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パッケージイメージ |
株式会社サイバーフロントは、PSP用ゴシックロマンスアドベンチャー「水の旋律」を12月24日に発売する。価格は通常版が5,040円、限定版が7,140円。
「水の旋律」は、2005年に9月にKIDからプレイステーション 2ソフトとして発売された乙女ゲーム。2006年10月には、続編の「水の旋律2-緋の記憶-」も発売され、好評を博したタイトルとなる。
PSP版「水の旋律」は、テキストを読み進めるタイプのアドベンチャーゲームで、ストーリーの進行状況によって現われる選択肢や、マップの移動先を選び進めていくことにより物語が進展していく。
ゲームシステムなどは忠実に移植される予定で、キャラクターデザインは、ひだかなみ氏、シナリオには望月柚枝氏、山崎浅吏氏を起用。声優陣も子安武人さん、井上和彦さんら豪華声優陣が起用されている。
ゲーム中のシナリオには、メインパートとなるキー・シナリオのほかに、キャラクターとの恋愛のひとコマを綴るフリー・シナリオ・デート・シナリオの2パートを採用。ゲーム中の1日の始まりや終わりに、1分程度のマルチプル・シナリオが発生し、中には他キャラクター視点のシナリオを見ることもできる。またエンディングはストーリー中の選択によって変化するマルチエンディング方式を採用している。
また通常版とは異なる限定版には、「オリジナルドラマCD」、「オリジナルブックレット」が同梱される。
【ストーリー】 |
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蝉の声、あふれる木漏れ日。 あれは遠い、遠い記憶の夏……。 6歳の夏。 引越しが決まった私は、街を離れるのがいやで、ずっと泣いてばかりいた。 けれどその子は、私の指と自分の指を噛んであわせて、にっこり笑ってこう言った。 「こうすれば、だいじょうぶなんだよ。こうして、ゆびとゆびをあわせれば、……そうしたら、ずっと、ずっといっしょだからね。」 その晩からひどく熱が出た。 結局私は、うなされるようにしながらこの街を去った。 ……それに気づいたのはいつごろだったろう。 悲しいことがあるたびに雨が降るようになり、そして、いつもだれかが、自分を見守っているような気がした。 そして、10年後。 父の海外赴任をきっかけに、懐かしいその街に戻ることになった。 この街で、学校で、私の新しい生活がはじまる――――。
10年ぶりに「尚和町」にもどってきた主人公・白石陽菜に襲いかかる数々の異変。 陽菜の出現によって、八百比丘尼の血を受け継いだ「九艘」と「一謡」という争い続けるふたつの一族の歴史に、今、あらたな幕が上がる───。
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【登場キャラクター】 |
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手塚京輔-Kyosuke Teduka-(CV:谷山紀章) 「茶呑書房」のアルバイト店員(本業は大学生)。新野のバイト仲間。幼い頃に両親を亡くし、施設で育った。奨学金で大学まで進み、現在は民俗学を専攻。「八百比丘尼」の生態や、この地に昔からある伝説を研究している。好きなものは怪談話。が、血がダメ(幼い頃の失われた記憶がトラウマとなっているらしい)。研究室をこよなく愛する | 新野憲吾-Kengo Shinno-(CV:鈴村健一) 主人公の幼馴染。明るく前向きなバスケ少年。初恋だった主人公のことがいまだに大好きで、彼女を中心に世界が回っている。健気。主人公の周囲で不審な出来事が続いているのを心配しており、護衛役を買って出る。趣味はゲーム・バスケ・カラオケ。身体を動かす事は全般的に得意だが、頭を使うことは基本的に苦手 |
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桐原拓哉-Takuya Kirihara-(CV:子安武人) 主人公の先輩で、寮生。兄は教師の桐原貴人。九艘の血を引く1人。趣味はプラモデル製作。甘いお菓子と静かな所を好む。しきたりや伝統と言ったものが嫌い | 桐原貴人-Takahito Kirihara-(CV:井上和彦) 主人公の編入した学校の教師で、拓哉とは兄弟。常に冷静沈着、排他的。人間と九艘は、結局わかりあえないと考えている。趣味は読書。ひとりでいる時間をこよなく愛し、人付き合いと写真をひどく嫌っている |
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加々良愁一-Syuiche Kagara-(CV:森田成一) 主人公に接触してくる他校(葉光学園)の生徒。学内の人気者。カリスマ的で、人を惹き付ける魅力を持つ反面、わがままなきらいも。趣味は音楽。自身もピアノやバイオリンをたしなむ。とくにピアノはかなりの腕前。人から命令されることが嫌い。 | 明月圭-Kei Akiduki-(CV:遠近孝一) 葉光学園2年。加々良の護衛役。堅実、実直、真面目。愁一に心酔している。趣味は自己鍛錬。散歩や散策、山登りなどを好む。人を傷付ける事を嫌う |
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