アスキー・メディアワークス、DS「狼と香辛料 海を渡る風」
ファンタジー世界で行商する恋愛シミュレーション


2009年夏発売予定

価格:未定


 アスキー・メディアワークスは、DS用恋愛&行商シミュレーション「狼と香辛料 海を渡る風」を2009年夏に発売する。価格は未定。

 「狼と香辛料」は、同社の電撃文庫から刊行されている支倉凍砂氏原作、文倉十氏イラストによるライトノベル。現在はシリーズ第10巻まで重ね、シリーズ累計240万部を突破、第11巻の発売も5月に予定されている。“剣と魔法”がメインとなるヒロイックファンタジーとは異なり、同様のファンタジー世界の中で繰り広げられる経済活動をその主題に置いた作品となっている。

 本作でのプレーヤーは、作中の主人公でもあるクラフト・ロレンスとなり、旅の相棒・賢狼ホロと同行するヒロインと共に町から町を移動しながら商品売買をくり返し、お金を儲けながら北を目指していく。また道中では、ホロや同行するヒロインとの恋愛イベントも発生するほか、彼女たちとの親密度を上げていくことも可能。商品売買を繰り返していく「本格行商システム」は前作を踏襲したものだが、今作から導入されている新システムも用意されている。

 恋愛イベントは、同作のアニメ、ラジオと同じくロレンス役の福山 潤さんやホロ役の小清水亜美さんなど声優陣によるフルボイス化を実施。ゲーム中に登場するキャラクターグラフィックス、イベントCGは、テレビアニメと同じスタジオが制作を担当している。そのほかにも原作でイラストを手掛ける文倉十氏原案のオリジナルキャラクターも登場する予定。


【あらすじ】

ゲームの舞台となるのは、海辺の寒村。

故郷の手がかりを探して北を目指すホロとロレンスの前に、巨大な海峡が姿を現します。ここを渡るためには、厳格な身分証明が必要なのですが……。なんとかして海峡を渡ろうとするホロとロレンスは、渡し守の少女・ルカと、ひとりの傷ついた老人に出会います。

そこに原作でおなじみの羊飼い・ノーラたちも登場して……。


【スクリーンショット】

(C) 支倉凍砂/アスキー・メディアワークス/「狼と香辛料Ⅱ」製作委員会
(C) 2009 「狼と香辛料II」製作委員会/ASCII MEDIA WORKS Inc.

(2009年 4月 14日)

[Reported by 鬼頭世浪]