ジー・モード、モバイルゲームで蝶野正洋選手とコラボ
「蝶野のケンカキック!コレだけ遊んでりゃいいんだオラ!」を期間限定配信


7月15日 配信開始

料金:月額105円~315円(iモード)
   月額315円(Yahoo!ケータイ/EZweb)


 株式会社ジー・モードは、モバイルゲームサイト「テトリス&Getプチアプリ」にて、プロレスラーの蝶野正洋氏をモチーフにしたアクションゲーム「蝶野のケンカキック!コレだけ遊んでりゃいいんだオラ!」を7月15日~10月14日の期間限定で配信すると発表した。対応機種はFlash Lite1.1対応端末で、利用にはサイト情報料として月額105円~315円(キャリアにより異なる)が必要。

 「蝶野のケンカキック!コレだけ遊んでりゃいいんだオラ!」は、プレーヤーが蝶野選手を操作して、街にはびこる悪者たちを退治していくアクションゲーム。強制スクロールで画面右から襲い掛かる悪者に対し、5ボタンまたは決定キーでケンカキックを繰り出して倒していく。子供が出現したら、8ボタンで“蝶野ポーズ”をキメてアピール。ゲームの要所では、蝶野選手ならではの名言が登場。敵や障害物に当たったりマンホールに落ちるとミスとなり、5回以上のミスでゲームオーバー。クリア後は、蝶野選手から評価のコメントがもらえる。


【アクセス方法】
iモード: iMenu → メニューリスト → ゲーム → ミニゲーム → テトリス&Getプチアプリ
EZweb: au one トップ → カテゴリ(メニューリスト) → ゲーム → 総合 → テトリス&Getプチアプリ
Yahoo!ケータイ: メニューリスト → ケータイゲーム → ゲームパック → テトリス&Getプチアプリ



【スクリーンショット】
使うボタンはふたつだけ。シンプルだが熱くなれること間違いなし。ちなみに画面・下段中央のボスキャラにかぶさっている「?」マークとモザイクはネタバレ禁止用。実際のゲームにはないのでご安心(?)くださいまし



蝶野正洋選手

 ジー・モードは、蝶野選手をゲストに招いた本作のプレス向けゲームリリース発表会を開催。今年で活動25周年を迎える“黒のカリスマ”こと蝶野選手は、冒頭の挨拶で「自分のゲームがこういう形で出るのは、初めてだと思います。今年25周年を迎えます。先ほど社長と話をしていたら、この会社が2000年4月創業ということで、自分の(ブランド)「ARISTRIST(アリストトリスト)」と同じ。色々な意味で縁があるお付き合いになると思います」とコメント。

 司会者からゲームを作るに至った経緯をきかれると「25周年というところで、興行、DVDなど、色々なプランを練っていた。そんな中で、やはり時代というところで“携帯”の分野で何かできることはないのかな? ということで、ちょうどジー・モードさんからお話があって。先ほどもお話したんですけど、初めてミーティングしてから1カ月。30日くらいで、ここまでポン、ポン、ポン!と。ジーモードさんのビジネスのスピードの早さにビックリしています。ゲーム業界って、自分たちも色々なことをやってきてますけど、やはり1年半とか2年かけて進んでいくところを、30日という物凄いスピードでここまできてるっていうのには、ちょっと驚いています」と説明する。

 完成したゲームを既にプレイしたという蝶野選手は、「携帯ゲームで遊ぶ習慣はなかったんですが、新しい遊び方を教わった。この間、何かでやっていたんですけど、気持ちをリラックスさせたいとき、ひとつのもの……ゲームとかに集中すると、それがリラックスにつながる。今の時代、雑念が多いですから。そういうものをシャットアウトして、ひとつのところに気持ちを集中してリラックスさせる。そういう感覚でみなさん(携帯ゲームを)やってると思うんですよ。携帯でそういうのができるというのは非常に便利だし。また、作ってくださっている方が“隠しキャラ”とか、開発チームや社長さんもプロレスのことをよく知っている。もしかしたら私よりもよく知っているかもしれない(笑)。そんなアイデアが随所に入っていたんで、やっていて楽しいです」とコメント。蝶野選手をうならせたアイデアとは、いかなるものか? それは、実際にゲームをプレイして存分に体験していただければ幸いだ。

 続いては、蝶野選手が本作をプレイ。個人所有の携帯とモデルが違ったため、操作に戸惑う蝶野選手。強制スクロールでガンガン突っ込んでくる悪役のマスクマンをケンカキックでなぎ倒し……たまではよかったが、続いて出現した子供にまでケンカキックをキメてしまう蝶野選手。鉄パイプを持って襲い掛かるマスクマンのシーンでは、マンホールへの対処の仕方がわからず連続で落下。ちなみに、マンホールはケンカキックでクリアできるという。出現したボスキャラは「どこかでみたような!?」というデザイン。コアなプロレスマニアなら、元ネタは1発で丸わかり。札束を投げて攻撃してくるあたり、はたして笑っていいのか悪いのか……。

 プレイ後の蝶野選手は「携帯機でできる単純なゲームなんだけど、だから面白い。ゲームって、やっぱり単純なのが面白いよ!」と満面の笑み。記者から「このゲームは、どういった人たちにオススメしたいか?」と聞かれると、「当然、自分のファンの方。それから、プロレスから遠ざかっている子供たちとか。ゲームを通じて、プロレスに興味を持ってもらいたい。あと、携帯なんでね。単純なゲームですから、年配……自分たちよりひとつ上の、プロレスで育ってきたお父さんやお母さん方。世代でいうと、藤波さんや長州さんくらいの人たちも、これくらいのゲームだったら、もしかしたらハマって、長州さんあたり控え室でずっとやってるかもしれない(一同笑)」とコメント。おっさんゲーマーでプロレスファンでもある筆者は、PCエンジンでリリースされた「THE功夫」を彷彿とさせる内容に、思わずニヤリとせずにはいられない。期間限定配信ということもあり、興味がある方はぜひ1度プレイしていただきたい。


いくら自分がモチーフとはいえ、リング上と携帯ゲームでは勝手が違いすぎた!? 「自分の持ってる携帯とモデルが違うからさ~」とボヤく蝶野選手。でもプレイ中は終始楽しげな表情

発表会には同社代表取締役社長の宮路武氏が、アリストトリストのシャツと「10年前に衝動買いした」という蝶野モデルのサングラスを着用して颯爽と登場。宮路氏は、携帯の着メロを故・橋本真也選手の入場テーマ曲「爆勝宣言」にしているほど熱心な新日本プロレスのファン(もちろん蝶野選手の大ファンでもある)で、よく社員に「あの曲は何ですか?」と質問されるという。フォトセッションで一緒に並ぶと「役得っていうのは、こういうことを言うんでしょうねぇ」と頬がゆるみっぱなし。ただし、いいことばかりではなく、本アプリのヒット祈願で蝶野選手から気合を頂戴する場面では、直後に社員から「会社のさらなる発展を祈願してもう1回!」と声がかかり、なんと計2発も……

ARISTRIST(c)
(c)G-mode


(2009年 7月 15日)

[Reported by 豊臣和孝 ]