ファン待望、12年ぶりのシリーズ最新作が登場!
タイトー、PSP「ダライアスバースト」


今冬 発売予定

価格:未定


 株式会社タイトーは、PSP用シューティング「ダライアスバースト」を今冬に発売する。価格は未定。

 「ダライアスバースト」は、1997年の「Gダライアス」以来12年ぶりとなる横スクロールシューティングゲーム「ダライアス」シリーズ最新作。シルバーホークの後継機となる最新型戦闘機「シルバーホークバースト」を操作し、宿敵ベルサー星人率いる宇宙艦隊との死闘を繰り広げる。ゾーン分岐や海洋生物型巨大戦艦ボスなど、シリーズならではの要素や世界観を踏襲しつつ、最新のグラフィックス、サウンド、メカニックデザインでダライアスワールドに新たな歴史を刻むという。

 ゲームの舞台は、シリーズにおいて最も未来の物語。初代「ダライアス)」の時代に異星人ベルサーの攻撃を受け、母星ダライアスを脱出したダライアスの民。惑星ヴァディスに難を逃れた一部のダライアス星人が時を待ちダライアス星に帰還するのが「ダライアス外伝」のストーリー。本作は、彼らがダライアス星に帰還したさらに未来の話となる。

【~プロローグ~】

惑星アムネリアに人類が誕生してから数千年。
高度に発展した文明は、多次元宇宙の構造を解明し、数々の超技術を保有するに至る。
だが、そんな人類を待ち受けていたのは、異星知性体との大規模戦闘であった。
高度に進化し、機械と融合した生体を持つ「シーマ」。
複数の巨大艦隊を保有し、他の惑星を侵略する「ベルサー」。
人類と生態系も思考も大きく違う異星知性体との度重なる戦闘は、幾度となく人類を滅亡の危機へと追いやった。
そのたびに人類は、伝説の名を冠した戦闘機「シルバーホーク」を駆り戦い抜き、そして生き残る。
戦いは一方で、人類を他惑星へ移住させる原動力ともなり、多くの惑星に無数の文明を築くに至った。
最初の英雄サムラックとルティアが発見した惑星ダライアス。
惑星ダライアスから、ヴァディス、オルガ、地球へ……。各地に広がった人類文明。しかし、異星知性体の攻撃も終わってはいなかった。
惑星ダライアスに、再び異星知性体「ベルサー」の侵略の手が伸びる。
外敵の侵略に対し、防御を固めていたダライアス防衛軍であったが、初戦で絶対防衛ラインを破られてしまう。
勝利を勝ち取るため残された手段はひとつ、新たなシステム「バースト機関」を搭載したシルバーホークバーストによって、敵母星への逆侵攻をしかけることのみ。
選ばれたパイロットは、女性型AI端末のTi2。新型機開発のテストパイロットのリーガ・プラティカ。
今、未来を託されたシルバーホークバーストが、宇宙へと羽ばたく。
再び勝利の伝説を蘇らせるために!

 主人公機体「シルバーホークバースト」は、外見こそ過去作品をベースにしているが、設定上は完全な別物。パワーアップアイテムを集めることで、ショット、ボム、アームがそれぞれ強化されていく。「シルバーホークバースト」は“バースト”と呼ばれる新たな攻撃方法を搭載している。バーストはゲージのぶんだけ使用できる予定で、高い火力で敵に大ダメージを与えられる。バーストユニットを設置することで、火力を分割し広範囲をカバーすることも可能。また、タイミングよく発動させることで敵のバーストエネルギーを吸収しカウンターを放つ“バーストカウンター”が使える。

 ステージ構成は、全11ゾーン、5ステージ構成。ステージ2の終了時から進むゾーンを上下2パターンで好きなように選ぶことができるようになる。最終ステージとなるステージ5は全4種類あり、それぞれ難易度が異なる。初代でおなじみのステージ分岐で、上を選ぶと優しく、下を選ぶと難易度が上がるシステム。ステージ5は、クリアしたゾーンごとにそれぞれ異なるエンディングを迎える。ボスキャラクタは、海洋生物をモチーフにしたボス戦艦。“これぞダライアス!”といった個性的なデザインを持つボスばかりで、シリーズでおなじみのものから新顔まで、さまざまなデザインのボスが画面狭しと暴れまわる。

 本作は、参加スタッフも豪華絢爛。メカニックデザイナーは海老川兼武氏(機動戦士ガンダムOO、フルメタルパニックシリーズのメカデザインなど)と柳瀬敬之氏(交響詩篇エウレカセブン、ゼーガペインなど)、SF設定にスタジオオルフェの千葉智宏氏(機動戦士ガンダムOO、機動戦士ガンダム外伝 ASTRAYシリーズなど)と黒田洋介氏(スクライド、武刃街 BUJINGAIなど)、サウンドに「ZUNTATA」で「ダライアス」、「アルカノイド」など多数の楽曲を手がけた小倉久佳氏と、各方面の著名実力派クリエイターが集結。シリーズのファンはもとより、シューティングが好きな人なら絶対に見逃せない1本となりそうだ。


【シルバーホークバースト】
本作の主人公機。過去作をベースにしたフォルムが印象的。ただし設定上は完全な別物になっているという

【シルバーホークバースト設定】
人類発祥の惑星アムネリアから、伝説として伝えられる戦闘機。現在の惑星ダライアスでも、開発改良が続けられている。その機体は、パイロットに合わせた仕様変更などにより、様々なタイプが存在している。ただし、各タイプの基本性能は、外見の大きな違いに反して、ほぼ共通である。新開発のバースト機関を使用した兵器、異次元ワープシステムなど共通で搭載している。単機で、艦隊に匹敵するほどの戦闘力を秘め、超長距離航行、長時間ミッションに対応する

【バースト機関設定】
敵から脱出してきた人類側の捕虜から入手した新開発のシステム。シルバーホークの根幹を成すシステムとして採用されている。同様のシステムを敵も保有しているため、戦闘は熾烈を極めることになる

【バーストカウンター】
バーストをタイミングよく発動することで、敵のバーストエネルギーを吸収してカウンターを放つ

【シルバーホークバーストのパワーアップ】
ミサイルショット、シングルボム(1方向)、ノーマルアームレーザーショット(敵貫通)、ツインボム(2方向)、スーパーアーム(防御力2倍)ウェーブショット(背景貫通)、マルチボム(4方向)、ハイパーアーム(地形衝突耐性)

【ボスキャラクタ】
「コードネーム:IRON FOSSIL(アイアンフォスル)」 …… 機体表面を細かなチョバムアーマー(複合装甲)で覆っている。これは敵の攻撃を避けたり、防御したりすることより、本体ダメージを最小限にとどめながら、最前線で戦うことを目的とした外装であり、侵攻対象での戦いを想定している。これまで人類が遭遇した同系列艦より、船体構造がスリム化されており、侵攻スピードも高められていると思われる。バーストビーム砲を艦尾に内蔵している「コードネーム:MUD WHEEL(マッドホイール)」 …… オウムガイに形状の似た旗艦。フォスル型旗艦による電撃侵攻の後に、惑星制圧を担当する。ボディは、重装甲に包まれており高い防御力を持つ。攻撃は、多方向への同時攻撃を行なう。そのため装備された武装のほとんどが、他砲塔となっている。機体中央部にバースト砲が格納されている

【スクリーンショット】


(C)TAITO CORP.1986,2009

(2009年 9月 4日)

[Reported by 豊臣和孝]