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「スーパーマリオ オデッセイ」スペシャルステージの模様をお届け
「RAGE」で「スーパーマリオ オデッセイ」の体験会を開催
2017年9月18日 21:09
9月18日に東京・有明にある東京ビッグサイトにて、「RAGE vol.5 with シャドバフェス」が開催された。ここでは国内初のプレイアブル出展となるNintendo Switchソフト「スーパーマリオ オデッセイ」の体験会が開催されたほか、ゲーム内容を紹介する「『スーパーマリオ オデッセイ』×RAGE スペシャルステージ」も開催された。ステージにはMCとしてヒャダインさんのほか、本作のディレクターである元倉健太氏、でんぱ組.incの夢眼ねむさんと成瀬瑛美さんが登場した。
まずは元倉氏がゲームの概要について解説。「スーパーマリオ」シリーズには2Dのものと3Dのものがあるが、3Dのものの中でも「スーパーマリオギャラクシー」のような「コースクリア型」のもののほか、「スーパーマリオ64」や「スーパーマリオサンシャイン」のような「箱庭探索系」の2つに分かれる、と元倉氏。今回の「スーパーマリオ オデッセイ」は、2002年に発売された「スーパーマリオサンシャイン」以来15年ぶりの箱庭探索系のゲームとなる。
元倉氏が初めて「マリオ」シリーズに関わったのは、入社2年目の時の「スーパーマリオサンシャイン」だそうだが、それからこれまでの間、チーム内でも作りたいアイディアをため続けていたという。こうしたものを詰め込んだのが本作、というわけだ。
本作のストーリーは、クッパとピーチ姫の結婚式をするという招待状がマリオの元に届き、それを阻止するというのが最終的な目的となる。今回の冒険は帽子の「キャッピー」と一緒にマリオは戦うことになるが、ピーチ姫の頭には、キャッピーの妹「ティアラ」が乗っかっている。この妹もダブルで助けるという物語だ。
本作の世界には「都市の国 ニュードンク・シティ」、「砂の国 アッチーニャ」、「料理の国 ボルボーノ」、「森の国 スチームガーデン」、「帽子の国 カブロン」、「滝の国 ダイナフォー」といった国々が登場する。この中をマリオは探索して、ピーチ姫を探すことになる。マリオはコインを集め、それを元に服を買ったりして冒険を進めるが、コインには、その国でしか使えない紫色のローカルコインと、どこでも使える黄色の共通コインの2種類が用意される。Yボタンを押すことや、Joy-Conを振ることで帽子を投げて敵を倒したり、キャッピーの能力である「キャプチャー」を使ってオブジェクトを操ることができるのと言うのはすでに紹介した(http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1065036.html)通りだ。途中に登場する「パワームーン」を集めながら、次の国を目指していく。
パワームーンについては、いろいろなところに隠されているので、自分が気になったところを進めていけば何かが得られるという構成になっているという。不安定で登りにくそうな所にパワームーンがあったりするのだが、そこを登って取ったときの快感はたまらないのだとか。「今までの『マリオ』シリーズの伝統をたどっている。過去のタイトルを把握しているし、スタッフがこれがあると面白いというものを入れていったら大変なことになった」(元倉氏)そこからのブラッシュアップにより本作は作り込まれている。ちなみにパワームーンは国によって色が異なっているそうだ。
また本作については、音楽がおしゃれだという声も。これについては「優秀なスタッフがいるし、ジャンプアクションなので、ジャンプしたときに遊びやすい音楽を作っている」と元倉氏。「ジャンプしたくなるような曲とか、どこでも自分のタイミングでジャンプできる音楽にしてもらっている」(元倉氏)。
「ところでルイージはどうなっているんですか?」とヒャダインさんが聞くと、口ごもる元倉氏。どうやらまだ発表はできないようだが、どこかで登場することもあるのかもしれない。
ここででんぱ組.incの2人によるデモプレイへ。体験するのは「砂の国 アッチーニャ」だ。まずは夢眼さんから。なかなか慣れない操作にかなり手こずるのと、あまりにも自由すぎる行き方に困惑するヒャダインさんと元倉氏。中でも両手のJoy-Conを振ってキャッピーを回すアクションを気に入った夢眼さん。途中、土管の中に入ってマリオが2Dになるのを見て「懐かしー!」と歓声を上げる。
ここで今度は成瀬さんにチェンジ。壁から脱出するとまた3Dに戻るマリオ。そこから進もうとするが、下に落ちて砂に埋もれてしまう。「Bボタンでジャンプしてください!」と元倉氏から声が飛ぶ。何とか復帰して塔の近くまで進む。今度はまた2Dのマリオだ。2連や3連のキラーが飛んでくる中をかいくぐって進む。「ここはちょっと難しいですよ」と元倉氏。しかしうまくかわしつつジャンプで上に進み、無事パワームーンをゲット。
デモプレイを終えて「めちゃくちゃ面白いです!世界観もそうだけど、いろいろとやれることがあって楽しい」と夢眼さん。成瀬さんも「今のところはスリルがあったけど、頑張ってやったので達成感がすごい!」と語る。
そして最後は来場者とOPENREC.tvの視聴者へのプレゼントチャレンジに。お題は都市の町にあった縄跳びゲームだ。これは縄跳びを回している女性がいて、そのお誘いを受けたら縄跳びをひたすら跳ぶというもの。30回以上飛ぶとムーンがもらえるので、プレゼントも30回を飛んだところでもらえるという決まりになった。「上手ではない」という2人だが、じゃんけんをした結果、夢眼さんがチャレンジする事に。
しかし……。5回はクリアするものの、スピードが上がると失敗をしてしまう夢眼さん。飛んでいる最中に帽子を投げてしまう。何回か再チャレンジするも失敗してしまった。そこで成瀬さんにスイッチするが……。またもや帽子を投げたりして、こちらもあえなく撃沈。そこで体験版で45回飛んだというヒャダインさんに白羽の矢が立てられる。「プレッシャーに弱いんですよ」というヒャダインさんだが、そこは意地のプレイ。5回飛ぶ。スピードが速くなる。10回飛ぶ。スピードが速くなる。5回重ねることにスピードアップする。そして25回、26回……無事30回を達成した!
こうしてチャレンジは終了したが、最後に成瀬さんは「めちゃめちゃ楽しくて汗をかきました。負けず嫌いなところもあるので」とコメント。また夢眼さんは「マリオシリーズをやってきたけど、今までの要素もたっぷりあって新しいこともたくさんある。めちゃめちゃ楽しかったので絶対に予約したい」と語る。またボーカルソングが付いているも紹介され、「ゲーム中に登場するので聞いてください」と元倉氏。「ようやくここまでお届けできるようになった。発売まであと少しですが、どうぞ楽しみにお待ちください」と最後に元倉氏は語った。