フジテレビジョン、イベント「戦国武将祭」開催
戦国時代をテーマにしたライブやプロレスが展開
戦国楽市楽座には、「山佐パチスロ戦国茶屋」や物販コーナーなども出展されていた |
株式会社フジテレビジョンは、イベント「戦国武将祭」を、埼玉の「さいたまスーパーアリーナ」にて3月6日、7日に開催する。企画制作は、株式会社コーエー。
「戦国武将祭」は、戦国時代をテーマとしたコーエーのコンテンツを核としたイベント。Wii用「戦国無双3」の声優陣をはじめ、音楽アーティストやタレント、そして武将に扮したプロレスラーが出演し、ドラマやライブ、さらにトークショウやプロレスが、さいたまスーパーアリーナのメインアリーナで行なわれた。
また、コミュニティアリーナでは「戦国楽市楽座」と題し、コーエーのゲーム体験コーナーや「信長の野望」シリーズの原画展示コーナー、さらに自分の顔が「戦国無双」に登場するどの武将に似ているのかを顔認証システムで判定する「貴殿の顔はどの武将?」コーナーなどが展開されていた。
本稿では、3月6日に開催された戦国武将祭、戦国楽市楽座の様子をゲームに関連のあるものを中心にお伝えしていく。当日の出演者については、戦国武将祭の特設サイトをご覧頂きたい。
「信長の野望」シリーズ原画展には、3月7日も長野剛氏が来場 |
■ 戦国楽市楽座
戦国楽市楽座に出展されていたコーナーの中でも特に来場者を集めていたのは、「貴殿の顔はどの武将?」コーナーで、多いときには100人以上の来場者(主に女性)が行列を作っていた。判定結果では、阿国や甲斐姫よりも石田三成や真田幸村と判定されたときのほうが、「キャー」という歓声が(行列からも)上がるなどひときわ盛り上がっていた。
コーエーのゲーム体験コーナーには、発売前のタイトルとなるプレイステーション 3/Xbox 360用「北斗無双」、PSP用「真・三國無双 MULTI RAID 2」、PS3/WIN用「Winning Post World 2010」の3本を含む、合計15タイトルの試遊機が出展されていた。「北斗無双」の体験コーナーには、PS3版とXbox 360版が各3台ずつ設置されており、原作ファン、無双ファンの注目を集めていた。
また、「信長の野望」シリーズの原画を展示するコーナーでは、1986年に発売されたPC版「信長の野望・全国版」から2009年9月に発売されたWIN版「信長の野望・天道」までの計13作品の原画を出展。原画を手がけた長野剛氏のサイン会も行なわれていた。
【貴殿の顔はどの武将?】 | |
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12時頃にはそれほど混雑していなかったが、13時を過ぎたあたりから急に人の数が倍増。筆者がざっと数えた限りでは、13時30分くらいの段階で120名ほどの来場者が並んでいた |
【コーエーのゲーム体験コーナー】 | ||
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前述した発売前の3タイトル以外に、Wii用「戦国無双3」やWIN用「三國志 Online」など同社の人気タイトルが出展されていた |
「信長の野望・全国版」(1986年9月発売、PC-9801シリーズ) |
出演者全員がステージに登場したグランドフィナーレ |
■ 戦国武将祭
戦国武将祭では、歴女として知られるモデル兼女優の杏さん、俳優の大東俊介さん、お笑いコンビのフットボールアワーの4人が総合司会を担当。モニターに映し出される戦国武将をバックに、登場武将の声を担当した声優陣が声をあてて「本能寺の変」や「関ヶ原の戦い」などの背景を語るドラマパートや各武将のコスプレをして登場するプロレスラーによるプロレス、alanさんやGACKTさんら音楽アーティストによるライブなどが実施された。
武将に扮したプロレスラーによるプロレスでは、武田信玄役の武藤敬司選手が決め技の「シャイニング・ウィザード」で直江兼続役のカズ・ハヤシ選手に勝利したり、本多忠勝役の高山善廣選手が、石田三成役の飯伏幸太選手、立花宗茂役の青木篤志選手、長宗我部元親役の石森太二選手の3人に同時にドロップキックをくらうなど、プロレスらしい演出が随所に盛り込まれる好勝負が展開された。
特に最終戦の飯伏幸太選手、青木篤志選手、石森太二選手vs杉浦貴選手(徳川家康)、高山善廣選手、HARASHIMA選手(伊達政宗)では、一進一退の攻防戦が繰り広げられ、それまでは比較的静かに観戦していた来場者も、思わず歓声をもらすほどの盛り上がりを見せた。
戦国時代を題材にしたイベントだけあり、歴史に興味を持つ女性の姿が多く見られたのは当然として、声優、音楽アーティスト、プロレスのファンと思われる人たちも見受けられるなど、実施されるプログラムによって反応するファンが変わる非常に興味深いイベントとなった。
声優のドラマあり、プロレスあり、音楽アーティストのライブありと盛りだくさんの内容で展開された戦国武将祭。異なるジャンルのイベントが同じ会場で行なわれることで、各ジャンルのファンがそれぞれにプログラムを楽しんでいた。個人的にはこれまでに体験したことのない貴重な経験となった |
□フジテレビジョンのホームページ
http://www.fujitv.co.jp/
□コーエーのホームページ
http://www.gamecity.ne.jp/
□「戦国武将祭」のページ
http://www.gamecity.ne.jp/matsuri/
(2010年3月7日)