「戦国BASARA FES.2010 紅の陣/蒼の陣」開催

アニメ第2期「戦国BASARA 弐」は2010年7月に


「紅の陣 -天・覇・絶槍!-」の出演キャスト。左から順に森田成一さん、石野竜三さん、森川智之さん、中井和哉さん、保志総一朗さん、玄田哲章さん、若本規夫さん、速水奨さん、中原茂さん

2月21日 開催

会場:パシフィコ横浜



開場前から長蛇の列となった
グッズ売り場。会場先行発売や記念品発売など

 TVアニメ「戦国BASARA」のイベント「戦国BASARA FES.2010 紅の陣/蒼の陣」が、21日に神奈川・パシフィコ横浜で開催された。イベントは主人公の1人である真田幸村を軸とした「紅の陣 -天・覇・絶槍!-」(昼の部)、もう1人の主人公、伊達政宗を軸とした「蒼の陣 -Let's Party!-」(夜の部)の2部構成。料金はいずれも6,800円。

 「戦国BASARA FES.2010 紅の陣/蒼の陣」では、特別編集のアニメ映像やキャストによる生アフレコ、トークコーナーなどを実施した。13時開演の「紅の陣 -天・覇・絶槍!-」では、キャストに保志総一朗さん(真田幸村役)、玄田哲章さん(武田信玄役)、石野竜三さん(長曾我部元親役)、中原茂さん(毛利元就役)、森田成一さん(前田慶次役)、速水奨さん(明智光秀役)らが出演。また、アニメでエンディングテーマを担当した「DUSTZ」、挿入歌を担当した石川智晶さんのほか、トークコーナーでは「戦国BASARA」シリーズのプロデューサー、小林裕幸氏も登場した。



■特別編集映像による生アフレコ。オリジナルのモノローグが入る

総勢17名の足軽による「足軽ダンス」で開幕。曲に合わせて会場内からも声援が入る

 「戦国BASARA FES.2010」では、「紅の陣」、「蒼の陣」合わせて1万人の座席数に対し、4万人程度の応募があったという。「紅の陣」では客席はほぼ満席状態で、9割以上が女性客だった。

 開始前には再アフレコされたアニメ映像が、来場者への注意事項として流れた。これは浅井長政やお市が出演するアニメ本編映像を、本イベントの注意事項に沿うよう再編集・再アフレコしたもので、本編との親和性に会場は盛り上がった。

 イベント開始1分前にはオリジナルのカウントダウン映像が流れ、来場客から歓声が上がった。開始10秒前からは観客全体でカウントダウンをコール。開幕時には、かがり火風のライトやのぼり旗が配置された舞台に、アニメのオープニング映像を模した足軽風の格好をしたダンサーが登場し、実際のアニメ映像と合わせた「足軽ダンス」が披露された。

 本編を特別編集したアニメでは、キャストによる生アフレコが行なわれた。アニメは真田幸村を中心に、序盤から最終回までをダイジェストで編集。アニメ本編そのままの台詞をアフレコするほか、本イベントオリジナルのモノローグが多数挿入された。迫力あるアフレコに、キャストの演技が終わる度に会場からは大きな歓声と拍手がわいた。

 アフレコ中盤からは、サプライズキャストとして織田信長役の若本規夫さんが登場。TVアニメ最終回の映像を背景に、炎に悶えながら死んでいく明智光秀の声を舞台上で熱演した速水奨さん、第六天魔王・織田信長として真田幸村・伊達政宗に敗れるシーンを再現した若本規夫さんに、会場からは割れんばかりの歓声が上がった。


真田幸村役・保志総一朗さんと織田信長役・若本規夫さん“お館様”こと武田信玄役・玄田哲章さん。コミカルな殴り合いの掛け合いなども演出されていた速水奨さんは明智光秀を熱演


■アニメ第2期「戦国BASARA 弐」は7月に

 本イベントでは、生アフレコの合間にキャストのトークコーナーが設けられた。コーナーのひとつ「BASARAトーーク!」では、出演キャストに加え、プロデューサーの小林裕幸氏が登場。現在開発中のPS3/Wiiスタイリッシュ英雄(HERO)アクション「戦国BASARA3」について、メイン2人のキャラクター性などが語られた。

 小林氏は「戦国BASARA」シリーズについて、「1作目が出てから5年。2作目は約4年前。(今回の3作目は)気合が入った。4年分貯めてきた」とコメント。「戦国BASARA3」では関ヶ原の戦いを舞台に、東軍の徳川家康、西軍の石田三成の2人が主人公級として扱われている。

 「徳川家康(CV:大川透さん)は、秀吉をほっておくと日本が駄目になるとして秀吉を倒します。三成は秀吉を神のように思っていたから、家康に対して復讐心を持って挑んでいく、という背景がある。三成の得意技は居合。上杉謙信以上の速さです」(小林氏)。「戦国BASARA3」では織田軍は全員死亡している設定という。

 既に2010年夏の発売が告知されている「戦国BASARA3」だが、詳細な発売時期は明かされなかった。本イベントでは、本邦初公開となるプロモーション映像を放映。また、TVアニメ第2期となる「戦国BASARA 弐」の公開時期が2010年7月であることが発表された。

 このほかそれぞれのキャストが考えた、他キャストに言って欲しい台詞を舞台で演じる「戦国BASARA 迷台詞コーナー」ではキャラクターとギャップのある“迷”台詞が多数飛び出した。

 舞台はかがり火風のライトや、六連銭をかたどったレーザーライトなど、凝った演出で彩られた。アフレコの進行に合わせ、実際に挿入歌として「DUSTZ」や石川智晶さんのライブが行なわれたほか、生アフレコの終了時には、オープニング曲などを担当する「abingdon boys school」がサプライズで登場。ボーカルの西川貴教さんらがオープニング曲「JAP」などを熱唱した。

「DUSTZ」によるライブイベントボーカルのRayさん(藤田玲)石川智晶さん
サプライズで登場した「abingdon boys school」。オープニング曲「JAP」などを披露「abingdon boys school」ボーカルの西川貴教さんイベント最後にはキャストがキャラクターを演じながら挨拶

 イベントの最後に行なわれたキャストの挨拶時には、伊達正宗や片倉小十郎の決め台詞とともに伊達政宗役の中井和哉さん、片倉小十郎役の森川智之さんが登場。観客は全く知らされていなかったため、2人が登場すると大歓声が響きわたった。最後には、保志総一朗さんが呼びかけ、観客全員で真田幸村の決め台詞「天・覇・絶槍!」を唱和。同時にメタルテープが噴き出し、「JAP」のBGMを背景として大盛況のうちに幕が閉じた。

一足先に登場した片倉小十郎役・森川智之さん。この後伊達政宗役・中井和哉さんがイベントグッズを持って登場。グッズ紹介も行なわれたスタッフのエンディングロールも流れる会場全員による「天・覇・絶槍!」の後、クラッカー音とともにメタルテープが噴出。場内は大歓声

(c)CAPCOM / TEAM BASARA
(c)2010 CAPCOM / TEAM BASARA

(2010年 2月 22日)

[Reported by 川村章]