日本一ソフトウェア、「ウィッチテイル 見習い魔女と7人の姫」
キャラクター、ストーリー、戦闘・魔法システムを紹介


5月28日 発売

価格:5,040円

CEROレーティング:A(全年齢対象)


 株式会社日本一ソフトウェアは、ニンテンドーDS用RPG「ウィッチテイル 見習い魔女と7人の姫」を5月28日に発売する。価格は5,040円でCEROレーティングはA(全年齢対象)。今回は同作のストーリー、キャラクター、ゲームシステムなどの情報を紹介する。キャラクター・デザインはタニエル氏。「おとぎ話」をモチーフとし、キャラクターの名前や各マップもおとぎ話になぞらえて設定。メルヘンな雰囲気にダークな要素を織り交ぜた冒険が楽しめる作品となっている。

■ ストーリー

 勝気で負けず嫌いな見習い魔女のリデルは、ふとしたことから、かつて世界に恐怖と混乱を振りまいた「古書の魔女」の封印を解いてしまった。解放された魔女の力により、みるみるうちに世界中に魔物があふれ人々を襲い始める。

 リデルは「伝説に謳われる古書の魔女を打ち破り、世界で一番有名な魔女となる」ために、自分の手で古書の魔女の再封印する決意をする。魔法や世界の情勢に詳しい吸血鬼ルウをお供に連れて、さまざまな国を巡る旅に出発する。


吸血鬼のルウと出会い、リデルの旅が始まる。はじめの冒険の舞台は、お菓子の国だ



■ キャラクター紹介

リデル(主人公):魔法学校に通う見習い魔女。勝気で負けん気が強く、自分の魔女としての才能に自信を持っている。学校で習うような魔法には興味がなく、もっと強大な魔法を手に入れたいと考えていた。プライドが高いため間違いを認めたり謝るのが苦手だが、責任感は人一倍で、自分の行動がきっかけで古書の魔女の封印が解けたことに責任を感じ、冒険へと旅立つ

ルウ:棺で眠っているところをたたき起こされた吸血鬼。古書の魔女の封印を解いてしまったリデルを見かねて、彼女の旅をサポートする。紳士的な性格で、好物は血液ではなく「トマト」。リデルと共に各国を旅する際には、コウモリの姿に変身して付き添う

クロネ:リデルの魔法学校でのクラスメイト。寮も同室でルームメイトでもある。気が弱く成績もぱっとしないけれど、心優しく友達思いな女の子。自称リデルの親友墓ババ:墓守をしているおばあさん。小さい頃からリデルを知っている地元の長老のような存在。見た目以上に長生きの物知り。若いころは名の知れた魔女だったという噂もあるが、真相は謎に包まれている

グレーテル:リデルが最初に訪れる、お菓子の王国「レム・スウィティア」を治めるお姫さま。氷の国の姫ヘンゼルの双子の妹にあたる。世間知らずでおっとりしており、思いやりに満ちた性格のお姫様。そばには、常に大きなくるみ割り人形が彼女を守っている

ヘンゼル:氷の王国「レム・コルディア」を治めているお姫様で、グレーテルの双子の姉。実直で飾り気が無く少年のような言葉遣いで話し、自分のことを「ボク」と呼ぶ。その国土を象徴するかのような姫の従者“氷の女王”が、守護者として彼女を守っている

古書の魔女:本に封印されていた古代の魔女。リデルが誤って封印を解いてしまった。かつて強大な力で地下の世界を支配していたが、地上での覇権を握ろうと戦争を仕掛け、女王アリスに敗北して封印された。本来の名前は時間と共に忘れられ、いつしか「古書の魔女」と呼ばれるようになった。解放された彼女の胸には、世界と女王アリスへの復讐心が燃えたぎっている



■ ウィッチテイルの世界

 この世界には魔法が当たり前に存在し、子どもたちはみんな魔法学校で腕を磨く。7つの国が存在し、お菓子の王国レム・スウィティア、氷の王国レム・コルディア、植物の王国リーフロウ、水の王国オルセリオ、砂漠の王国クア・デゼト、機械の王国アムジス、そして、6つの国に囲まれ世界の中央に位置するロロ。また、千年前の戦争を収めた女王アリスが、今もどこかで世界を見守っているというが、この千年、女王の姿を見た者は誰一人いないと言われる。なぜならアリスのもとにたどり着くためには、“ロロ”を取り巻く6つの国の姫たちからの信頼のあかしである、“姫のしるし”を集めなくてはならないからだ。

 古書の魔女とリデルは、互いにアリスへと続く扉を開けようとする。古書の魔女は、世界と女王アリスへ復讐を狙い、リデルは、各国の姫たちから「姫のしるし」を受け取り、古書の魔女の力を封じようとする。

世界の地図と、お菓子の王国のシンボルマーク



■ ゲームシステム

 リデルの冒険は、ルウが眠っていた古城にある「扉の間」が基点となる。各国につながる扉を利用すると、世界各地へ移動できる。扉の間からは、回復やショップ機能を有した「影のすむ街」にも移動できるので、体力やアイテムの個数が心もとなくなったら、扉の間から影のすむ街に行ける。

影のすむ街には、宿屋、アイテム交換屋などがある。各国のマップはお国柄に合わせてかなり異なる

マップには、リデルが傘で突くと壊れるオブジェクトがある。これらを破壊すると、隠しアイテムを見つけたり、新しい通路を切り開ける。また、各国には古書の魔女の呪いによって魔物がウロウロしている。マップを歩いていると、急に影にのみこまれて、魔物たちにエンカウントすることもある。




■ 戦闘システム

 戦闘には、入力するコマンドをグラフィカルに表現した「リボルバーアイコンシステム」を採用。取れる行動は「物理攻撃」、「魔法攻撃」、「アイテム」、「逃走」の4択。魔法攻撃を選ぶと、魔法がリボルバーの弾倉にこめられた弾丸のように表示され、その中から使いたいものを敵のスロットへドラッグする。味方のターンと敵のターンを繰りかえし、敵を全て撃破するか逃走に成功すれば戦闘終了。

 リデルが使える魔法には、7つの属性がある。ダナンの魔方陣(爆破)、バイルの魔方陣(毒)、アイスの魔方陣(氷結)、プランの魔方陣(ツタ)、スプラの魔方陣(海流)、ボルケの魔方陣(火炎)、カミナの魔方陣(稲妻)。これらの魔法には、毒でダメージを与えたり、ツタで敵を束縛したりといった属性ごとの個性付けがされており、リデルのレベルが上がると、魔方陣も強力になってゆく。

 戦闘には、敵味方ともに最大3キャラクターが参加できる。プレーヤーは、リデルに加えて2人の仲間を組み込んで味方パーティーを編成できる。仲間が見つかったら積極的にパーティーに組み込んでリデルの冒険をフォローすることが攻略のコツとなる。

リデルの魔法はパワーアップし、仲間も増える。ぬいぐるみ(?)のような仲間もいる

戦闘シーン。お菓子のようなものから不気味なものまで、敵もさまざまな姿をしている

物理攻撃は簡単にできるが、ダメージは大きくない

魔法の攻撃にはMPが必要だが、敵の弱点が突きやすく大ダメージが狙える

(c)2009 NIPPON ICHI SOFTWARE INC./HITMAKER,INC.
*記事で使用されている画面は、開発中のものです。

(2009年 4月 7日)

[Reported by 上北皆人]