アトラス×ヴァニラウェアの「ドラゴンズクラウン・プロ」、「十三機兵防衛圏」スペシャルステージ開催

　アトラスは東京ゲームショウ2017において、アトラス×ヴァニラウェアの「ドラゴンズクラウン・プロ」と「十三機兵防衛圏」を紹介するスペシャルステージを開催した。

　MCとして登場した声優の磯村知美さんは、今日のステージで期待することとして「PS3で『ドラゴンズクラウン』をプレイしたので、『プロ』になってどの辺が変わったのかが気になります。『十三機兵防衛圏』も、続報が出るまでみなさんと2年待ちましたので、新しい情報をゲットして帰りたいです」と宣言。

　ここで、スペシャルゲストとしてでんぱ組.incの古川未鈴さんが登壇。「朧村正」を遊び、そのときに“ヴァニラウェアという会社凄い！”となり、「ドラゴンズクラウン」、「オーディンスフィア」とプレイしてきたそうだ。今回「ドラゴンズクラウン・プロ」になったということで、期待度MAXですとコメントした。

右が声優の磯村知美さん、左がでんぱ組.incの古川未鈴さん。2人とも、ヴァニラウェアの熱心なファンだ

　最初に「ドラゴンズクラウン・プロ」のPVが流され、これを見て磯村さんは「実は、ベイシスケイプの崎元 仁さんが大好きなんです。PVはオリジナル音源でしたが全曲オーケストラバージョンになるということで、早く聞きたいです」とコメント。古川さんは「食材を選んで料理を作るのが滅茶苦茶懐かしいです。ヴァニラウェアと言えばお食事のシーンだと思うので、それが4K画質になったらより美味しそうになると思うので、そこが期待です」と感想を述べた。

　ここからは実機を使ってのプレイが披露され、助っ人としてアトラスのスタッフ・宇田洋輔さんがステージに招かれた。3人とも「ドラゴンズクラウン」を遊び慣れていると言うことで、いつも選んでいる種族を選択しゲーム開始となった。チュートリアルで操作方法を思い出した3人は、コンボ技などを使い道中の敵をなぎ倒し、問題無く先へと進んでいく。

　道中には寄り道ポイントがあるのだが、そちらにはいかずに先へ進んでくださいとのスタッフからの指示に「寄り道したいー！」と嘆く場面も（笑）。また「ヴァニラウェアに登場する女性キャラは、みんなグラマラスですよね」、「こうして直接顔を合わせながらのプレイは楽しいですよね」など余裕を見せるトークを披露しつつ、難なくボスのハーピーへとたどり着いた。ここも、3人の協力攻撃で苦戦せずに倒し、無事クリアとなった。

　プレイ終了後に感想を聞かれると、「手元の4Kモニタで見ると、凄く綺麗です！ ぜひ、体験していってください」と磯村さん。古川さんも「絵が鮮明に見えるというのは非常に良いと思います！」と、2人とも映像クオリティに太鼓判を押していた。

「登場する女性がみなグラマラスなのはなぜなの！」などの会話をかわしつつも、手慣れた感じでボスのハーピーを撃退。3人共に上級プレイヤーの腕前を発揮していた

　続いて、2015年に発表されてから続報の無かった「十三機兵防衛圏」の情報が、ついに公開された。その一報に、ステージだけでなく観客席からも歓声が飛ぶ中でPVが流されたが、その圧倒的な映像力に会場は一瞬静寂に包まれたほど。

　映像終了後に感想を聞かれた磯村さんは「ヴァニラウェアさんの作品は、ファンタジー＆アクションゲームというイメージが強かったんですが、今回は現代寄りの舞台っぽいのと、合わせてSF感もにじみ出ていたのが気になります。しかも女の子がブルマを穿いている！ 最近は廃止されてるはずなので、そこから昭和感を感じたのですが（笑）」と独自解析を披露し、古川さんは「ヴァニラウェアさんが描く現代の日本を初めて見ました。駅の感じなど、ヴァニラウェアさんが描くとこうなるんだなあと。個人的に気になったのは、ロボットに登場している人物の描写が完全に裸だったことです。さらに、なぜか女の子がスカートをチラりとしているシーンも気になりました！」とコメント。

これまでのヴァニラウェアのタイトルにはなかった、現代寄りの舞台にロボットというSF感が盛り込まれたPVが流され、その場にいた全員が夢中になって視聴していた

　そんな謎だらけのPVに対して、あらかじめヴァニラウェアの開発陣に気になることを3つ聞き、答えをもらっていることが明かされた。ところが、公開できるのは時間の都合上1つのみとの宣言が。そこで、本イベントがニコニコ生放送にてライブ配信されていることを利用し、ニコニコ生放送に付いているアンケート機能を使用して視聴者からアンケートを採ることに。結果、選ばれたのは3番の「女の子は何をしている？」に決定！

　そして明かされた答えによると、彼女たちはロボットを動かすスイッチが体のどこかにあり、それがスカートをめくったところだったりする、ということだった。実は、ヴァニラウェアが2013年に配った年賀状の裏に、同じイラストが描かれていることも同時に公表された。磯村さんもこの年賀状をもらっていたそうだが、当時は新作だとはもちろん気づかず、今日初めて2013年から開発されていたと言うことを知ったそうだ。

　しかし、1つの謎が明らかになったものの、「ロボットを動かすスイッチは生体スイッチなんですかね？」などの疑問が続出。より不明点が増えてしまったが、ここで時間がきてしまい、発売日が2018年に決定したとのアナウンス後にイベントは終了となった。

3つの質問から視聴者投票で選ばれた3番の回答として、2013年にヴァニラウェアから送られた年賀状が公開された。3人とも太ももや脇、顔にロボットを動かすスイッチがあるのがわかるだろう