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ウルトラマンシリーズ初となる360度VR特撮作品が登場!完成披露体験会を開催
全国の「VR THEATER」及びウルトラマン関連イベントにて展開
2017年9月12日 11:56
円谷プロダクションとポニーキャニオンは、ウルトラマンシリーズ初となる360度VR特撮作品「ウルトラマンゼロVR」および「ウルトラファイトVR」を10月1日より全国の「VR THEATER」及びウルトラマン関連イベントにて展開する。「VR THEATER」は、全国の複合カフェ(インターネットカフェ・漫画喫茶)、ホテル、カラオケ、ゲームセンター等で気軽にバーチャルリアリティを体験できる店舗常設型サービス。視聴料金は各600円(税込)。
製作は最先端のVR映像技術を持つejeの協力のもと、「ウルトラマンX」や「ウルトラマンオーブ」でメイン監督をつとめた田口清隆監督を迎え、ウルトラマンシリーズを手がける特撮スタッフにより行なわれた。
作品紹介
「ウルトラマンゼロVR」(体験時間:6分40秒)
【「大都会の戦慄 エレキング対ゼロ」】
東京都港区某所。オフィスビルでの会議中、突如、宇宙怪獣エレキングが出現する。命からがら非常口の扉を開けると、そこでは巨大怪獣とウルトラマンゼロのバトルが繰り広げられていた……!
完成披露体験会を開催
リリースに先駆け、9月11日にポニーキャニオン本社1階にて完成披露体験会が開催された。完成披露体験会では本作の監督である田口清隆監督と、スペシャルゲストとして辻本貴則監督(「ウルトラマンX」、「THE NEXT GENERATION パトレイバー」他)が登壇し、本作の見所やVRの可能性についての対談が行なわれた。
登壇者のコメント
【田口清隆監督コメント】
VRはその場に居る気持ちになれる没入感が1番だと思いますが、ウルトラマンゼロと怪獣が戦っている特撮シーンと、後ろに居る人々が驚いているシーンをかみ合わせるのに1番苦労しました。ラジコンにVRカメラを載せて逃げるシーンを撮影したり、サウンドにも様々な仕込みを入れたりしています。技術的には過渡期なので、やれる事は色々あると思います。VRは周りが全て映ってしまうので通常のスタジオ特撮では出来ず、苦労した点も多々ありましたが、TVシリーズよりも贅沢な事をやらせて頂きましたので、是非ご覧ください。
【辻本貴則監督コメント】
VR作品を体験しましたが、臨場感が半端ないですね。田口監督がVRをちゃんと踏まえた演出をされているので、じっくり没入できます。「ウルトラファイトVR」は田口監督が趣味に走ったなと思いましたが、「ウルトラファイト」の良いところと、今だから出せる巨大感のさじ加減が上手いですね。山田二郎さんのナレーションもチャーミングで「ウルトラファイト」の時からの進化も感じられます。新しい表現を観たクリエイターが悔しがって、さらに新しい見せ方を考えてくれるのじゃないかなと期待しています。自分もアクション映画で新たな領域を探したいと思いました。
©円谷プロ ©ウルトラマンゼロVR 製作委員会