任天堂 第69期 定時株主総会を開催
売上高などすべての数字は過去最高に
DSシリーズは世界累計販売台数1億178万台、Wiiは5,039万台を突破
6月26日 発表
任天堂株式会社は6月26日、第69期株主総会を開催し、業績ならびに同社の販売するプラットフォームの類計本数などを発表した。
同社の第69期(2008年度)の売上高は1兆8,386億円、営業利益は5,552億円、経常利益は4,486億円、当期純利益は2,790億円とすべての数字において過去最高の数値を達成。
報告書によると「ニンテンドーDS Lite」、「ニンテンドーDSi」を含む「ニンテンドーDS」シリーズが世界販売台数で3,118万台(うち国内は401万台)、類計販売台数は1億178万台(うち国内は2,639万台)を販売。「ゲーム機としては史上最短で1億台を突破した」と報告されている。
また同社から発売されているDS用タイトルでは、「ポケットモンスター プラチナ」が375万本、「星のカービィ ウルトラスーパーデラックス」が236万本、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」と「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」の当期合計販売本数が731万本、類計販売本数3,112万本、「リズム天国ゴールド」、「わがままファッション ガールズモード」なども好調であった。なお、当期のリリースタイトル数は、国内420本、米373本、その他535本と、その他が最多ではあるが、日本でのリリースタイトル数の多さが伺える。
据え置き機のWiiは、全世界で2,595万台(うち国内は206万台)、累計5,039万台(うち国内796万台)を販売、こちらもゲーム機において最短で5,000万台を突破したと発表された。
Wii用ゲームタイトルでは「マリオカートWii」が1,540万本、「Wii Music」が265万本、「Wii Fit」は1,637万本で類計販売本数は1,822万本を販売。リリースタイトル数では、国内118本、米268本、そのほか253本と米国におけるリリースタイトル数の多さが見受けられる数字となっている。
なお、部門別では、ゲームをはじめとするレジャー機器部門は1兆8,353億円、その他(トランプ・かるた他)部門で35億円の売上高を得ている。
同社としては今後とも継続的な「ゲーム人口の拡大」の実現に取り組み、今後は「ニンテンドーDS」シリーズでは「ニンテンドーDSi」を海外で展開するほか、文化施設や商業施設でのサービスが受けられるよう支援。「Wii」では「Wii Sports Resort」を全世界で販売、さらに「Wiiの間」も展開していく。またインターネットショッピング「ニンテンドーDSiショップ」、「Wiiショッピングチャンネル」からダウンロードしていく専用ソフトの充実を図り、ユーザーへと訴求していくと発表している。
(2009年 6月 26日)