バンダイナムコ、AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」
「ボール」、「オッゴ」公開


稼動中

価格:2プレイ500円


 株式会社バンダイナムコゲームスは、6月10日にREV.2.06へバージョンアップしたAC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」の新機体「ボール」、「オッゴ」の情報を公開した。両機体とも、宇宙専用で、コロニー内では出撃不可能。ポッドと呼ばれる初めてのモビルスーツ以外の戦力で、地球連邦軍の「ボール」が遠距離砲撃型、ジオン公国軍の「オッゴ」は近距離戦型のカテゴリーに属する。

 この2機種の支給条件には、2.06から支給を開始したモビルスーツと同様、特定ステージにおける勝利数という条件が付帯されているのが特徴。しかも、宇宙ステージ2つにまたがる条件が設定されており、いずれもREV.2.0での通算勝利数で計算されている。携帯サイトに登録しているプレーヤーは「パイロット情報」>「勝敗データ」の項目で勝利数を確認しておこう。規定数以上勝利したうえで、少佐以上の階級であることが条件(トレーニングモードの勝利数は含まれない)。条件を満たした後、オンライン状態のターミナルにカードを通すことで、配備申請画面に登場。規定バトルポイントを貯めれば支給される仕組みだ。

 「ボール」と「オッゴ」は、前述のとおり、トレーニングモードにおいても、サイド7では使用不可能。宇宙ステージ(ア・バオア・クーかルナツー)を選択しないとプレイできない。ステージスケジュールは現在北極基地となっているが、その後7月3日からア・バオア・クーに移動するので、ルナツーで頑張ったパイロットは、ア・バオア・クーで条件を満たせば、支給申請することが可能だ(ステージスケジュールはこちら)。


【支給機体と取得条件】
地球連邦軍取得可能階級とステージ条件ジオン公国軍
ボール少佐以上で
ア・バオア・クー20勝以上、ルナツー30勝以上(Rev2.0の通算勝利数)
オッゴ
取得条件には下記の機体を取得済みであることが必須
・地球連邦軍……ジム(指揮官機)、アクア・ジム、ジム・寒冷地仕様、ジム・キャノン
・ジオン公国軍……ザクII(S)、アッガイ、ザク・デザートタイプ、グフ・カスタム、ザクキャノン


■ ボール

カテゴリ:遠距離砲撃型/宇宙
基本スペック:HP240 コスト120
メイン「120mm低反動キャノン砲A」
格闘「マジックハンド」
サブ「ワイヤーランチャーA」

 宇宙用作業ポッドを拡大設計した機体。後方からの砲撃戦能力が高く、大量生産でコストが低い。120mm低反動砲を1門だけ装備している。HPは少なめだが、ジャンプでの移動は遠距離砲撃型キャノンタイプのモビルスーツに似て軽快かつ移動量も多目。ダッシュでの移動はあまり高速ではなく、ブースト消費量も多目。初期状態では120の基本コストに加え、「120mm低反動キャノン砲A」を装備していることで30のコストがプラスされており、計150コストでの運用となる。敵として遭遇した場合、歩行移動ではないため、慣れるまではダッシュ/ジャンプによる硬直の視認が難しい。

 「120mm低反動キャノン砲A」は、キャノンタイプモビルスーツと同様の拠点攻撃能力を持ち、ロックオンによる砲撃距離は750mとなっている。HPが少なめになっているので、乱戦に突っ込んでしまうとあっという間に撃破される危険性はあるが、ジャンプ性能を生かして立ち回ることで、両軍最低クラスコストながら、立派な拠点砲撃兵器としての運用が期待できる。また、武装支給が進めば、キャノン/タンクに慣れたパイロットが使いこなせる、ロックオン距離こそ短いが、コストアップがない対拠点キャノン兵装が入手可能だ。

 サブ射撃の「ワイヤーランチャーA」は、近距離間合いでの敵の拘束を主目的とした兵器。もっとも近い感覚なのは、ジオン公国軍のグフに装備されているヒートロッドだろうか。命中した場合、敵の攻撃動作が中断され、もう1度射撃や格闘トリガーを引くか、自動で回収されるまでは、敵の攻撃動作を制限できる。見た目の問題だが、宇宙空間では視認し難いだろう。こちらも、武装支給が進めば3タイプの「ワイヤーランチャー」が装備可能だ(残り2つのワイヤーランチャーはコストアップする)。

 格闘武器の「マジックハンド」は、2本装備したマジックハンドによる殴り。タンク系遠距離砲撃型モビルスーツ同様、連撃はできない。格闘トリガーには、武装支給により、対MS弾が2タイプアサインされるようになる(装備時は機動性能低下かコストアップ)。これにより、宇宙におけるキャノンタイプと同様の運用ができるようになるが、ダッシュの移動速度の差、ジャンプ能力の差、そして全体的に低いHPと装備によって変動するコストを頭に入れて運用することが大事になってくるだろう。


■ オッゴ

カテゴリ:近距離戦型/宇宙
基本スペック:HP235 コスト120
メイン「ザク・マシンガン」
格闘「マニピュレーター」
サブ「シュツルム・ファウスト」

 ジオン公国軍が既成部品流用で開発、量産した駆逐モビルポッド。ザク系武装が使え、簡易生産のためコストが低い。ザク系のパーツを流用することでコストを下げているという設定からか、ザクIIと似た武装支給が行なわれる機体で、ボール同様、HPは他の近距離戦機体の中では低く、コストも最低の120。ジャンプによる移動が得意な機体だ。ボール同様、着地やダッシュ硬直の状態が視認しにくく、慣れるまでは高性能なジャンプ能力とあいまって、被弾しにくいともいえる。

 メイン射撃は「ザク・マシンガン」。武装支給が進めば、「ザク・バズーカ」も装備できるようになる。基本的にザクIIのものと性能的には変わらない模様だが、「ザク・バズーカ」は発射時に硬直が発生しないのはメリットだろう。

 サブ射撃は、ザクII改やドム・トローペン(サンドブラウン)、高機動型ゲルググなどに用意されている「シュツルム・ファウスト」。メインからの持ち替えにタイムラグがほとんどなく、1発ヒットするとダウンという性能もあり、うまく使いこなせば歩いている敵モビルスーツに対してのけん制武器となるだろう。こちらは武装支給が進めば「ロケット・ポッド」が入手できる(装備時はコストアップ)。

 「マニピュレーター」による格闘は3連撃まで可能。与ダメージはザクIIと変わらない。ボール同様全体的にHPがかなり低いので、乱戦に切り込むような運用はできないが、仲間が攻撃を受けているときのカットなどはザクIIをお手本に、高い空間機動力を生かしての運用がテーマとなるだろう。


(C)創通・サンライズ

(2009年 6月 26日)

[Reported by 三番町第20小隊]