カプコン、PSP「戦国BASARA バトルヒーローズ」
発売記念イベントを開催 小林プロデューサーサイン会を実施


発売中(4月9日発売)

価格:5,490円

CEROレーティング:B(12歳以上対象)


売り場では発売日に併せて「戦国BASARA」コーナーも

 株式会社カプコンは4月9日、同日発売のPSP用チームバトルアクション「戦国BASARA バトルヒーローズ」の発売記念イベントを東京・ヨドバシカメラマルチメディアAkibaにて開催した。

 本イベントは、同作のプロデューサー小林裕幸氏が同店舗の特設会場に登場し、サインならびに握手会を実施。サイン会開催の前には、事前に配られた整理券は60名を超え、終了までの1時間はその数を上回る人数が途切れることなく列を作っていた。また「戦国BASARA」シリーズは、現在の“レキジョ”ブームの火付け役ということもあり、会場には多数の女性客が来店していたのが印象的だった。

 イベント終了後に、小林裕幸氏が発売当日の心境などを語ってくれたので紹介する


サイン会に訪れたファンの列。パッケージにサインを求めるファンのほか、抽選会で当たったグッズにサインを求める人も

-- 発売を迎えた今の感想をお願いします。

株式会社カプコン「戦国BASARA バトルヒーローズ」プロデューサー 小林裕幸氏
小林氏:こんなにたくさんの人がサイン会に来ていただけるとは思いませんでした。というのと疲れました(笑)。今までの「戦国BASARA」シリーズは発売前イベントは開催していましたが、発売日は実施していなかったので、今回チャレンジとしてやってみて反応も良かったですね。いつも発売日は店舗を回っていましたが、買ってくれた人と触れられたのが嬉しかったですね。

-- 今回の「戦国BASARA バトルヒーローズ」は今までのシリーズとシステムもガラリと変わっていますね。どのあたりをこだわって作ろうかと思いましたか?

小林氏:そもそものスタートが、「こういう『戦国BASARA』をPSPでやろう」ではなく、「PSPで『戦国BASARA』をどうやって作ろうか」という考えから始まっています。今までの一騎当千だとグラフィックスやシステム面でも心配だったのと、イチからPSP版を作らなければならない事情もあったため、さらには1年ちょっとで作るにはハードルが高かったので、PSPとして一番面白い形はなんだろうと考えたときに、今回のチームバトルがあっているのではないかと……制作をスタートして、ストーリーモードをはじめ、キャラクターも30人作ろうとか1人でやり込むミッションモードをつくろうとか、PSPありきで実装しています。また、電車の乗り継ぎや、待ちあわせの合間など、1個の合戦も3分毎に終わるように配慮しています。

-- 協力プレイというのははじめから考えられていましたか?

小林氏:それはもうPSPでうちがやっててやらないわけにはいかないでしょう(笑)。他にも、「モンスターハンター」の開発チームが「PSPの『戦国BASARA』を作れよ」と背中を押してくれたというのもあります。ファンの4人が遊ぶ面白さというのも『戦国BASARA』でも追及しようということで、対戦プレイにも力を入れています。

-- 30人いるキャラクターで初心者の方にもお勧めを教えてください。

小林氏:基本は伊達正宗、真田幸村で遊んでもらえればそつなくこなせると思います。まずはこの2人で慣れていただき、個性的なキャラクターになる豊臣秀吉やお市なども遊んでもらって、最終的には30人全員のストーリーモードを遊んでいただけると「戦国BASARA」にどっぷり浸かれると思います。

-- サイン会でユーザーさんとの会話で印象的だったものはありますか?

小林氏:印象的だったのは「松永久秀が使えないんですね」というところで、ごめんなさい使えません。今日のサイン会で驚いたのは「PSPで初めて買いました」という人も多くいらっしゃったので、それが全国的に多いようなら、我々が狙っていた新規ユーザーを獲得できたのが嬉しいなと思います。また、そこは狙ってて、本作も当然ファン向けに作ってはいますが、初めて買う人への配慮も高かったので、「伊達正宗はこんなキャラで織田信長と戦うとこんなストーリーだよね」とか、「真田幸村は最後にやっぱり武田軍対徳川軍を選ぶ」など、しっかり王道の「戦国BASARA」を楽しみながら、、脇のところではコアファンに喜ばれるような配慮をしてあるので、買ってくれた人たちの雰囲気を見ていると、そうしてよかったなと思っています。

 

-- 松永久秀が使えない理由とは?

小林氏:使えない理由は、松永久秀は元々がプレーヤーキャラクターではなく、これをプレーヤーキャラクターとして制作し直す時間がかかるわけですね。発売時期を2009年春に狙っていたので、松永久秀は今回も敵武将として登場します。当然、プレイヤーキャラクターにしようという計画も立てましたが、スケジュールに入れてみたところ、無理があったので、外してあります。最初から松永久秀のプレーヤーキャラクター化を無視したわけではなく、ファンの方々からも人気もありますし、単純に制作の都合でできなかったと。自分自身も松永を使いたかったです。これからも引き続き応援よろしくお願いいたします。

 


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(2009年 4月 9日)

[Reported by 鬼頭世浪]