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たくさんの試遊台でゲームが楽しめるインターグローブース
イチオシは、体に機械を埋め込み敵を粉砕するアクション「The Surge」
2017年9月23日 10:04
インターグローは、「ファーミングシミュレーター」や「シャーロック・ホームズ -悪魔の娘-」など海外のゲームをローカライズし、積極的に販売している、筆者のような“洋ゲーファン”には応援したくなるメーカーである。ゲームショウでは、多数の試遊台を設置してファンにアピールしている。
今回の出展タイトルはゴブリンが主人公の「スティクス シャーズ・オブ・ダークネス」、ラリーレーシング「WRC 7」、オフロードレーシング「グラベル」、バイクレーシング「MotoGP 17」、2Dアクション「シャンティ ハーフ・ジニー ヒーロー アルティメット・エディション」そしてハードなSFアクション「The Surge(ザ サージ)」である。特に「The Surge」はたくさんの試遊台があり、冒頭部分をプレイできた。今回はこのゲームの感触を紹介したい。
機械と一体化した体で敵を粉砕する無骨なアクション「The Surge」
「The Surge」は何らかの理由で車いすでの生活を送ることになってしまった男が主人公だ。彼は“就職”を希望し、インプラント手術を受けるため、企業ビルに向かう。このインプラントの映像が衝撃的だ。麻酔すらないような感じで、固定した男の体に直接ドリルのような長いネジが突き刺され、鉄骨でできている無骨な“外骨格”が接続されるのだ。接続部分から血が出てるし、男は悲鳴を上げてるしで、とてもまともな手術には思えない。
そして男は目を覚ます。砂漠の中の工場のような場所にいて、浮遊するマシンが男の体を引っ張り、どこかに連れて行こうとしている。男はマシンを蹴り飛ばし、近くにあった鉄板のような切断工具をふるってマシンを破壊、何が起きたか確かめるために探索を開始する。
「The Surge」は強化外骨格をまとった男が行く手を遮る機械をぶった切り、たたきつぶすアクションRPG。最初の男の外骨格は故障しており、これを直すための探索から始まる。施設なども損傷を受けているが、どうやらものすごく大規模な磁気嵐(サージ)が発生し、機械が暴走しているようだ。周囲には男のような外骨格をまとった人間もいるが、すでに死んでいるようで、機械に無理矢理動かされ、こちらを見ると攻撃してくる。
男はそんな敵だらけの状況の中で、戦っていく。アクション要素が強く、敵のパターンを見切り、防御や回避を駆使してダメージを与えていく。経験を積み敵からパーツを奪ってパワーアップという要素が強いようだ。
殺伐とした世界観に絶望的な状況だが、男は「再び自分の足で立てるなんて素晴らしい!」と非常に前向きである。タフな主人公が生き残るために奮闘する激しいゲームになりそうだ。スクリーンショットでは巨大なボスなども確認できる。じっくりプレイしたくなる作品だ。