予約特典の「Young Kamutai magazine」

　株式会社セガは、4月末からティザー公開していた「龍が如く」シリーズの新プロジェクト「Project K（仮称）」の正式タイトルなどを発表した。タイトルは「クロヒョウ 龍が如く新章 （以下、「クロヒョウ」）」。プラットフォームはPSPで、9月22日の発売を予定。価格はUMD版が6,279円、ダウンロード版は5,600円。

　「クロヒョウ」は、神室町を舞台に、暴力でしか自分自身を信じることができないでいる主人公・右京龍也の物語を描く。1つの過ちが少年の運命を変え、やがて戦いの宿命に繋がっていく。携帯ゲーム機ではあるが、300分を超えるフルボイスのイベントムービーを用意するなど、かなりのボリュームでドラマを表現している。

　また、バトルシーンは喧嘩ならではの激しさやリアルを追求し、シリーズ作の中においても「クロヒョウ」ならではの独自のエッセンスを盛り込んでいるという。またプレイ人数は1人だが、アドホック通信プレイ時は2人～4人となっている。

　「クロヒョウ」の発売が発表されたことで、予約キャンペーンの内容も明らかとなった。全国の予約キャンペーン実施店において予約すると、特典として「Young Kamutai magazine」が付いてくる。内容は、神室町の話題スポットの紹介や、地下格闘場「ドラゴンヒート」の大特集のほか、神室町のマップなども収められている。特典の数は限られているので、購入時に1度確認していただきたい。また、「Young Kamutai magazine」は商品の購入時に渡される。

【スクリーンショット】
これまでの「龍が如く」シリーズにはない荒々しいグラフィックスで表現されている

　「龍が如く」のシリーズは、毎回豪華なキャストが登場するが、ゲームの発表に合わせて、出演陣の一部が発表された。

■ 高良健吾 （右京龍也 役）

　1987年11月12日生まれ。熊本県出身。蜷川幸雄監督作品「蛇にピアス」、SABU監督作品「蟹工船」などに出演している注目俳優。2010年は「BANDAGE　バンデイジ」、「ソラニン」、「ボックス！」、「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」、「おにいちゃんのハナビ」、「ノルウェイの森」、2011年には「白夜行」など公開予定作品も含め、多数出演作が控えている。

・コメント

　声優は初めての経験だったので、すごく苦しんで、スタッフの皆さんに迷惑かけた部分もたくさんあったんですが、それでも自分の中で精一杯やりました。いろんな声の出し方だったり、表現の仕方だったり、今回そういったことを学べたので、本当に貴重な経験で自分の糧になりました。このゲームはひとりの若者の成長と生き様を描いた魅力あふれる作品になっていますので、皆さん、ご期待ください。

■ 波瑠 （工藤沙紀 役）

　1991年6月17日生まれ。東京都出身。2007年より雑誌「セブンティーン」専属モデルとして活動。女優としては映画「恋空」、「女の子ものがたり」、テレビドラマ「恋空」、「オルトロスの犬」などに出演。シングル「I miss you/MESSAGE」でCDデビューも果たしている。2010年は映画「マリア様がみてる」、「ソフトボーイ」、「武士道シックスティーン」などの公開が予定されている。

・コメント

　ゲームのキャラクターの声優に初めて挑戦するということで、とても緊張して不安で、難しい部分もありましたが、いいお仕事の経験になりました。作品として完成するのがすごく楽しみです。

■ 黒沢年雄 （九鬼隆太郎 役）

　1944年2月4日生まれ。神奈川県出身。1964年、、映画「三人よばれ」でデビューし、1966年、映画「ひき逃げ」で初主演を果たす。その後も多くの映画、テレビドラマで主演をこなし、さらには、1978年にリリースされたシングル「時には娼婦のように」も大ヒットを記録している。近年は、バラエティ番組やトークショー、講演会など活動の場を広げている。

・コメント

　ゲームの仕事は初めてだったんですけど、前々から興味は持っていて、今回たまたま指名されたので、喜んでやらせていただきました。とてもいい作品ができあがったと思っています。ぜひ期待して見てください。

■ 岩城滉一 （雨宮泰山 役）

　1951年3月21日生まれ。東京都出身。1974年の映画「爆発！暴走族」で映画デビュー。その後も俳優としてテレビドラマ「北の国から」、「マイ★ボス　マイ★ヒーロー」、映画「四十七人の刺客」、「結婚しようよ」など多数の作品に出演している。最新作は５月公開予定の「座頭市　THE LAST」。俳優以外でもレーシングチームを結成し、レーサーとしても「F3000」や「もてぎ7時間耐久レース」に参戦している。

・コメント

　今回、ゲームの仕事は初めてなんですけど、ユーザーの皆さんがプレイしやすいように、よりリアルに楽しめるように、そういったことを考えながら一生懸命演じました。ぜひ、このゲームを楽しんでいただきたいと思います。