ポイソフト、Wiiウェア「王だぁ!」
世界平和のために勇者の邪魔をしたり、魔王の味方になる自由度の高いシミュレーション
王様のイメージイラスト |
タイトル画面 |
株式会社ポイソフトは、Wiiウェア用王様体験シミュレーション「王だぁ!」を6月に配信する。価格は1,000Wiiポイント(1,000円相当)。
「王だぁ!」は、本格的な王様ごっこをコンセプトに、腰を据えて遊べる骨太なゲームとして制作された王様体験シミュレーション。プレーヤーは、主人公である国王(王様)となり、中世ヨーロッパ調のファンタジー世界を舞台に王様として勇者や魔王、お城や町の人など、様々な登場人物と関わっていく。
プレーヤーが関わる世界には、それぞれの地域に独立した国があり、同様に王様が存在する。また人間や魔族のほかにも、エルフやドワーフなど様々な種族が混在しており、各種族ごとの特徴のある国も点在する。他国との友好関係を築いたり、勇者に援助をして魔王と対峙したり、時には魔王に味方したりと、自由な行動でゲーム内の世界を楽しむことができる作品となっている。
ゲームシステムは、様々な命令を選択できる戦略シミュレーションになっており、世界平和を目標に、謁見に来る勇者の手助けをして、魔王の野望を阻止し世界平和へと進んでいく。グラフィックスは2DのRPGテイストをベースにしたドット絵調のデザインを起用している。自由度の高さが特徴となっており、勇者を手助けしながら、世界平和を目指すこともできれば、魔王に与し悪の手先になることも可能だという。
プレーヤーは王様となり、自国の発展と世界平和のために奮闘する。グラフィックスは懐かしい印象を受ける2Dドット絵 |
■ 訪れる勇者たちを導き世界平和を目指す!?
プレーヤーが主人公であるヒロイックファンタジータイプのRPGとは違い、本作での勇者は多数誕生する。次々と生まれる勇者たちに冒険のアドバイスを行ない、モンスター退治や魔王討伐へと向かわせたり、行動の見返りにアイテムを与えるなど王様としての間接的な世界平和への手助けを行なっていく。また、勇者は一般的なRPGのように勇者はお城の倉庫のアイテムを勝手に持ち帰ろうとする。大事なアイテムが倉庫にしまってあるときに、お城に勇者が来た場合は注意が必要となる。
この世界の勇者は多数登場する。モンスターの返り討ちにあり帰らぬ人になることも |
■ 国益を確保し、自国の発展を目指す
王様としてプレーヤーが行なえる行動には様々な要素がある。これは前述の勇者との謁見をはじめ、国内の各部署の仕事の方針を決定できる。また自国の発展・維持のために一般人から能力のある人材を発掘・登用して、各人材を適切な部署に配置し、国益のために働いてもらうことも可能。そのほかにも領地内に学問所や魔術研究所の建設、武器工房や造船所を行ない、国民の学問、政治、魔法のレベルを上げたり、教会やカジノなどの各施設の建設により、国の商業、農業、工業を発展させ、国力を増強させることができるようだ。
また自国の兵士を集め訓練し、部隊を編成して他国に攻め込むこともできる。領土を拡大することで、また逆に他国から攻め込まれることもあるため、国の状況によっては、戦争を避けるために、外交や諜報を活用することも大切になっていく。たとえば他国に友好使節を送る、同盟を結ぶ、他国から援助を受けるなどの作戦をとることもできれば、諜報活動で他国の情報収集したり、町の破壊工作を行なえるほか、扇動、裏切りの指示、暗殺といった作戦も実行できる。
徴兵や、他国との勢力図を確認しつつ、自国の国力増強を図るのも王様の勤め |
■ 悪の手先となり、自由気ままにプレイ
王様として、自国の繁栄と世界平和(?)を目的に悪政を敷くこともできるようになっている。たとえば、訪れる勇者を捕らえて魔王に差し出せるほか、魔王軍に資金援助を行ない、魔王と親密な関係を築き、悪の手先として動くこともできる。徹底した魔王へのアシストは悪の手先として勇者から目の敵にされるかもしれないが、自国を守るという意味では、非常に高い効果のようだ。また同様に、王様の発令可能な命令のひとつに「禁止令」というものがあり、これを発動させると街の道具屋で薬草などの回復薬の販売を禁止でき、不便な国として勇者が訪れにくくなり、魔王軍の居心地のよい環境を作れるようにもなるという。
魔王と謁見したり、勇者の邪魔をするといった気ままなプレイも楽しめる |
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(2009年 5月 19日)