ニュース

「DISSIDIA FINAL FANTASY NT」ステージに声優陣が集結

USJのXRライド、朗読劇など「FF」30周年企画を発表

9月21日~24日 開催

会場:幕張メッセ

 東京ゲームショウ2017のスクウェア・エニックスブースにて、2018年1月11日発売予定のプレイステーション 4用パーティー対戦型アクション「DISSIDIA FINAL FANTASY NT(ディシディア ファイナルファンタジー エヌティー)」のステージイベントが開催された。

 ステージに登壇したのは、プロデューサーの間一朗氏、ディレクターの鯨岡武生氏。さらにゲストとして声優陣が招かれ、スコール役の石川英郎さん、クラウド役の櫻井孝宏さん、ティーダ役の森田成一さんが登場した。

【トレーラー】
3対3のチームバトルに進化

 本作は3対3のチームバトル作品で、オンライン対戦が可能。ただし「ファイナルファンタジー」シリーズは、元がRPG作品であり1人で遊ぶというプレーヤーも多いことから、オンライン専用ではないことも強調された。具体的には、1人で遊べるストーリーモードが用意されており、カットシーンだけでも全部で60分以上の長さがあるという。

 ゲームシステムの特徴はブレイブシステム。〇ボタンでブレイブ攻撃、□ボタンでHP攻撃が出せる。画面の中央下に表示される数字が自分のブレイブの値となっている。ブレイブ攻撃は発生が早くバリエーションが豊富で、命中させると相手のブレイブを奪える。序盤はこのブレイブ攻撃を使って戦う。ただし、これだけでは敵は倒せない。

 ブレイブが貯まった状態でHP攻撃を命中させると、敵のHPを減らせる。ブレイブ攻撃で相手のブレイブを奪い、ブレイブを高めてからHP攻撃を繰り出すことで敵のHPを減らせるという流れになる。ただしHP攻撃は隙が大きく、出しどころが重要になる。

 先にゲームをプレイしているという森田さんは、「アクションゲームが苦手な人でも、ボタンを押していれば何とかなる。さらにやりこんでいってブレイブ攻撃やHP攻撃を使いこなすと戦略的に進めていけるのでは」とゲームの魅力を語った。

 本作に関する追加情報として、ユーザーインターフェイスをアーケードとノーマルの2種類から選択できることが明かされた。アーケードは現在稼働中のアーケード版のデザインをそのまま移植したもの。ノーマルは様々なサイズがある家庭用のテレビを考慮し、さっぱりしたデザインで画面の見通しをよくしたものだという。

ブレイブ攻撃でブレイブを溜めて、HP攻撃で敵を倒す
インターフェイスはアーケードとノーマルの2つを選択できる
出演者が3対3で対決。石川さんは森田さんに操作方法を尋ねながらプレイ

 一通りの説明の後、アーケード版の公式プレーヤーを務める芦澤佳純さんを加え、3対3のデモプレイが行なわれた。チーム分けは、間氏、櫻井さん、芦澤さんのチームと、鯨岡氏、石川さん、森田さんのチーム。

 声優陣の中では、森田さんが慣れたプレイで芦澤さんと熱いバトルを繰り広げる裏で、同じチームの石川さんはコントローラーのボタン配置すらわからないという有様。隣の森田さんがコーチ役状態になるも、ジャンプすらできず誰もいない場所をうろうろしてしまうシーンも。実は台湾のゲームイベントで1度プレイしていたそうだが、「ボタン変わったでしょ?」とゲームのせいにするなど(変わっていないらしい)、いろいろな意味で会場の注目を集めていた。

「XV」のノクティスが参戦

 プレイ後には各種情報が発表された。まずゲーム内の話題として、「ファイナルファンタジー XV」から参戦するノクティスの紹介が行なわれた。「XV」の開発チームの協力を得ながら作られており、「それっぽさも出ているはず」という。キャラクターとしてはスピードタイプで、専用EXスキルとしてシフトを搭載。HP攻撃などにもシフトを使うという。また映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」のような戦い方ができるようにもしており、シフト中にLスティックの入力で剣を投げる方向を変えられたりもするという。

 続いては店舗特典の紹介。Loppi・ローチケHMVではノクティスの正装、PlayStation Storeではクラウドの釘バット、スクウェア・エニックス e-STOREではガーランドの武器がもらえる。初回生産特典は、兜なしのウォーリア・オブ・ライト。またスクウェア・エニックス e-STOREの限定販売として、ウォーリア オブ ライトのフィギュア(胸像)などが付属したアルティメットボックスも用意される。

各種購入特典
アルティメットボックスは会場に展示されていた

 次はゲーム外の企画が紹介された。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)において、「ファイナルファンタジー XRライド」が2018年1月19日よりスタートする。VRヘッドセットを装着してコースターに乗るというアトラクションで、映像はビジュアルワークスが担当する。

 現在はまだ制作中のため、内容は語れないとしているが、「セフィロスは登場する」そうだ。公開された企画のメインビジュアルには、スコール、クラウド、ティーダの3キャラクターも登場しているのだが、「『ファイナルファンタジー』30周年で、USJと組んで物販などいろいろとやるので、(メインビジュアルに描かれたキャラクターが)必ずしもXRライドに出るわけではない」という。

USJとのタッグで「ファイナルファンタジー XRライド」が登場。果たしてどのキャラクターが登場するのか?

 「ファイナルファンタジー」30周年企画としては、朗読劇「DISSIDIA FINAL FANTASY SECRETUM -秘密-」が、記念日に合わせた12月18日と19日に中野サンプラザにて開催される。出演は石川英郎さん、櫻井孝宏さん、森田成一さんと、「ファイナルファンタジー VII」でセフィロスを演じた森川智之さん、そして配役は未公開の小野友樹さん。

 最後に他のゲームとのコラボとして、10月19日に発売予定のPS4/PS Vita用「いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th ANNIVERSARY」に、クラウド、スコール、ティーダが参戦する。既に収録を終えている森田さんは、「絶対にティーダが言わないようなセリフもあって面白かった」と語っていた。

30周年記念の朗読劇が行なわれる
「いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th ANNIVERSARY」に3キャラクターが参戦決定
【スクリーンショット】