株式会社スクウェア・エニックスは、プレイステーション 3/Xbox 360用サバイバルホラーFPS「Singularity」(シンギュラリティ)を9月22日に発売する。価格は7,980円。本作は、同社が海外ゲームタイトルを厳選し、国内で販売する専門レーベル「SQUARE ENIX EXTREME EDGES」作品として発売される。
「シンギュラリティ」は、一切の過去を闇へと葬り去られ、地図からも抹消されたロシアの孤島を舞台に、プレーヤーが任意に時を操るデバイスを駆使し、物語に張り巡らされた「過去」と「現代」に互いに影響しあう謎を解き明かすタイトルとなっている。
開発は「Quake4」などを手がけた、FPSで実績のある開発スタジオRaven Software。「Unreal Engine 3」によるハイクオリティなグラフィックスも本作の特徴としている。
【ストーリー】 |
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●プロローグ 1945年── ソビエト連邦は軍事力のさらなる増強を進める一方、政治的影響力も拡大し続けていた。だが、当時原子力の秘密を握っていたのはアメリカだった。 しかし、この優位性は盤石とはほど遠く、ソビエトは独自の計画を進めていた。 ソビエト連邦の南東部海岸沖にある小島でウラン鉱脈の調査中、強力なエネルギー源が発見されたのである。“E99”と名付けられた新たなエネルギー源を手に入れたソビエトは、世界の支配を推し進める好機だと捉え、この未知の物質の潜在能力を明らかにするべく開発資金を無制限に投入。 計画の責任者の“ヴィクトール・バリソフ”は、この島に「Katorga-12」(カトルガ12)と呼ばれる研究施設を開設した。しかしモスクワはある日を境に施設を葬り去り、この小さな島はロシアの地図からも消し去られた。 歴史からも記録からも抹消されたこの場所は、50年もの間大いなる秘密を隠し続けていた。 「ネイト・レンコ」がこの地に足を踏み入れるまでは……。 ●「特異点」──「シンギュラリティ」 舞台は2010年現在。ロシア領空内に位置するある島の調査を命じられた、アメリカ空軍偵察部隊に所属するパイロット「ネイト・レンコ」。 上空から秘密裏に行なわれるはずの偵察は、謎の爆発に巻き込まれ島に不時着するという最悪の事態に発展。 島でレンコが見た物は、廃墟と化した街並み、打ち捨てられた軍事研究所、過去に不条理で残酷な事件が起きたであろう爪痕の数々。そして、次々とフラッシュバックする、60年前の出来事──。 そこは特異点“シンギュラリティ”と呼ばれる、時空の歪みが生じる場所だった。 レンコは、局地的に時を操ることが可能なデバイス「TMD(タイム・マニュピレーション・デバイス)」(※)を入手し、60年前にこの場所でおきた大事件の謎を追い掛ける。 ※物体に対して使用することで、小さい範囲の時間経過を早めたり、逆に遡らせたりすることができるデバイス。朽ち果てた建物やスイッチを壊れる前の姿に戻したり、行く手を阻む扉を腐らせたりしながらこの孤島に秘められた真相へと近づいていく。とてつもない技術を持つデバイスだが、何時の時代のものか、何故レンコの手元にあるのかは不明。 |
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