セガ、PS3「龍が如く4 伝説を継ぐもの」
矢口真里さんが3Dキャラとなりマッサージ店のセラピストに!


2010年春発売予定

価格:未定

CEROレーティング:審査予定


豪華キャスト陣が発表され、今回も話題を集めている「龍が如く」。シリーズ最新作となる今作では主人公が4人設定されている
発表会場で音声の収録現場や3DCG化された矢口さんの映像が公開された。それを見た矢口さんは「ヤバイ、恥ずかしい!!」と大ウケ

 株式会社セガは、2010年春の発売を予定しているプレイステーション 3用アクションアドベンチャー「龍が如く4」に歌手でタレントの矢口真里さんが出演することを明らかにした。「龍が如く4」の価格、CEROレーティングは未定。

 「龍が如く」シリーズは大人が楽しめるアドベンチャーゲームとして、巨大歓楽街などを舞台に愛や人情、裏切りや憎しみといったドラマを描く。裏社会なども登場しゲーム業界的にはこれまでタブー視されてきた内容だったが、あえて鋭く描ききり、これまでシリーズ3作品と外伝的な「龍が如く 見参!」が発売され、シリーズ累計出荷本数320万本を記録するヒット作に成長している。今作ではシリーズの主人公である桐生一馬だけでなく4人の男達にスポットライトを当て、主人公が4人設定されるという新展開となる。

 充実したストーリー面だけでなく、4人の主人公を据えたことでバトルアクションも4者4様のバラエティに富んだ内容となるほか、毎回多数のプレイスポットが用意される「龍が如く」において、今回も人気の「No.1 キャバ嬢をつくろう!」はもちろんのこと要望の多かった「パチンコ」、キャバ嬢と楽しむことができるという「温泉卓球」なども収録される。

 毎回、豪華な出演陣が話題となってきた本シリーズだが、最新作となる「龍が如く4」においても北大路欣也、沢村一樹、遠藤憲一、高橋ジョージ、徳重聡、小沢真珠、成宮寛貴など錚々たるメンバーの出演がすでに明らかにされている。

 そんな豪華キャストの一角に名を連ねることになった矢口真里さんの囲み取材が都内で行なわれた。ゲームが発売されると、仕事から家に帰ってきて夜通しゲームをプレイし少しだけ寝てすぐ仕事に向かうというゲームファンの矢口さん。「『桃太郎電鉄』や『マリオパーティ』などはみんなでしますが、ゲームは基本的に1人でプレイします。映画っぽくプレイできるよう100インチのディスプレイでプレイするのですが、ゲームの施設は充実してますよ!」ということで、「龍が如く」もプレイしたことがあるという。

 矢口さんが起用された理由は、同社広報によれば名越稔洋総合監督が矢口さんの大ファンだったことからだという。矢口さんは「とにかくうれしかった。ゲームもプレイしていたし、分身としてゲームに登場できるのがうれしい」と本当にうれしかった様子。周りからの反応もよく、「テレビのバラエティを見ても尊敬してくれない友達から、『龍が如く』が決まった瞬間に尊敬された」と、“1つの財産となった”と表現した。さらに「最新のCG技術であそこまで似るものかと思いました。さらにスタイル抜群にしていただいて。顔は私なんですが体は今の私じゃないという(笑)。そういったところも見ていただきたいです」とゲームのグラフィックスにも触れた。さらにゲーム内でのキャラクターの動きについても「普段ああいった動きはしないので、ゲームの中で楽しんで欲しい」と続けた。

 役所はマッサージ店のセラピスト役と言うことで、初めて聞いた時は「マッサージ嬢と言ってもちょっと色っぽい感じのマッサージ嬢だったので、セリフを見た瞬間に『これマッサージ嬢ですか?』と聞き返してしまいました」と戸惑ったことを明かした。セリフにはかなりきわどいものも多かったといい、「『超絶テクニシャンなのだー』とか恥ずかしかった(笑)」とか。また、「水着もあるらしいという噂もあって、色っぽい仕上がりになっています。普段感じられない矢口真里を感じてもらえるのでは」とアピール。一方でモーニング娘。時代のヒット曲「ラブマシーン」の歌詞にある「セクシービーム」もセリフとして登場。

 音声の収録についてかなりのセリフを収録したことを明かし、「全てのセリフを聞くためにはマッサージ店に通ってもらうしかない。ディープな会話もあるので聞くためにやりこんで欲しい。会話によってキャラクターが凹んだりする場合もあるのでトーンを変えたりして何10パターンも収録しました」と言い、声の発声も普段と少し変えささやいてみたり様々な演技のバージョンが収録されているようだ。収録の時には名越監督も現場に立ち会ったと言い、「名越さんは『龍が如く』の主人公と言ってもいいような風貌で最初はビビってたんですが、本当に優しくて収録時もリラックスして収録できた。やりきった感じです!!」と収録時の様子を語った。

 矢口さんは「4作目ということでボリューム満点で、今回はマッサージ店と言うことで新しいジャンルが加わってます。マッサージ店も通って欲しいけど、4人の主人公がいると言うことで1人づつたくさんプレイして欲しい。マッサージ店も矢口ファンにとってはたまらない妄想できるお店になっていると思うのでぜひ現実とゲームを重ね合わせて楽しんじゃってください」とアピールし締めくくった。


ゲームファンで知られる矢口さんは今回ゲームに出演しことについて「分身が出来たようでうれしい。ゲームファンとしてゲームになることは夢の1つ。夢が叶った」とうれしそうに語った。ただ、マッサージ店のセラピスト役と言うことでかなりきわどいセリフも用意されていたようで“恥ずかしい”セリフ連発だったとか。しかし矢口さんは「大人の矢口真里を聞いて欲しい」とアピールした

こちらがCGで作られたキャラクター。矢口さんのデータは顔だけ。矢口さん曰く「よく作ってくださって……普段の私はあんなくねくねしない。女性として見習いたい(笑)」とキャラクターのビデオを見てコメント
会話によっては落ち込んだ演技のセリフも必要だったと言うことで、かなりたくさんのセリフや声を収録したという顔のグラフィックスは、矢口さん本人の顔をキャプチャーしたデータを使用。そっくりだが、本人も「顔は最新の技術を使っているのでそっくりですね」と驚いた様子だった

(C)SEGA

(2009年 11月 13日)

[Reported by 船津稔]