ことのは出版、PSP向けに「オーディオブック」を配信
第1弾には稲川淳二氏作・朗読の「最恐の夏『樹海を走るタクシー』」など


12月21日 配信開始

価格:300円から(レンタル版は150円から)


 ことのは出版株式会社は、書籍を朗読した作品や講演をインターネットで配信する“聴く本”ともいえる「オーディオブック」をPSP用のコンテンツとして作成し、12月21日より配信を開始した。

 PSP用「オーディオブック」は、PSPで再生可能な動画として提供される。同社サイトから専用ダウンローダーをPCにインストールし、起動した状態でUSBによりPSPとPCを接続。サイト上でコンテンツを購入すると、PSPにダウンロードされ楽しむことができるようになる。現状用意されているのは7社合計25タイトルだが、月約15タイトルずつコンテンツを増やしていき、2010年中には200タイトルまで増やしていきたいとしている。

 配信中のタイトルとしては、USENの稲川淳二氏作・朗読の「最恐の夏『樹海を走るタクシー』」をはじめ、アートデイズからりリースされ作者の堀江貴文氏自ら朗読している「ホリエモンのビジネス・ウィークリー vol.4 郵政民営化見直し問題」や、筒井康隆氏の名作「時をかける少女」をゆかなさんが朗読したタイトルがことのは出版からリリースされている。タイトルによってはレンタル版も発売されているものもある。

 なお、今回の「オーディオブック」の配信については株式会社インプレスイメージワークスの開発・運営している著作権保護に対応したポータブル・デバイス向けコンテンツ配信システム「ホワイトレーベルサービス for PD」を利用している。

(2009年 12月 21日)

[Reported by 船津稔]