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大阪梅田に「SQUARE ENIX CAFE Osaka」がオープン!
「キングダムハーツ」ファン感涙、“夕陽の味”がするコラボメニューを体験
2017年10月13日 19:42
スクウェア・エニックスは、10月14日に大阪市梅田のヨドバシカメラ梅田ビルB1に「SQUARE ENIX CAFE Osaka(スクウェア・エニックス カフェ)」をグランドオープンする。
「SQUARE ENIX CAFE」は、テーマチェンジするカフェとして、スクウェア・エニックスの様々なタイトルとのコラボメニューやグッズを販売するファンとのコミュニケーション拠点。秋葉原のヨドバシカメラ1階に昨年オープンした1号店は、現在も満員御礼で予約困難な状態が続いている。これが2店舗目で、満を持しての西日本進出となる。
カフェがあるのは、ヨドバシカメラ梅田店の地下1階入り口を出てすぐの場所。横には地上に出る階段があり、軽い吹き抜けになっているため、店外にはテラス席も設けられている。
すでに9月30日からプレオープンしてグッズの販売などが行なわれていたが、10月14日からのグランドオープンに合わせて10月13日にメディア内覧会が開催された。
内覧会には、スクウェア・エニックス専務執行役員の橋本真司氏が来阪。多くのファンから要望が寄せられていたカフェがようやくオープンできたことについて「西日本のファンの方から西日本にも来て欲しいとずっと要望されていた。チャンスを探していたが、ヨドバシカメラさんのご厚意で2号店を開店することができました」とあいさつした。今後は秋葉原の1号店やオフィシャルショップARTNIAと連動しつつ、店内からの配信イベントや情報発信、ファンとのコミュニケーション空間としての利用が予定されている。
10月14日から11月10日までは「キングダムハーツ15周年記念キャンペーン」が開催される。今回はそこで提供されるコラボメニューを一足早く試食することができた。このレポートでは、ショップの雰囲気や内覧会で一足先に試食したコラボメニューのレビューを紹介したい。
ギャラリーをイメージしたオシャレ系カフェ
東京の「SQUARE ENIX CAFE」がスタジオをイメージしたやや薄暗い雰囲気の店であることに対し、「SQUARE ENIX CAFE Osaka」は白を基調とした明るい店内に、ギャラリーをイメージして額装されたゲームアートが飾られている。スクウェア・エニックスマーケティング部セールスマネージャーの高橋嘉之氏は、「秋葉原のコピーではない、大阪に根を張りしっかりお客さんに支えられるような店を作りたい」と語った。
今回は明日から始まる「キングダムハーツ15周年記念キャンペーン」とのコラボのために、野村哲也氏をはじめとした開発スタッフによる「キングダムハーツ」のアートワークが飾られていた。店頭にも、東京ゲームショウ2017のスクウェア・エニックスブースに飾られていた「キングダムハーツ」の主人公ソラの巨大なトルソーがお目見えし、店の外にある大きめのモニターでは、2002年に発売された第1作目から最新作までのプロモーション映像が流されていた。
これらの映像は店内のモニターでも常時流れており、店内のBGMももちろん「キングダムハーツ」のものが使われている。後程紹介するコラボメニューと合わせて「キングダムハーツ」の世界を五感で感じられる場所になっている。
もともとスクウェア・エニックスカフェは、テーマチェンジするカフェというコンセプトで作られており、今後も1か月前後のペースで様々なタイトルとのコラボカフェが展開される予定だ。
カフェスペースは90分入れ替え制。ローソンチケットで事前予約ができるほか、当日券も配布される。1号店では当日券の枠を超えた場合抽選になるが、大阪店でも同様の処置がとられることになる。
一部のメニューは22時までテイクアウトが可能。店の外にはテラス席が設けられており、テイクアウト商品をそこで食べることもできるのは、大阪店ならではの取り組みだ。
物販のコーナーは基本的には入場自由だが、混雑した場合には入場規制がかかる可能性もあるそうだ。
人気タイトルのグッズが一堂に会したグッズコーナー
物販コーナーでは、「キングダムハーツ」関連のサウンドトラックやフィギュア、ぬいぐるみをはじめ、カフェ限定の「キングダムハーツ プレミアポストカードセット」や「キングダムハーツ メタリックリングノート」などの限定グッズが販売される。
もちろん「ドラゴンクエストXI」や「NieR:Automata」、「ファイナルファンタジーXV」など人気タイトルのカフェ限定グッズや、ショップオリジナルのトートバッグなどこれまで大阪では手に入れることが難しかったアイテムがずらりと並ぶ。
大阪限定商品として、オリジナルコースターを収納できるカフェコースターホルダー(756円・税込)やトートバッグ(3,500円・税込)の大阪オリジナルカラー(グレー)も用意されている。
「キングダムハーツ15周年記念キャンペーン」コラボメニューを試食!
