超能力で箱庭世界を自由に飛び回れ!
SCEJ、PS3「INFAMOUS ~悪名高き男~」


11月5日 発売予定

価格:5,980円

CEROレーティング:Z(18歳以上のみ対象)


メインビジュアル

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)は、プレイステーション 3用アクション「INFAMOUS ~悪名高き男~」を11月5日に発売する。価格は5,980円。CEROレーティングはZ(18歳以上のみ対象)。

 「INFAMOUS ~悪名高き男~」は、圧倒的な広さを誇る広大な箱庭世界のなかで、超能力を駆使しながら縦横無尽に暴れまわるアクションゲーム。ゲームの舞台は、かつて人々が平和に日々を過ごしていたエンパイアシティ。とある事件をキッカケに、街からは一切の秩序、道徳が失われ、暴力、殺人、略奪がはびこる、危険極まりない無法地帯と化してしまった。丁度その頃、主人公は世界を統べるほどの超人的な能力を身に付けた。混沌のるつぼと化したエンパイアシティ。驚異的な力を背景に、プレーヤーは何をなすべきか。はびこるギャングたちをぶちのめし、市民の安全や街の復興のためにその力を使うのか。 はたまた、全てを破壊し、力で押さえつけ、己の欲望のままに生きるのか。すべてはプレーヤー次第となっている。

 プレーヤーの行動は、全て“カルマメーター”に影響を及ぼす。善行を重ねれば、街中の人々から「英雄」として認められる。街を歩けば、そこらじゅうにプレーヤーのポスターが貼られ、市民たちから握手を求められたり、写真を撮られたりする。だが、それとは逆に私利私欲におぼれ悪行を重ねたなら、プレーヤーの形相は「ならず者」へと変化。市民からは憎まれ、街を歩けば石を投げつけられるといった有様だ。


【コール・マグラス】
 本作の主人公。エンパイアシティで、バイク便の仕事をしながら、平凡な人生を送っていた。そんな彼には、これからどのような運命が訪れるか思いもつかなかった。 バイク便という職業柄、彼は街の全ての裏道を知っている。また。週末には趣味の「都会探検」を通して地下水道までも記憶した。後にこの知識が彼の任務にとって非常に大事になるなどとは、この頃はまだ知る由もなかった。 友人を大事にする真面目な青年であり、長年の親友ジークの冗談が大好き。彼の茶目っ気のある性格はコールの冒険心と合ったのだ。また、コールは彼女のトリッシュのことを大切に思っていた。彼女は彼の危険でハイテンションなライフスタイルに安定性と落ち着きをもたらした。ガヤガヤした街の中でトリッシュとジークの存在はコールの心の支えとなった。 ……そんなある日爆発が起き、全てが変わってしまった。ある日仕事の途中で、コールは上司のジョージから至急届けて欲しい小包を頼まれる。自転車で街を駆け抜けながら、コールはただ時間通りに小包を届けることしか考えてなかった。すると、突然彼の電話が鳴り、とある人物から小包を開けるように指示される。その後、爆発が起き、記憶も無い。血まみれで火傷した状態で目が覚めると、コールは瓦礫になってしまったエンパイヤシティに気付く。周囲はひっくり返され、引き裂かれていて、ビルまでもひび割れ、今にでも崩れそうだった。 混乱しながらもコールは自分が危険にさらされていると理解した。爆心地から逃げると、コールはトリッシュのアパートで目覚め、トリッシュとジークに見守られていた。その頃、街はカオスに陥っていた。街を壊滅状態に陥れた爆発と、その直後に広まった伝染病、そしてそれを抑えようと政府が下した非・人道的な検疫について知る。市民は気が狂いそうになり、街は無政府状態になりつつあった。 また、この爆発はコールにとっても影響があった。彼は爆発後、自分自身の中で何かが変わっていくのを感じた。直感が研ぎ澄まされ、以前よりも力が増しているようだった。なぜか自然とエンパイヤシティを流れる電力と絆を感じ始めた。その意味がわからないまま、自分の街が崩れていくのを見て、コールはどうすればよいのか思い悩む。唯一わかるのは、人生が大きく変わってしまい、これからの行動がコールとそしてエンパイヤシティをも変えていく、ということだけだ。

