任天堂、平成22年3月期決算短信を発表
Wii本体価格の値下げなどが響き、減収へ
5月6日 発表
任天堂株式会社は5月6日、「平成22年3月期決算短信」を発表した。これによると売上高が22%減の1兆4,343億6,500万円、営業利益が18.8%減の3,643億2,400万円、当期純利益は18.1%減の2,286億3,500万円となった。
減収のついて同社は、為替が円高に推移した点や、期の前半にWii用のヒット作がリリースされなかった点、Wiiの本体価格の値下げを実施した点などを挙げている。
同時に短信においてはハードの販売台数やソフトの販売本数も発表されている。ニンテンドーDSシリーズに関しては、この期だけで全世界で2,711万台を販売し、累計販売台数は1億2,889万台に達したという。ソフトに関してはDSでは「ポケットモンスター ハートゴールド/ソウルシルバー」が840万本、「ゼルダの伝説 大地の汽笛」が261万本、「トモダチコレクション」が320万本となっている。これにより受託製造分を含めたミリオンセラータイトル数は114タイトルとなっている。
Wiiに関しては、累計販売台数は7,093万台で同社における据え置き機の累計販売台数では最も多くなったという。ソフトの販売本数では、「Wii Sports Resort」が1,614万本、「Wii fit Plus」が1,265万本、「New スーパーマリオブラザーズ Wii」が1,470万本をそれぞれ全世界で販売。Wiiでの累計ミリオンセラータイトル本数は、受託製造分を含め79タイトルとなった。
次期については、すでに発表されている「ニンテンドー3DS(仮称)」の発売が予定されている。ソフトについても「ポケットモンスター」シリーズの完全新作となる「ポケットモンスター ブラック/ホワイト」の発売が控えているほか、Wiiでは「スーパーマリオギャラクシー2」が控えている。昨年のE3で発表された周辺機器、「Wiiバイタリティセンサー」に対応するソフトの開発も続けられているが、発売時期については明らかにされていない。
(2010年 5月 6日)