カフェのメニューはテーブルにあるiPadから注文する。グランドオープン時のメニューは常時用意されるグランドメニューが8種類。「キングダムハーツ15周年キャンペーン」の期間限定コラボメニューが6種類。ドリンクはコーヒーやソフトドリンクなどの定番11種類に、コラボドリングが4種類用意される。それ以外に、テイクアウト専用の商品としてタピオカ入りドリンク3種類がある。
今回試食したのは、このうちコラボメニュー6種類と、ドリンク4種。「キングダムハーツ」の開発スタッフとスクウェア・エニックスオフィシャルカフェ「ARTNIA」のスタッフが共同開発した「キングダムハーツ」ファンに向けたメニューの数々だ。試食用のビッフェメニューだったので、多少サイズダウンされたものだったが、味わいは十分堪能することができた。
「約束のサンドウィッチ」(1,080円・税込)は、星型のサンドウィッチに、ゲームのロゴをかたどったエビのサラダが添えられたゲームを象徴するような一皿。星の形のサンドウィッチには、分厚いベーコンと、トマト、アボカド、レタス、チーズ、キャロットラペ、卵とマスタードマヨネーズが挟み込まれており、ボリュームも栄養もたっぷりの豪華な一皿となっている。
「行けなかった海の焼きそば」(860円・税込)は、にぎやかだった夏の浜辺を感じさせる焼きそば。海の家で出てきそうな目玉焼き入りシーフードソース焼きそばに、一切れのスイカとデンファレが一輪添えられた、華やかな中に郷愁を感じる一皿だ。
「魔女と竜のスープ」(800円・税込)は、濃厚なミネストローネスープに、ドラゴンフルーツと2切れのバゲットが添えられたメニュー。トマトの赤と、不思議な形のドラゴンフルーツが相まって、食べると魔力が高まったような気がする。
「夕陽が赤いオムライス」(1,080円・税込)は、「キングダムハーツ 358/2Days」の中で印象的に使われている夕陽のシーンをイメージしたメニュー。夕陽色のチキンライスにはカレーソースが閉じ込められており、カレーとケチャップが入り混じるパンチのある味わいだ。
「存在しなかった円卓」(980円・税込)は、シーフードと野菜をゴマ風味のディップでいただくサラダ。オクラ、エビ、ベビーコーン、カリフラワー、ブロッコリー、パプリカ、ミニトマト、紫キャベツ、さやいんげんなどカラフルな野菜が円卓の騎士のようにソースの周辺に並んだヘルシーなメニュー。野菜はその季節に合わせて変化する。
「シーソルトアイス」(650円・税込)は、ほんのりと海塩の風味が効いたサイダーアイスに、口の中でパチパチはじけるキャンデーとラムネが添えられた爽やかなスイーツ。デザートにぴったりの一皿だ。
どのメニューも料理としてのレベルが高く、おいしく食べることができた。特に筆者は約束のサンドウィッチがおすすめ。ヘルシーだがボリュームもあり、しかも「キングダムハーツ」を全力で感じることができる印象的なメニューだった。
「ディスティニーシー」はココナツをベースにブルーキュラソー、パインジュース、レモンジュースを使ったノンアルコールドリンク。ハワイのカクテル、ピナコラーダに似たトロピカルな味わいだ。
「プリンセスラグーン」は、南の島の入り江を思わせる淡い色味のカクテル。カルピスに、キウイとブルーキュラソーで2色の色をつけ、赤と緑のゼリーを飾ったかわいらしく甘いノンアルコールカクテル。女の子の夢が詰まったような一杯だ。
「トワイライトプロミス」は、ブラッドオレンジの夕焼け色に、ドライジンジャーエールとコーラを使用した、すっきりした味わいの柑橘系ノンアルコールカクテル。
「ダークシー」は、コーラをベースにぎっしりと詰まったかき氷にブルーベリーが点在する大人な味わいのノンアルコールカクテル。いずれも「キングダムハーツ」シリーズの印象的なシーンや風景を思わせるメニューになっている。
キャンペーン期間中に、スクウェア・エニックス カフェ3店舗のいずれかでフードを食べると特製ランチョンマットが、ドリンクを注文すると特製コースターがついてくる。ランチョンマットは3種類、コースターは5種類あり、どれがもらえるかはランダム。もらえるランチョンマットとコースターの絵柄は店舗ごとに異なっている。