【ジーク・ジェダダイヤ・ダンバー】【トリッシュ・ディリー】
 コールが探検と冒険を楽しむように、ジークはいたずらと冗談を好む。社会を一歩退いた目から見るジークは陰謀説を好み、政府を信用しない。爆発の後、検疫されたエンパイヤシティの治安が崩れる中でもジークは楽しむ事を忘れない。 コールとは長年の親友で、友達の冒険心をよく理解していて、2人はいつも一緒に危険なシチュエーションから危機一髪で逃げている。爆発が起きた後、ジークは直ぐにコールを探し出し、爆心地の近くでボロボロになった彼を見つける。直ぐに友人の異変に気づき手当てを施したため、彼が回復するのに時間はかからなかった。寝込むコールの横で気長に雑誌を読み、トリッシュのアパートで番をした。 エンパイヤシティと友人の異変の原因はわからないが、街がカオスに陥る中、ジークは友人のコールの近くにいるのがベストだと決める。ジークは冗談を言い続けるが、これから続く暗い日々の中、コールをサポートしないといけないともわかっている。

 コールの彼女。優しく、知的な女性であり、彼女は彼の冒険心に惹かれている。彼女の存在はジークの友情より安定した基盤となっていたが、爆発の後から少しずつすれ違いを感じ始めていた。

 トリッシュの妹エイミーは爆発で殺され、彼女は悲しみに溺れていた。爆発とコールの真実を知らないまま、彼が爆発に関係しているという噂を聞いた。妹を失った辛さのあまりコールを犯人と決め付けようとするが、確証をもてないまま、トリッシュはエンパイヤシティの怪我人を助けることに集中する。

 トリッシュはネオン街での伝染病が肉体や精神に及ぼす害を知る。その伝染病にはリーパー(ギャング)が関係していると確信する。街の水道には黒い水が流れ、触れた者は重い病気になり、混乱する。

 詳しくは理解できないが、被害者がいるなか、性格上じっとはしていられない。トリッシュは自分の医学的知識を使い、人を助けることに従事するようになる。


【エンパイヤシティの崩壊 ~グラウンドゼロ~】
 爆破は歴史地区のはずれでおき、エンパイヤシティの市民に甚大な被害を与えた。爆破の前のエンパイヤシティは近代的で過ごしやすい街だったが、何もかもが変わってしまった。強力な電磁波が街のインフラを襲い、謎の伝染病の流行は、街中に病人の瓦礫を作った。かつて希望に満ちていた市民たちは、絶望してしまった……。

【エンパイアシティ】
 爆撃の後のエンパイヤシティは以前の面影も無く変貌してしまった。大都市だった街はカオスと市民の絶望で溢れ返っていた。麻薬、犯罪、貧困が渦を巻き、弱者は次々と闇の中へと消えてしまった。政府や警察は殆ど街に背を向け、市民は生き残りをかけて相食む形となる。  唯一残る権力は街の境界線に立ち、武装して検疫を守る。逃げようとする者は1人残さず銃撃され、街の中に市民を全員監禁している。こんな状況でも暗闇で繁栄する者もいる。ルールが無くなった自由を利用し、今まで影で過ごしたギャングは自分達の残酷な戒厳令を敷く。 リーパーと呼ばれるギャングはネオン街を、ダストマンはスラム街を、そして謎のギャングが歴史地区を支配する。各エリアにおいてギャングは邪魔されることなく市民を暴力と恐怖で支配する。酷いまでの暴力に加えて、奇妙な違法行為が行なわれているという噂も聞こえてくる。 ネオン街では単なる麻薬よりも悪性で催眠作用のある薬物の濫用が噂されている。スラム街ではダストマンが謎の金属タワーを建てている。更にネオン街に住む「特殊な能力」を持つ青年の噂も耐えない。エンパイヤシティを変える能力を持っていると言い張る人もいる。市民はこの青年を怖がり、あるいは彼に希望を抱くが、共通している認識としては、この病みきった街に大きな変化が起き始めているということが言える。

【検疫】
 エンパイヤシティが破壊されていくなか、市民達はパニックに陥った。政府にすがるが、聞き捨てにされてしまう。生存者は食料、水などの救済を待ったが、何もなかった。警察も市民と同じように戸惑うばかりで頼りにならなかった。  そのうち市民はエンパイヤシティからの脱出を試みるが、唯一の脱出路である橋には、政府がバリケードを張り、警官や軍隊が通ろうとする者を止めている。強行突破しようとする市民には、容赦なくマシンガンとレーザーワイヤーが放たれた。街の橋には死者の遺体が積み重なり逃亡しようとする者への警告となった。

