スクエニ、Xbox 360/PS3「ニーア」シリーズ
「謎の洋館」で静かに暮らす少年「エミール」


4月22日 発売予定

価格:各7,800円

CEROレーティング:D(17歳以上対象)


 株式会社スクウェア・エニックスは、4月22日発売予定のXbox 360用アクションRPG「ニーア ゲシュタルト」、ならびにプレイステーション 3用アクションRPG「ニーア レプリカント」の新情報を公開した。

 今回は、ヨナの文通相手が待つ「謎の洋館」をはじめ、「武器の強化」や「巨大なボスとの戦闘」に関する情報をお伝えしていく。


■ 謎の洋館

 ある日、ヨナが文通相手を助けてあげて欲しいと言ってきた。ヨナによれば文通相手は、男の子だという。激しく動揺するニーアだったが、しぶしぶヨナの願いを受け入れ手紙の主が待つという洋館へと足を運ぶ。

 洋館で待っていたのは、執事に見守られながら静かに暮らす少年「エミール」。この少年は、目にしたものすべてを石化してしまう力を持っており、そのために普段から目隠しをして生活しているという。

洋館の内部を進んでいくと、ある部屋で目隠しをしている少年に遭遇する。彼の名前はエミール。エミールは、目で見たものをすべて石化してしまう能力を持っている

【エミール】

 洋館で執事に守られて暮らす少年。優しく穏やかな心の持ち主だが、見たものすべてを石に変えてしまう力を持つ。自分の力に強い罪悪感を抱いているが、いつか石化させることなく自分の目でさまざまなものを見たいと望んでいる。

 そんな特殊な力を持つにも関わらず、自分を受け入れてくれたニーアには、特別な親愛の情を感じているようだ。ただし、他人の気持ちには少し鈍感な一面も……。


執事から、館に棲みついているマモノを倒して欲しいと頼まれる

 なんと文通の相手は、エミールではなく洋館の執事だった。エミールが自ら光を断っていることに心を痛めた執事は、ヨナに手紙を出し腕っぷしの強いニーアに取り次いでもらえないかと依頼していた。

 執事の話では、この広い洋館のどこかにエミールの目を治す治療法が隠されているという。しかし、洋館の一部にはマモノが棲息しているため、エミールと執事だけでは倒すことができない。実情を知ったニーアは、洋館に棲みついているマモノを一掃するため、エミールとともに探索に出るが……。

エミールが能力を使ってマモノを石化させ、その隙にニーアが剣で豪快に斬りつける。この連係プレイを上手く利用できれば、どんなマモノも一刀両断!?
エミールと力を合わせてマモノを倒しながら館内を進んでいくと、書物庫のような場所へたどり着く。そこで待ち受けるものとは……


■ 武器の強化

 本作に収録されている武器には、それぞれレベルが設定されており、強化に必要な素材を使用することにより、強化することができる。武器の強化は、とある場所で少年の切り盛りする「兄弟の店」で行なうことができる。

 武器の強化には、素材に加えて強化費用が必要となる。お金はマモノを倒しても入手できないので、クエストを積極的に受けるなどして、強化費用を稼いでいく。

 また武器の中には、強化することで性能が上がるかわりに重量が重くなるものや、強化レベルによって見た目が変化するものがある。

武器は、少年の切り盛りする「兄弟の店」で強化できる武器の強化には、強化費用が必要となる
【双子の牙】
神の怒りを鎮めるために、幼い双子の血によって洗われ捧げられた呪わしき巨大な斧
【王妃の玉座】
王である夫を裏切り、影から政権を支配していた王妃の愛槍。その王妃は、息子たちの妻を何人も殺し、百年近くその地位に君臨し続けた
【ゆりの葉の剣】
踊るように戦う女性剣士が愛用していた細身の剣。相対するものは、彼女の踊りに魅了されている間に命を絶たれたと言われている


■ 巨大なボスとの戦闘

 本作では、絶望的に巨大なマモノと戦う場面もある。巨大なマモノは、一定のダメージを与えるごとに攻撃パターンや戦う場所を変えるなどして、必死に抵抗する。剣での直接攻撃や魔法による遠距離攻撃など、用意されているアクションを駆使して戦うことが要求される。

 また、巨大なマモノは、新たなマモノを生み出すこともある。雑魚のマモノも数が増えると厄介な相手になりかねない。巨大ボスとの戦いでは、戦況を冷静に把握しながら戦うことが重要となる。

巨大なボスと戦う際には、剣や魔法を利用したアクションを駆使しつつ、雑魚を先に倒すべきなのかなど戦況を考慮しながら戦う必要がある

 巨大ボスとの戦いでは、一定のダメージを与えると画面に時計のような形状をした「タイムゲージ」(時計の針のようなもの)と「アタックゲージ」(文字のような形をしたもの)が表示されることがある。

 このゲージが表示されたら、ゲージ付近を集中的に攻撃してアタックゲージを減らしていく。タイムゲージが1周するまでにアタックゲージを減らすことができないと、ボスのHPが回復してしまう。

画面の中央よりやや右下にあるのが、「タイムゲージ」と「アタックゲージ」。もし、アタックゲージが残った状態でタイムゲージが1周してしまっても、次にゲージが出現したときにはその状態から続けられる

写真のように、時にはマモノ以外の敵と戦うこともある。ややレトロな感じのロボットだが、その機能はまったく衰えていないようだ戦闘中に「白の書」がヒントを教えてくれることもある


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※画面はすべて開発中のものです。

(2010年3月19日)

[Reported by 中野信二 ]