの装備が多かったが、今回はまったくの新グラフィックスになる。また、新マウンドも実装される。

 「韓国で、アップデート前にテストサーバーに実装されたのですが、本サーバーが過疎になるほどの人気でした」(ウンジョン氏)という「Epic2」。日本でのアップデート予定はまだ未定だが、期待して待ちたい。

 日本の運営については、これまでプラン中心に展開していたゲームのイメージを一新して、今後は「AIKA ONLINE」のメインコンテンツである戦争を前面に押し出して行く。既にバナー広告もごつい「オッサン」に変わっているが、今後このキャラクターがゲーム内に登場する可能性もあるそうだ。

 また7月20日に実装された「プリズンデスペロ」に関して、「更に謎を追究する新しい部分を9月くらいにはお見せできるかなと思います」と小村氏。さ、来週エイカのギルドに当たる「レギオン」のレベル上限をレベル5から10へと引き上げ、レギオン専用スキルを実装するアップデートが行なわれる。

 また、ジンホ氏からのサプライズとして、現在日本のユーザーに向けた特別なコンテンツを開発中とのことだ。こちらは「Epic2」の後に発表すべく現在開発を進めている。まだ韓国でも未発表だという情報で、内容はプレーヤーがプランとの関係を更に深めることができるようなものだという。日本向けと銘打ってあるだけに、気になるところだ。


新エリア「レオポルド」新ダンジョン「ライカン洞窟」「レオポルド」に行くための「エアカヤック」
「エアカヤック」には大勢のプレーヤーが搭乗できる「レオポルド」にある唯一の集落「スカディーの瞳」がこの大陸を凍り付かせている
プレイヤーが争奪することになる「監視塔」凍り付いた謎のモンスター。実はログイン画面にも出ているライカン洞窟の入り口
洞窟に出る新モンスター「ジェレニスヤヌス」洞窟に出る新モンスター「ジェレニスロシャン」新たな敵「ラホム族」
新たな敵「エルバス」「グラディエーター」と「パラディン」の新装備「バスター」と「ブラスター」の新装備
「カオスウィザード」と「セイント」の新装備「グラディエーター」と「パラディン」の新マウント「バスター」と「ブラスター」の新マウント
「カオスウィザード」と「セイント」の新マウント新しいイメージキャラクターは戦う“おっさん”今後は戦争を全面に押し出していく




■ 元祖お茶の間のアイドル“ウィッキー”さんが、来場者にもワンポイント英会話

A・ウィッキーさん

 「ちょいトレ英会話」のステージイベント「ちょいトレ英会話でLet's Try!」には、日本テレビ「ズームイン朝!」の「ワンポイント英会話」コーナーを担当して日本人に英会話の楽しさを教えたA・ウィッキーさんが登場した。ウィッキーさんは「ちょいトレ英会話」の中でも、受講者にアドバイスをする動画に出演している。

 「ちょいトレ英会話」は「X-BEAT」のキャラクターを使って、キャラクターの喋る英語をマイクで繰り返すシャドーイングという学習法で英会話を練習できる。レッスンはいくつかのシリーズに分かれていて、生活、トラベル、ビジネスなどのジャンルが用意されている。

 ウィッキーさんはステージを飛び出し、来場者や御藝巫女に英語で質問。それぞれの答えをもとに、ジョークを交えながら英会話のコツを伝授した。「会話は勉強するのではなく、楽しんで覚えないと」とウィッキーさん。ゲーム感覚で遊べる英会話とは、このサービスが始めての出会いだという。

 「ちょいトレ英会話」には8月3日から、海外旅行中のシチュエーションをまとめた「サバイバルショー Part2」が、9月には子供向けのプログラム「キッズショー」が実装される。


いきなり英語で話しかけられてプレスもわたわた御藝巫女の2人も急遽ステージに上がって英語のレッスンゲーム感覚で、楽しみながら英会話を学習できる




■ 「アークサイン」の爆笑ステージと「X-BEAT」のミニライブでヒートアップ

進行の儀武さん(左)と、ゲストの草尾毅さん(右)
ボーカリストの夏川陽子さん
シンガーソングライターの三澤秋さん

 「アークサイン」は、傭兵を駆使した多人数バトルと、ジョークの効いた会話が楽しいWindows用MMORPG。倒したモンスターからカードを手に入れて、そのモンスターを傭兵として呼び出すことができる。プレーヤーは数体の傭兵とともに大量の敵をなぎ倒していくという、爽快感ある多対多の戦闘が手軽に楽しめる。通常のローカライズとはひと味違う、なんでもあり的なお笑い満載のテキストは必見だ。

 そんな「アークサイン」のステージイベントは、伝説のWEBラジオ「ぎりらじ」の番外編「ぎりらじ! 番外編”~新たな傭兵を召喚じゃ!~」。「ぎりらじ」は「ラジオのタイトルは色々考えたけど結局当日まで決まらなくてギリギリアウトな感じで放送スタートしたラジオ」の略。「アークサイン」内でプレーヤーを助けてくれるNPC「大神官ユイ様」役の早見沙織さんと、そのおつきの神官「グレイ」役の矢作紗友里さんがぎりぎりなトークを送るという、トーク番組だった。

 今回の番外編では2人は“天の声”として登場して、7月20日に実装されたばかりの「リバイバルシステム」について説明を行なった。代わりにステージには、今後「アークサイン」に声の出演をする予定の声優、草尾毅さんが登場して、進行の儀武さんとともにトークを繰り広げた。

 「リバイバルシステム」は、レベル40以上のキャラクターがある条件を満たせば、レベル10の状態から再度冒険を始めることができるシステム。その際、新しく追加された専用ヘアースタイルや新フェイスパターンを選択することができる。

 草尾さんはプレーヤーキャラクターの新ボイスを担当する予定で、ステージではとりあえず仮に想定したキャラクターの声を実際に当ててみる、というイベントが行なわれた。出題されたキャラクターは、「納豆は必ず左巻きで20回以上かき回す少年。通信空手を続けた結果、メキメキと卓球の腕をあげてゆき、今夏は初のインターハイ出場を目指している。必殺技はA4用紙5枚を突き破る威力を持つ一子相伝のサーブ、クリケットクリケーン」というわけのわからない設定。それでも、さすがはプロ。台詞の中に設定を盛り込みつつ感情を込めて絶叫していた。

 「X-BEAT」のステージイベント「Beat!&Dance!!『X-BEAT』」スペシャルライブ」では、「X-BEAT」1周年を記念して制作されたテーマソングを歌う夏川陽子さんと、夏川さんにも多くの楽曲を提供しているシンガーソングライターの三澤秋さんのミニライブが行なわれた。バックダンサーを従え、ムーディーな曲から、ビートのきいたダンサブルな曲など5曲を披露した。


「大神官ユイ様」役の早見沙織さんと、おつきの神官「グレイ」役の矢作紗友里さんは声の出演「踊りながら歌うのは気持ちいい」という夏川さんのステージダンスは始めてだという三澤さんも、バックダンサーを従えて熱唱


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「ちょいトレ英会話」はHUE の商標です。
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(2010年 7月 24日)

[Reported by 石井聡]