【ギャング】
 爆撃の直後、想像を絶する損害があることが明らかになった。社会を保っていた法律や治安が完全に消え去った。無法地帯と化した街では恐怖がウィルスのように広がった。  公民権を奪われた「ならず者」達は、このカオスの中にチャンスを見出した。癌細胞のように三流だったギャングが大きくなり、強くなっていった。市内3つのエリアをそれぞれギャングが占領し、街と住民をコントロールし始めた。誰も彼らから逃げることはできず、それぞれのギャングも悪逆の限りを尽くす。軽犯罪から活動を広げ、より大掛かりな犯罪をするようになり、市民生活は混迷を極めることに……。

【コールの身体に起きた異変 ~今後、彼は何をなすべきか?~】
突然起きた爆発の謎、そこから自らの身体に起こった異変。コールは全ての謎を解明するために、街中を駆け抜けながら、手掛かりを追っていくこととなる

変わり果てた街を見下ろすコール。今後彼はどのように生きていくべきなのか。それはすべてプレーヤーにゆだねられる心身とも悪に染まったコール。力こそ正義だ!
ひとたび広大な街の中に飛び出せば、そこらじゅうで、ストーリーの進行に関わるメインミッション、ストーリーとは直接関係しないサイドミッションに出会うことになる上画像から一転、こちらは悪人をボコボコにするコール。力を持たぬかよわき人たちの刃となれ!
主人公の行動は、画面左上のカルマメーターに反映される。善行を続ければ市民から慕われ、我らがヒーローとして讃えられる。写真を撮られたり、街中にポスターが貼られるなんてことも


● 超能力(電磁波)を使った攻撃

 爆発後、コールは電気を自在に操れる超能力を身に付けることになる。基本攻撃となる「ライトニングボルト」は、いわばFPSでいうところの弾丸無制限の銃。威力は弱いが、いつでも発射が可能。威力の高い攻撃のなかには、多くの電磁パワーを必要とするものがある。電磁パワーは、街中の街頭や車やネオンなど、電気を源にしたオブジェクトから吸い上げ、充電できる。また、敵を倒すことにより得られる経験値で、それぞれの攻撃の破壊力をチューンアップすることが可能だ。


超能力を使った攻撃のイメージイラスト。電気を自在に操れるが、ゲーム中ではプレーヤーが色々とコントロールし、状況に応じて使いわけねばならない

【ライトニングボルト】【充電】
コールの最も基本的な攻撃。手の平から電磁波を発射する。経験値を溜めてパワーアップさせると、上画像・中央のように威力や連射速度がアップR3ボタンを押すと充電可能な周辺のオブジェクトが表示される

【ショックウェーブ】
ゲーム序盤で身に付けられる技。両手から電気の波動を発することで、敵やオブジェクトを吹き飛ばすことができる

【メガワット砲】
電磁波を飛ばすことで手榴弾的な攻撃が可能。電磁波の塊は、敵にまとわりつき逃がさない。爆風が大きいため、自分も巻き込まれないように要注意

【サンダードロップ】
高所からの飛び降りる際に発動させることが可能。着地の際に発生する波動で周囲の敵やオブジェクトを吹き飛ばせる

【ショックグレネード】
連射速度は遅いが、一撃の威力が高い。ひらたくいえばバズーカ的な攻撃方法だ

【スナイパー】
一般的なFPSなどでおなじみのスナイパーモード。遠くの敵にズームしてヘッドショットが狙える

【ライトニングストーム】
上空から超強力な雷を呼び寄せる凄まじい技。雷はPS3のコントローラーで制御できる

【電気ジェット】
攻撃とは異なる超能力の使い方。手のひらから電磁波を放射して、グライダーのように滑空することが可能


● アクロバティックで多彩なアクション

 本作は箱庭風のシステムが採用されており、プレーヤーはコールを操作して立体感あふれる街なかを自由に走り回ることが可能。目に見える構造物などのオブジェクトは、すべてよじ登れるというから驚き。超高層ビルから一気に地表まで降下したり、電車の線路やビルのワイヤー上を滑って移動したり、車や市民を攻撃したり、撃つ、飛ぶ、走る、殴る、よじ登るなど、すべてが自由。まさに思い通りの生き様を体現することが可能となっている。


【スクリーンショット】
良くも悪くもリモコン次第ならぬ“プレーヤー次第”といったところ。自由と爽快感がギッシリ詰まった本作は、箱庭風ゲームのファンはもちろん、アクションゲームが好きな人は要チェックというべき内容だ


"INFAMOUS" is a trademarks of Sony Computer Entertainment Inc.
(C)Sony Computer Entertainment America Inc. Published by Sony Computer Entertainment Inc.
Developed by Sucker Punch Productions LLC.

(2009年 10月 20日)

[Reported by 豊臣和孝]